忍者ブログ
Admin / Write
ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.05.20 Mon
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008.02.16 Sat
映画を先に見て、原作はどんなものかと読んでみた。
短編集だと聞いていたので、さぞかし映画は膨らませたのだろうと思ったが、原作のイメージを損なわず、かつドラマチックに膨らませてあったので
映画は映画でよかったように思う。

個人的には夕餉が一番心に残った。
自分の心情に近い部分がいくつかあったからだと思う。

この短編集は、所謂ブルーカラーが多くでてくるが
あとがきを読んで、元々はそれがテーマなのだと知り納得。

人の仕草や言動など、ふとしたことで「いいな」と思うものを
『風味』と表現しているところが面白い。
あとがきまで含めて、『まさに風味絶佳』で終わるところに
この短編集が『風味絶佳』というタイトルで刊行されている意味を知る。
非常にまとまりのある、完成された作品で、
ここまで読み応えのある短編集は久しぶりに読んだように思った。

拍手

PR
2008.02.13 Wed
海鳴り
潮の香り

私には良いものなので。
それが怖い気持ちはあんまり分からない。

記憶って不思議なもので。
絶対過去はかすれたり美化されるし。
本当にこの記憶は自分が経験してきたことなのか?
突き詰めて考えるとあやふやで、自信がなくなる。

記憶に音と匂いがあって、生々しくてリアルに感じても
それも幻覚なら
出会って触れ合っているときしか現実じゃないのか?

それでも一人で海鳴りに堪えることが強さなのか。

強さってなんだろう?



今回は珍しくオチが予想がついて、前2作ほど裏切られた感がなかったのと
同じ女として読んでいてかなり痛かった。

ネタバレですが



攫われて薬漬けにされて儀式に参加させられるとか
好きな人が別の女と結婚して、自分は好きでもない男と儀式をしなければならないとか
別人格になりかわって人を殺してしまうとか
その罪をかぶってやろうとするとか

あまりに痛々しくて。

あの人たちは全体、幸せになれるのだろうか。
あの人たちの幸せはなんなのだろうか。

拍手

2008.02.10 Sun
村上 春樹さんの作品は、ノルウェイの森に引き続き2冊目です。
ノルウェイの森は、かなり嵌りました。

淡々と語られる情景や世界や孤独感
しとしと霧雨にずっと打たれているような
でも冬ではなくて、春とか秋とかいう季節で
寒くて辛い痛い雨ではないような
そんな世界観にかなりやられました。

このねじまき鳥クロニクルも、3部作のうちまだ1冊なのですが
すっかり世界観に引き込まれています。
舞台がどこなのかすらわからない展開から
ふと出てくる地名や固有名詞や
こういう引き込み方は、流石だなと思います。

間宮中尉の回想は、読んでいてかなり辛かったです。
ただ、そんな経験をして、予言を信じる気になったり
身動きのとれない井戸の中で
差し込む光の中で死を感じたり
そういうことはすごく、わかる気がします。

拍手

2008.02.09 Sat
テレビでやっていたので、見てみました。
本当はこれ、劇場に見に行きたかったんですけど
時間がとれなくて行けなかったんですよね。
見られて良かったです。とても切なかった。

十代じゃなくても、やっぱり恋は切ないもので
必死なもので
まぁ必死じゃない恋愛もあるのでしょうけど
私の性格上どうしてもそうなってしまうので
見ていてとても苦しくて。

シュガー&スパイスって、
恋愛には甘いところもあれば辛いところもあるって意味かと思ってたら
女の子は、って話だったのですね?
タイトルロゴよくよく見たら、小さく書いてあった。

女ってのはタイミング勝負で、して欲しいと思ったそのタイミングで
それをしてくれるのがいい男だっていうのは
勝手なようだけど確かにそうだったりして
帰宅のタイミングとか、プレゼントを渡すタイミングとか
そんな些細なことのようで
そんなすれ違いが取り返しのつかないことに広がっていってしまう

良い方向へ転がることもあれば
悪い方向へ転がることもあって


忘れようとか、やめようとか、迷ったり傷ついたり叫んだり
人が信じられなくなったり、それでも信じようと思ったり
どうしても忘れられなかったり、選べなかったり覚悟をしたり

恋に限らず、人はそうやって生きていくんだなと。


追いつけるはずもないのに自転車で追いかけるシーンが
とても切なかったです。

拍手

2008.02.08 Fri
正直途中で、「は?で?」って思うことがあって
解説読んだらどうも私小説だったみたいで。
イッヒロマンじゃなくて日本語的な私小説ね。
作者が主人公で実体験を語るようなものに近い小説だった。
のでなんだか納得。
本人には重要な事柄でも、傍から見たらそうでもないことってあって
それを小説として仕立てられても
作者に共感できない以上無理っていう
それだけの話なんでしょう。きっと。
小説の良し悪しではなくて。
合う合わないの話。


