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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.05.20 Mon
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2009.02.23 Mon

キャラメルボックスで舞台化するというので
観に行く前に読んでみた。


ミステリー作家の中でも
どんなに重いテーマを扱っていても爽快感のある文を書く作家と
どんなに夢物語を書いても血腥く暗い後味の文を書く作家がいると思う。
宮部さんのブレイブ・ストーリーを読んだ時も感じたが
この作品も後者だ。

超能力=ヒーローに仕立て上げる必要はないが
どうも後ろ暗く、血腥く、読後感が悪い。
『しまう』という設定も発想も、面白いとは思うのだが。


最後のほうで
音楽にすればどんなおぞましいことも芸術になり
全てが美しくなる
と登場人物が語るシーンがあった。
これについては共感した。
心変わりもしない、なくなりもしない、死ぬことも無い
ひとつの武器なのだ。

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