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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
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2009.11.22 Sun

■食べる・歩く「暗闇体験」見えてくるものは?
(読売新聞 - 11月21日 18:58)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1028137&media_id=20

こういう催し(?)があるのは知っていた。
面白いとは思うのだけど、アイマスクはなぁ…。
まぁ、都会でやるならそれが簡単なのかも。
確か、お寺さんで泊り込みの企画では、アイマスクじゃなく
本当の暗闇で食事するやつがあったんじゃなかったかな。

本当の暗闇、と言って思い出すのは
自分は胎内めぐりです。
いろんなお寺さんでやっているし、
ろうそくだけの明かりでお参りとか
パターンも色々あるけれど
私がやったのは随求堂。
暗闇の中を、手摺代わりに張らせた大きな数珠を頼りに歩くことで
大随求菩薩の胎内をめぐり再び生まれ変わる
というもの。

普段感じている暗闇は、本当の暗闇じゃなかったんだ
と思いました。
劇場とか、暗幕で覆った講堂も
どこか光が入っていたんだなと。

本当に何も見えず、感覚が狂い
すぐ前にいる人がいなくなってしまったようにも
突然何かが顔にあたるような錯覚にも陥り
度々進むのが怖くなり、強いて歩を進め
その先に、ぽつんと明かりがありました。

悲母菩薩を象徴する梵字(ハラ)を印した随求石が
光に照らされているんです。

これがライトだから人工的で興ざめ、とする人もあるみたいですけど
自分は面白かったですね。
というと語弊がありますが。

闇の恐ろしさと平坦さと
人間の感覚、ひいては人というものの危うさと
闇があるからこそ浮かびあがる一縷の光の
温かさと強さを感じました。

無宗教の自分ではありますが
静かな気持ちになりました。



暗闇での食事に限らず、座禅なんかもそうですけど
なにかひとつのことだけをする
ということも、大切なことですよね。
ただ湯船につかるとか、ただ空を見ているとか
そうすることで得られることもある。
静かだからこそ聞こえてくることも
暗いからこそ見えてくることもあるはず。

 

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