一方的に知られていて、
「大きくなったね」
って言われても
こっちは覚えてなくて
知らないオジサンオバサンの家で寝起きを共にする
そういう心細さなら共感できる。
けどそこで私はオジサンに恋心を頂いたりはできなかったから
その時点で多分ひいちゃうんだろうな、と。

だからイマイチ感情移入できないままに
彼女が死んでしまったので、「はぁ」って思ったんだと思う。
私小説が嫌いなわけではないんですけどね。けして。

拍手

2008.01.26 Sat
友人からのお薦めで読んでみました。
うぶめで分かっていたこととは言え、恐ろしいほどに緻密な伏線。
写真、挿絵、資料として添えられる文章など、全てが効果的です。
今回は関口先生が語り部なだけに、ある小説の挿入がまた素晴らしい。
読んでいるだけで空恐ろしく不気味な心持ちになり、
意味がわかったときには尚更恐ろしくなります。
全ての謎がとかれ、伏線もつながったかに見えたところで、
最後に更に駄目押しで、数行に満たない分かりにくい伏線がつながってきます。


以降ネタバレ。

冒頭の方で少女二人の会話の中に、こんな台詞があるんです。
「君が私の、私が君の生まれ変わりなんだ。」
死んでしまえば時間など関係無い。たまたま同じ時代に生まれてしまっただけなのだと。
「私が死んで君になる。君が死んで私になるのさ。私達は死に変わり、生まれ変わって、いつまでも永遠に今のままなのさ」

この世界観にずっしりやられました。

生まれ変わりという概念はあれど
同じ時代に生まれ変わるという発想が今まで私には無かったので…

人は自分に似た人を探すのが心理ですが
生き別れた双子がそうと知らず恋に落ちて結婚しようとしたとか
切ないニュースも先日ありましたけど
相手が本当に自分自身だなんて、これ以上の代わりはいない。

しかも同じ時代に生きていて、
死んだら私はあなたになり
私の姿をしたあなたと出会う。
繰り返し繰り返し、出会い、別れる。
気が遠くなるほどの、永遠。

これはある意味で、本当に『永遠』だ。


衝撃的なラストでした。

拍手

2007.12.19 Wed
人の薦めで読んだ本。非常に面白いタイトルの本だが、
内容は正直気分は良くなかった。
最後まで読みきって少しは改善されるのだが、ところどころ吐き気がする描写が多い。
筆者の興味のある事柄、調べたことを兎に角ぶちこんだように見えてしまう。
小説とは得てしてそういう物であるということを差し引いても
雑多で無理に色々な事柄が語られ、会話による説明が多くて読みづらい。
男性が描いている女性にありがちな描写も多い。
残虐なシーンが必要以上に克明に描かれている気がしてならなかった。
確かに物語の要請上、人間というものを描くには必要なシーンかもしれない。
しかしながら、これが文学という形をとっているからこそ絶賛されているものの、
アニメや漫画なら間違いなくPTAが騒ぎ出し、教育に悪いと放映や発刊を
中止にさせられてしまうだろうと思わざるを得ない。
これはこの物語や筆者に非はない部分ではあるが
ここにもこの小説を読んでいて感じる『人間とは』という部分がよく現れている気がする。

ふとしたことで感じる相手への違和感と、それによる恐怖。
人間とは一体なんなのか。

以降ネタバレ。

拍手

2007.12.14 Fri
薦められて読んだ本なのだが、正直自分の好みではなかった。
同じ女として不幸で可哀想だから、ということもあるが
如何にも男が想像で描いた女性像だとしか思えなかったのだ。

実際問題、女性はもっと強かで、切羽詰れば現実主義だし
確かにこの主人公も強く生きてはいるのだが
どうも現実の女性的には思えない。
非現実的なのに緻密に丁寧に描かれているので、
遅々として物語は進まず、読んでいて飽きてしまう。

寧ろもっと利己的だったり、恋に生きてくれた方がリアルだったし
読後感ももう少し良かったのではないだろうか。


以降ネタバレ。

拍手

2007.12.09 Sun

読み出した頃は高校生だったんですけどね…。
今ではすっかり遠い昔で、卒業生を送る会で体育館に椅子を持って移動、とか
やたら懐かしいですね。
以下ネタバレ。


真にはちゃんと答えを出しましたね。
ヒナも平ちゃんもお互い考えすぎてすれ違っているのが切なくて痛々しい。
それ以上に、成ちゃんが万ちゃんに言ったことが感動した。
かなり偉いでしょう。憧れのお兄さんなわけで。
自分に女の子らしさの欠片も無いと思って自信もなくて。
相手はもてるし優しいし、自分のことを妹みたいに思っていて
でも自分の気持ちに多分気付いているだろうっていう状況で
告白するのは物凄く勇気がいることだと思う。

