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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.04.27 Sat
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2011.08.10 Wed
私はそれなりに、女にしては機械に強い方らしい。
自覚は無かったがどの職場に行っても、なんでそんなに詳しいのと言われたり、「パソコンが可笑しいから直して」と頼られたりする。

我が大切な友人に
「ハチ(渾名)はハイテクさんやねぇ」
としみじみ言って頂いたこともある。

それなりに、パソコンやスマートフォン等を使いこなしているという自負もある。
デジカメや携帯、モバイルノートは必需品。

デジタルは非常に便利である。
データ化しておけば検索や加工、共有が容易というのが最大の利点だと思う。
しかし、デジタル一辺倒になるのが必ずしもいいこととは言えないのではないか。


私は幼い頃、父からペンを貰った。
幼稚園児には高価な、書き味の良いキャップ付きの黒いボールペン。
兎に角なんでもいい、気になったことはメモをしろと言われた。
八百屋の人参の値段、先生が言ったこと、思ったこと、なんでもいい。メモをして読み返すことからなにかが生まれる。

言われたときは、そうかなぁ?と半信半疑だったが
メモをとり読み返せというのは多くのビジネス本等で言われていることだ。

父に言われたから、という訳ではないのだが
読み書きすることが大好きだった私は実際にいろいろな物を書き留めた。
一番自分好みのことが書いてあるのは、自分が書いた物である。
そう思っていたので、自分の書いたものを読み返すことも多かった。

初めはB5のスパイラルリングのノートに書いていたのが、B6の手帳になった。
平行して日記をつけていたが、いつしか手帳を持ち歩くようになってから、簡単な日記も手帳に書き付けるようになった。

今はこうしてブログやスケジュールなど
ネット上で事足りるものが多い。
公表してやりとりをしたり、アラームをかけられたりと、デジタルツールの方が機能は多い。
iPhoneを使うようになってから、手帳を持ち歩く必要はもうないのではないかと思ったこともあるのだが
結局未だに手帳を使い続けている。
その理由はいくつかある。
人は使わないと退化していく。手書きをする機会がめっきり減った昨今、ペンを握って物を書くという行為が非常に重要になってくる。
たまに書くと手がすぐ疲れる、字が下手になる、漢字を忘れるなど、様々な弊害が出てきてしまう。
また、パソコンや携帯を取り出してメモ帳を起ち上げるより、手帳を取り出した方が早い。
キーボードで入力するより、手を動かすことで記憶にインプットされやすい。
などの、いくつかの利点がある。

そして、利点としてはあげられないかもしれないが、温度があると思う。


学生時代、友人が休んだときに、レポート用紙に板書の写しを作って渡していたことがあった。
学校に出てきた時に、ノートを貸してくれと頼み、借りてコピーし返すのが手間だろうと思ったわけで
「なら自分のノートをコピーして渡せば早いのでは」
と言われたこともあったのだが手書きにこだわった。
理由は、味気ないからだ。
コピーして渡されたものと、手書きのノートでは、見た瞬間の印象や頭に入ってくる度合いが違う。
少なくとも私はそう思っていた。
授業中二回同じノートを取る時間は普通にあったし、二度書くことで理解も深まるし
コピー代金もかからないし、一石三鳥ではないか。
そう思っていたし、それは今も変わらない。


世の中には利便性や効率だけで割り切れるものではなく
肌触りや温度も大事にしていくのが良いと思っている。



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