番外編も非常に良かったと思います。
爽やかなのに、現代の子供たちの闇も丁寧に映し出しているところが
っポイの凄いところだ。
マナブとサトルの未来がこうなっているというのは
少し気にもなるけれど、リアルで良いと思う。

拍手

2007.12.03 Mon
試写会で映画を見て気になったので、読んでみました。
映画は随分と綺麗に劇的に仕上がっていましたが、やはり映画用の
アレンジだったようです。
舞台もそもそも原作は函館ではありませんし
たまきちゃんをひっぱたくのも太郎くんのお母さんではありません。
たまきも本人がDJだし、クラッチと結婚しているのは正直がっかりしました。
タエさんがゲストに来てくれるシーンなどは感動しましたが。

映画を先に見てしまったので、それに比べて緩急が少なく感じました。
お父さんの心の動きは説明されており、映画よりもより理解できました。

この小説自体に不満はありません。
ただ、読み手がこれに嵌る理由が正直分かりません。
後ろの方に、『事実を元にしたフィクション』とありました。
個人的にはこの言い草が、ずるいなと感じます。
そういってしまえば、結局どこの部分がノンフィクションなのかは
読み手側にゆだねられ、読み手は勝手に自分がそう思いたいところを
事実だとして受け取るわけです。

元気だった少年が突然不治の病に倒れ、死ぬ。
悲しいに決まっています。
悲しいお話を元にして、より一層悲しくなるように創作したら、
『泣ける感動物語』に仕上がって当たり前です。
それは、浅いのではないでしょうか。
そしてそれを求める一般大衆は、単にストレス解消の道具として利用して
単に泣きたいだけのように思えてなりません。

昨今こうした『泣ける物語』が流行していることに
危機感を覚えるのが正直なところです。

拍手

2007.11.28 Wed
笑えばうまくいく、と自分を誤魔化して笑っていれば
結局無理がたたって時々駄目になる。
ヒビキくらいの年齢だったら尚更のこと、疲れるだろうなと思う。
正直ヒビキは、私も好きではない。多分目の前にいたら
可愛がるどころかむかつく。
でも、確かにすごい生き物、ということは分かる。偉いとも思う。

源司さんはかなり好きな人だ。
「おまえなんか俺にかなうわけねぇ。ギター弾いてやがれ」
という台詞から感じるプロ根性や、尚への思いやり。
自分がローディまでつとめるほど愛したバンドが解散するのは
それはひどく辛いことだったろうし
「続ける為に続けるのか」と言われたら頭にもくるだろう。
その真っ最中にいた彼にとっては。
でも心が生きているかは関係なしに続けるというのは、やはりひどいことだと思う。

怒ってるのに似てる。怒るとか笑うとか名前ない気持ち
この表現、秀逸だと思った。
不思議に静かで、でも溢れて燃えるような気持ち。
好きな人に対して、心底「キライだな」と思う気持ちとか。
根性があるわけではなくて、ただ、自分の場所だから。
本当のことなんかどうでもよくて、今は負けたくない。
そういう気持ち。

生理痛のことが書いてあるのは、ちょっと驚いた。
でも女子用のラノベだし、今時問題もないだろう。
確かにこの記述も必要だし。女であることがいらなくて、邪魔になるとき。
やっぱり一生懸命やっている間で、あるから。
ただそういうことも含めて、弱い音も、見えないところで鳴っている音も
全て含めて本当はいらないものなどなにひとつなくて。

安心したいだけのヤツなんか芸術の世界にいられない。
好きな音楽を好きなままでいたいだけ。
この源司さんの台詞も良かった。
安心したいんじゃない。好きだから。やりたいから。ただそれだけ。
周りから無防備に見られたとしても、ただそれだけなんだ。
そういうもので、だから大切で。
それは真剣にやっていたらみんな同じで。
だからこそ坂本くんも、
そういう気持ちが自分にしかないと思っているなら変だ。
自分だけラクな立場にいるのやめなよ。
と言うのだろう。

筏で、四人で、海を行く。
そういう『仲間』と感じられる人とだから
どんなひどい航海でもやめたくなくて、この先を見たくて
ただ進めるのだろうと思う。

拍手

2007.11.02 Fri

久しぶりに新たなラノベ新規開拓。
別件で色々探し物していて、名前を聞いたことのある本だったので
アニメ化になったり色々しているものなので、読んでみようかと。
結論から言うと、面白かった。
こういう話は、結局もうガンダムという金字塔があまりにでかすぎるから
似ていたら似ていると言われ、変えたら変えていると言われ
何かとガンダムだのエヴァだのと引き合いに出されて比べられてしまうものだ。
主人公のクラスメートが戦闘に参加する、という設定は、ともすれば名称が違い
設定が多少違うだけのガンダムの何番煎じになりかねないところだが
ネタがいいのだ。

戦闘シーンの描写はやや疑問もあるものの、物語のメインが
『子供が宇宙でロボットに乗り敵と戦う』ことではなく、
クラスメートと距離が離れ、同い年のはずが年齢も離れて何年も時間を要してメールのやりとりをすることに置かれている。
淡々と感情的にならず書かれており、突拍子もない設定にもすんなり馴染める。
如何にもライトノベル的な浅い文が個人的にはやや気になったものの非常に面白く読めた。
30分ほどのアニメーションならば、成程淡々と爽やかに描かれぴったりだろう。

本文は勿論、深夜に明かりのついた窓、そこへ届けたくてというあとがきにも感動してしまった。

拍手

2007.11.02 Fri
先日『橋』を見に行ってもらったチラシ、『38℃』。
キャッチコピーがたまらなく好きで取ってみたチケット。
が、諸事情により演目が変わると。
お目当ての俳優陣は追加はあれど変更はないので見に来た。

場所は恵比寿site。ギャラリーと聞いてはいたけど
入ってみてびっくり。
教室より狭いスペースの後ろ半分に、台や座布団や布で作った
15cmほどの高さの長椅子調のものが並んでいるだけ。
パイプ椅子ですらない。
最前列に至っては床に敷いた布に直接で、段すらない。
整理券番号が16で、最前列にも行けたんだけど、2時間安座はきつい
と思い2列目に。それでも段が低いし、満員電車並に前後左右の人と
至近距離なのでかなりきつかった。
特に左の人の観劇態度が雑でうざかった。

が、お芝居はとても良かった。

ストーリーは、731部隊の幹部と衛生兵合計7名に封筒が送られてきた。
中身は空。封筒に、場所と日付のみ記されている。
一体誰がなんのために呼び寄せたのか。
その頃、帝銀事件が起きていた。使われた毒はなんなのか。
犯人は素人ではない。この7人の中にいるのではないか。
一体なんのために。
犯人が捕まることで、731部隊でしていた実験のことまで世間にばれてしまうのでは
と恐れ、彼らは呼び寄せられた旧陸軍軍医学校跡地に
定期的に集まり、互いを見張ることにする…。

というもの。

幹部連中は少将、大佐二人、中佐二人、少佐一人。その中にひとりまじる衛生兵。
何故衛生兵が呼ばれたのかという謎。
事件で使われた薬物はなんなのか。犯人は誰なのかという謎。
話が進みその謎のヒントと共に、大内さん演じる辰沢大佐の
現在の仕事や妻が病気であること、妻とうまくいっていないこと
731部隊でのことなどが次々と明らかにされていく。

狭い室内で、実力のある役者さんたちが声を張り上げるたびに
壁がビリビリと鳴る。
それだけでも迫力だった。
目を真っ赤にして訴える衛生兵。
ひとり疲れて佇む大佐。

重い過去を抱えて、人は生きていけるのだろうか。
事あるごとに甦る記憶。それは、棄て去りたくとも拭えない記憶。
悪とは何なのか。
罪とは。
罪は贖えるのか。

心に重く残った。


会場に残っていれば、役者さんたちが戻ってきたらしいのだが
会っても緊張するだけだし
足腰も痛いので、退散。
何より辰沢大佐が心を占めていたので、大内さんに会ってきゃーきゃーという
心境ではなかったので。
外へ出て深呼吸をしても、重たい棄憶と血と薬品の匂いが
自分につきまとっているような気がした。
夜の海を服を着たままで泳いでいるような、重くまとわりつく感覚。

見に行って良かったです。





拍手

2007.11.01 Thu
呂布は身近にいたなら、信用出来ない恐ろしい人物であると思う。
しかしながらどこか憎めないのは、彼がある種どこまでも純粋だからだろう。
良い師や仲間に恵まれてさえいれば、劉備にも負けない徳の人になった可能性もあるのではないだろうか。

時に、平行して読んでいる漫画版では、完全に騙されて徐州を取られたことになっている。どちらがどうアレンジされたものなのかは分からないが、敢えて渡す為に負け戦の策略に出たという方が色々な意味で良い設定かと思った。

拍手

2007.10.30 Tue
有楽町で試写会があったので、見てきました。

う~ん……。
二作目だからなのか、一作目からこうなのか…。
結構周り泣いてましたけど、泣く理由が分からない…。ストーリーが浅い…。
詰まらないとは言わないが、二時間半も茶番に付き合わされて退屈で仕方なかった。
正直何度も時計を見てしまった。
自宅でテレビでなんかやりながら流し見で丁度良いです。私には。
感動大作だと思ってる方には申し訳ないですが。
最近の人は、こういうわかりやすい、単純な、浅いもので
取り敢えず泣くのが好きみたいだけど
それって大丈夫ですか。というのがストレートな感想です。

「東京タワーのぼってみたくなっちゃったぁ」
っていうカップルの感想を聞いて、ぶっちゃけ単純だなぁと思いました。


役者さんが贅沢なんで、それで随分助けられてましたね。
初めて堀北真希ちゃんが可愛いと思いました。
我等が(笑)タカヤも出ていた訳ですが、ちょい役ですが中々良い役でした。
ネタバレですが


お母さんの昔の恋人役でした。
戦争が無かったら、結婚していたかも…という。
百貨店に勤めているダンディな元カレ、上川さん。家に帰ったら堤さんがべろんと寝てる対比が面白かった。(笑)
男はね、あるねこういうの。女が色んな気持ちを抱えている時に限って無神経なの。(笑)
悪気は常に無いんだけどね。その無神経ぶりが、可愛いと思える内は愛。(笑)

堤さんのお父さんぶりは最高に良かったですね。
古き良き時代のお父さん。
父親ってやっぱりこうじゃないといけないと思うんですが。
弱みを見せられない男であり家長である人。

原作を読んでないのでなんとも言えませんが
漫画をそのまま描こうとしているのが、浅く冗長になっている
理由の一端なのではなかと思いました。
 

拍手

2007.10.28 Sun

映画を先に見た。
http://xteardropsx.blog.shinobi.jp/Entry/747/

疑問だらけだったので原作を読んでみた感じ。

結果、特に映画での疑問点はなんら解消されず。

これが事実でありノンフィクションで、告白本と捉えるか
フィクションと捉えるかで、かなり感想は変わってくると思われる。

拍手

2007.10.24 Wed
作家 真保裕一さんのエッセイの中に出てきたので、読んでみた本。
一小節読み進めるごとに、有り触れた一家族の日々の描写の中に微かにほの暗く不安がつきまとい、読者の不安を煽る。素晴らしい文章だと思う。
ラストの一小節前のたった一言、たった数行のために、家族の日常が延々と描かれるのだ。
それが無駄だという意見もあるようだが、私には必要だと思える。
ごく普通の家族で、特別幸せでも不幸でもなく、転職や学校でのいじめや躾、近所づきあい、馴染めない環境、等々の中で描かれるからこそ、感動があると思うのだ。
個人的に自分はキリスト教に対して免疫があるが、一切ない一般の日本人読者には、中々理解しがたい部分があったのではないだろうか。主人公たちがモルモン教徒であり、日曜日は教会へ行き、ボランティアに勤しみ、物語のクライマックスをクリスマスに迎える、というような作りは、私は非常に納得がいった。が、そのような習慣に親しみが無い人々にとっては、彼らが教会へ通い、息子が先洗礼を受けることも物語の本筋には必要ないと思えるのではないだろうか。それが唯一、日本人読者がこの本に対しての評価を下げる要因ではないかと思う。

以降ネタバレ。

ザップが障害を持って生まれてきて、その障害がどうなったのか描かれないことも、信仰と大きく関わりがあるのではないか。
モルモン教は詳しくはないものの、プロテスタントでも堕胎は罪であり、障害も神の思し召しなのだから。
個人的には、ザップがどうなったのかが描かれなくても、子供たちが弟へ理解を示しているだけで十分ハッピーエンドを示しているように思える。

冒頭にある『ぼうず』が、スティーヴィでないと予想することは簡単だ。
その後、グラス、リー、シスター・ルスール、バッピー、様々な怪しい人間が出てきて、一体この中の誰なのか、はたまた誰でもないのか、と考えさせられる。
何故この理解があり、信心深い両親が、スティーヴィにはっきりと空想の友達のことを訊かないのか、それだけがずっと疑問だった。ことによると彼は類稀なる霊能力者で、殺された子供たちの霊が見えているのではないか?と思っていたからだ。
結果それは予想通りで、両親がそれを訊いて理解してしまっては全てが明らかになったときの衝撃が半減してしまうので描けない部分だったのだろう。
「家に戻ろうとしたんだ。でも、間に合わなかった」
その部分を読むまで、スティーヴィが既に殺されていたということには思い至れなかった。
残り数十ページという段階で突然種明かしがされ、ハイスピードで事実が語られ、その理由が少々ファンタジーで、しかも悲しい結果であるというのは、切ない。
最後までリアルな物語でいて欲しかった読者には、がっかりした部分であったと思う。
フレッチャー家に出てくる虫についても、子供たちの亡くなった日と関係があるという記述はあったものの、何故虫や蜘蛛である必要があったのか。単に不気味な印象を読者に与える為だけだったのではないかと思うので、理由付けとしてはやや安易か。
ゲームにしても、イマイチぴんとこない気がする。
それにしても、家族の愛、ほとんど描かれないが他の被害者の少年とその家族の愛を感じる。
クリスマスの夜、祝福の夜、家族で過ごす夜、失われていた息子が、ほんの束の間邂逅を果たす。
聖夜にふさわしい、素晴らしい奇跡だ。
誰にでも起こりうる、悲しいいくつもの事件、心に残る素晴らしい日々。

天国で先に待っているであろうスティーヴィ。きっとスコッティや他の7人と一緒に遊んで待っているのだろう。
家族が再び出会える日を、心から祈り祝福したいと思う。

拍手

2007.10.16 Tue
よみうりホールでの試写会に行ってきました。
予備知識が一切無い状態で見たので、舞台が地元・函館だったことに驚いた。
地元なだけに、「ああこの道はあそこだ」とかストーリーとは関係の無いところ
で郷愁を覚えた。
地元なだけに、そこに映画館はあったのか?あの建物は30年前もあったのか?等
々の
疑問を覚えはしたが。
絶対に函館を舞台にすると、登場人物の家って函館山の麓の方の坂の上にあるよ
なとか。
車やたくぎんの看板など、そういったものには懐かしさを感じた。

俳優陣が兎に角非常に豪華。
神木くんと麻由子ちゃんだけでも見る価値あり、と思ったが、他の俳優さんも実
力派ばかりだ。
見て損は無いだろう。

以下ネタバレ。

原作を読んだこともないし、流行っていることも知らなかった。
これは実話を元にしているの?そういうわけではないんだよね?
ので、太郎くんが入院したあたりから、「あぁそうですか」とがっかりした。
昨今流行の悲しいお話で感動物語が、自分は嫌いだ。
人が死ぬことは悲しいことだ。そんな悲しくて当然のことを持ち出して、「ほら
悲しいだろう」というのは安直だし
ずるい。クリエイターとしての実力を疑ってしまう。
これもまた、そういうお話なのか、と先を予想してぐったりした。そしてその予
想は裏切られることはなかった。
しかしながら、役者さんたちの演技と名曲に助けられており、ふっと笑ってしま
うシーンも多い。
演技力が素晴らしいので、ひとつひとつのシーンが素晴らしくなっている。
患者さんやその息子、患者さんの思い出話、リクエスト。
病院の先生たちも素晴らしかった。
古き良き時代の『父親』を演じた石黒さんも、ちょっとむかつくけれど頼れる父
親だった。
ノートと同じく手紙も「親なんだから」と勝手にあけてしまう身勝手さはあれど

レコードを買ってきたり、手紙を読んで男泣きに泣いている『昭和の時代の男親
としての息子への愛情』に
見ていて辛くなるほどだった。
母親の西田さんも、父への畏怖、息子への献身的な愛が非常に出ていた。たまき
ちゃんをひっぱたくシーンなど、
女性同士の対抗心、相手を一人前の人間として見る気持ち、息子への独占欲、夫
に言えない分の八つ当たり、
不安、全てが綯い交ぜになっているようで、
良い大人が年端のいかない子供を引っ叩くというある種情けないシーンを、神々
しくすら見せてくれた。
それに、たまきにしろあそこは誰かに罰されたかったに違いないのだし。
そしてやはり、成長目覚しい神木くん。「もう隠さなくていいよ」という台詞に
は、母親と同じくらい一気に涙が溢れた。
冒頭で元気に野球をしながら、ラジオの真似事をしているところが無邪気であれ
ばあるほど
入院してからの悲壮感が浮き彫りにされるのがセオリーなわけで、
苦笑してしまうほどのラジオの真似しぶりも秀逸。
神木くんの演技にすっかり引き込まれて、忘れた頃に登場するのが麻由子ちゃん

これは凄い。包帯だらけで片目とそぶりだけでの感情表現。治ってきて包帯が取
れたらとびっきりの笑顔と懐っこさ。
もう、わざとらしいくらい可愛いのだ。
映画を見るだけでもまずいのに、函館山へ行くわ、雨宿りするわ、しかも朝帰り
ですか?それはいくらなんでも。
と思っているのに、彼女が笑顔なのでなんかまぁいいか…と引っ張られていく勢
いはあった。

ただ、いくら中学生=子供とは言え、相手が何か良くない病気だろうということく
らい分かっていたはず。
映画はまだしも、太郎くんが良いと言ったからと行ってあちこち行きすぎだろう

たまきちゃんの方が年上設定なんだし。
大体、伏線が丸分かりすぎだ。「あ、ここでこうなるか、ということはあれは伏
線だったのか」ではなくて
もうあたまから、「これは伏線ですよー、後から出てきますよー」というやり方
なのだ。
年下の男の子、と広末さんが言い出していきなり回想になるからには、
麻由子ちゃんが広末さんなんだろうとか、じゃあこのレコードは後から出てくる
んだろうとか
患者さんが真夜中に『退院』するとか、特に会話もないのにかまってくれるその
息子とか
怖そうだけれど結構真っ直ぐな患者さんであるとか
偏屈で誰とも喋らない患者さんとか。
登場したその場で、死ぬんだろう、いい兄貴ぶるんだろう、結局いい人なんだろ
う、
後から太郎くんに感謝するシーンが出てくるんだろう、と丸分かりなのだ。
好みの問題かもしれないが、分からない程度に散りばめて「あーー」と視聴者を
悔しがらせるのが
伏線と考えている自分としては、少し残念。

舞台が函館であるだけに、建物やひとつひとつに懐かしさや疑問
(30年前ここにこれはあったのか、など)も湧いてくる。
たくぎんの看板や愛車など、こだわって作られているだけに、事実に沿って作られていそうではあるが…。

感動モノが好きな人は、見て損は無いと思う。

拍手

2007.10.14 Sun
これも同じく真保さんのエッセーに出てきた本。
『人間』が描かれていて、すんなりと中に入っていける。
ひとつのミッションを書き初め、その中の登場人物Aさんを掘り下げて
Aさんの過去を語った上で本筋に戻ったりする手法は、人間性は非常に伝わる。
半面、苦手な人は読みくいと感じるのではとも思った。回想があまりに長いのだ。
回想の中でAのこなした過去のミッションの話が始まったりする。
この著者の文章の特色なのだろう。

自衛隊は、日本において非常に特殊な存在だ。
軍隊ではないことに拘って、階級の呼び方など細々したところが変えられている。
仕事をしてもしなくても批判される。災害救助などでしかスポットが当たらない。
しかも大抵はそれも批判で、助けたヒーローとしてはあまり扱われない。
具体的にどんな日々を過ごしているのか、中々知ることができない。
どんな思いで、どんな訓練をしているのか。

この本を読んで、戦闘機に乗ってみたいと思った。
勿論怖いに違いないし、重力に耐えられるかも疑問ではあるのだが、
虚空にたったひとり、ガラス1枚を隔てた外はあまりにも美しい死の世界。
そんな幻想のような世界へ、自力で飛び立つということにとても興味を覚えた。

拍手

2007.10.01 Mon
ずっと、いつかきちんと読んでみないとと思っていた名作のひとつ。
真保さんのエッセーの中に出てきたので、これが機会だと思い読んでみました。
中国のお話は、すぐに殺すし賄賂とか汚い話が多いし、途中で読み疲れることが多いんですが
これもやはりそういうシーンは多いですけど、それでも面白いです。
実際にそんな人は生きていくのが難しいだろうけれど、賄賂を断って仕事も辞するとか
そういう生き方が好きです。
生家の威力で湯水のように賄賂をばらまいてうまく立ち回るより
真っ直ぐに生きている人の方がいいな。
都合よく食客になれたり、部下ができたり、羨ましい話ですけど、
そこまでうまい話じゃなくても、流れはくると思う。実際に。その流れを呼び込めるか、掴めるか。
自分は男ではないけれど、一度きりしかない人生思い切って生きたいし
勝って名をあげ、名の残るような事を成したい と思った。

拍手

2007.09.13 Thu

以前クレタ島へ赴いたときのエッセーが面白かったので、読んでみた。
色々な雑誌等の短いエッセーの寄せ集めなので、通して読んでいると
内容がだぶっているところもあるのがやや気になる。
謙遜?されている文章では大丈夫ですから、わかってますから、と思いながら読み進めた。

今まで疑問だった取材方法について、アニメーターとしての名刺を使用して
取材をしたというのは納得だった。
それでも許可がおりない場合、忍び込んだりもしたというのがすごい。
確かスピルバーグも、詐欺まがいの方法で入り込みコネを作ったと記憶している。
自分の作品のための執念というか、真剣さを感じた。
また、アニメーターという前歴があるからこそ、小説だけでなくアニメや映画が素直に見られない
というのにも納得してしまった。
確かに同業者として、感嘆することもあれば疑問に思うこともあるだろう。
これだけ原作をいじって違うものにしてしまうことを嫌っている著者だが
ホワイトアウトについてはどうだったのだろう。
脚本も名前だけでなくかなりきっちり関わっていることがうかがえるエッセーではあったが
個人的には富樫の苦悩を描いた割りに、後半から物語が軽くなっているのが
真保さんは不本意だったのではないだろうかと思っていたのだが、エンターテイメントして
ありえないことでも面白さをとって実現させたのか、どうなのだろう…。
一読者としては、緻密さに惚れたのにそれが台無しだったのが不快だが
一ファンとしては、原作者がそれで良いと本当に思ってやったのならよかったと思う。

読切小説が一編書き下ろしで入っていた。エッセーだけでは、と書いてあったけれど
エッセーだけで十分読み応えがあるのに…。
真保さんにしては珍しく、ストレートで救われない話かと思ったら
やはりラストにどんでん返しがあった。
流石だと思う。

拍手

2007.09.05 Wed
オリジナルストーリーである以上、これでいいのだろう。
が、個人的には少し萎えた。
以降ネタバレ。
梨花ちゃんが魅音を助ける為に出てくるのは素直に頷けるけれど
死者が突然喋りだしてみんなしかもいい人、という設定はちょっと都合が良すぎるような。
それに甘えて借金を作ってしまった乙部だけれど、
数百万の借金は必死であがいてもどうにもならないことも多いよ?
本人がいいって言ってるんだから、ありがたく貰って、残りを使って事業をたちあげるとか
どこかに寄付するとか、その方が現実的ですよ。
みぃがみぃの乗り移っていたしぃっていうのも…まぁこれはまだいいけれど。
いくら憑依していても、あそこまで華麗な立ち回りも正直現実ばなれし過ぎていて萎える。
まぁでも話の作り的に仕方ないし、これはこれで良いか。

拍手

2007.08.31 Fri

ホワイトアウトに出てきた赤い月がちらっと出てくる、ということで
いつか読んでみようと思っていた短編集。
実は真保さんの短編集はあまり好きではない。
それは、面白すぎてもっと読みたいと思ってしまうからだ。
人物像なども練り上げられていて、ついいろいろなことを想像してしまう。
「で、結局どうなったんだろう。」を、もっとぎりぎりまで書いてほしいとつい思う。
やや救われない話もあったけれど、やはり面白かった。
表題作の盗聴が、やはり一番か。

拍手

2007.08.08 Wed
雑誌で上川さん主演でWOWWOWにてドラマ化、というのを見て
ドラマは見られないもののどんな話か興味を持った。
読んでみて、ドラマのキャスティングには少々疑問。
それはさておき、内容は確かに面白いとは思う。
地震とそれに対する対策を練ることと平行して、警察内部でも『激震』が起こっ
ている。
しかし結局はなにもなかったことにしようとして、『震度0』。
それではいけないと思って立ち上がる人間がいて、まだなんとかなるかもしれな
い。
人間模様というか、人間の汚さ、弱さはよく描かれていると思う。
しかしながら、「大事がおこっていながら内部の事件にかまけている」のを表現
するために
実際に起こった阪神大震災を使用するのは、個人の好みを言わせて貰えば
如何なものかと思う。

阪神大震災の被災者を蔑ろにして内部の事件をおさめようとしている人たちの話
だ。
被災者の方がそれを見て、良い感情を抱くとはあまり思えない。
また、書き手として、大事件を蔑ろにして内部にかかずらっている警察の醜さを
描くのに
『阪神大震災』の一言に頼ろうとするのは安易ではなかろうか。
その名前を出しておけば、大事だということは簡単に読み手に伝わってしまう。
それより、筆者の手で架空の事件を描き、その上でそれが大事で、
そんな大事件をほっておいてまで内部の事件を納めることが大事だと考えている
醜さ
を演出してほしかったように思う。
フィクションの中に実際の事件等が登場することはよくある話だが
この小説に関しては、テレビのテロップや会議で犠牲者数の報告程度で
その地震がいかにひどいかは、読み手の実体験に頼っているため
小説の内容としては語り手がころころと変わり、場面転換が多く、電話や会議や
独白など
醜い会話ばかりでほとんどが流れていってしまうのが残念だ。

拍手

2007.08.04 Sat
涙無しには読めない小説は、今まで何冊も読んだ。
しかしこんなにも、読み進めるのが苦痛なほど涙がこみあげて、
何度も途中で本を閉じ、気の済むまで泣いてなんとか気力を振り絞るようにして読み進めるのは
この本が初めてかもしれない。
月並みな言葉しか浮かばないが、人間とは何か、深く考えさせられる。
この感覚は、実際に読んでみないと伝わらないのではないだろうか。

名シーンがいくつもあるが、私としては日本兵が出てくるシーンをあげたい。
特に、捕虜になっていた日本兵だ。
異常事態になったとき、真保さんが常日頃おっしゃられているように
人は振幅が大きくなる。
この日本兵は善悪の善の方に最大限に振られた良い例だと思う。
責任感、祖国への愛、目の前の命への感情
それに接した主人公たちの戸惑い
しかしそれが戦争なのだと思う。国と国が戦っていても、実際前線で命のやりとりをするのは
人と人なのだ。
それぞれに感情があり、家族がいて、思いがある。

ラストは個人的には意外ではあった。
しかし、予想していたよりハッピーエンドだったので良かったかもしれない。
戦争はそのあまりの大きさが、人や国に大きな爪あとを残す。
残るのは傷だけれど、そこにこうした救いもある。
少し救われる思いがする。

拍手

   HOME   
3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13 
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
アーカイブ
  




忍者ブログ [PR]