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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.05.09 Thu
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2010.05.05 Wed
2クールのラストが良い感じで終わっただけに、3クールの第一話である27話で
回想を差し挟まれるのは、個人的には余計なお世話。
おさらい的に入れたい気持ちも分かるけれど。
原作を丁寧に追うつもりなら、1カットですら時間が惜しいはずなのに
わざわざ、ホーエンハイムが語るという体裁を取っているにしても無駄なのでは。
ホーエンハイムの人となりを今まで語れなかったことへの穴埋めなのだろうか。
脚本が間に合わない駄アニメでよくある無駄な回想。
DVDだからまだ許せるが、放送でリアルタイムで見ていたなら
一週待った結果がこれで、またもう一週待たねばならないのは苦痛。

エドたちが飲まれてアルが取り残されて感じた孤独も
回想を挟んでしまったせいで台無し。
エドに会えて崩れ落ちるアルを見て、そういえば、という感じ。
「大人になったね、にいさん」
「将を射んとすれば将を射っちまえばいいじゃないか、ずどんと」
辺りの笑いがカットされて突然シリアス一辺倒なのも、残念。

賛否両論の第30話。
やはり確かに、短すぎる。
原作で1巻丸まる使ったエピソードだ。
取材に取材を重ね、それでも削ぎ落としたエピソードがあったに違いない。
十二分に推敲された原作を、たった30分で描くのは無理があった。
2、3話かけてやるかスタッフも迷ったという話を聞いたが、やはりそうすべきだったのでは。
また、ホークアイが『狙撃兵と錬金術師だけ』と括る台詞には無理があったし
他の戦争に関わる人たちにとても失礼に感じた。
そういった作者のエゴが見えないところが、原作のあの迫力を生んだと思うのだが。

全く端折らずに原作を忠実にアニメ化するのは当然不可能で、なにもそこまで求めてはいない。
ただ、ここを削ったり変えたりしてしまっては原作の一貫性が薄れてしまう
という重要なところがあるはず。

そのひとつがイシュヴァールのエピソード。
特に、ロウがブラッドレイの元へ行くときのあの前後のエピソードは重要では。
不条理な上官、内心では戦いたくないが、命令に忠実であろうとする軍人たち
ロウを行かそうとするが、それは感情に任せただけのものではなく。
また、この先特定の宗教に入るとしてもイシュヴァラの神だけは信仰しない
という台詞も、宗教戦争の中でのブラッドレイの非情さが強調されて良かったのだが。

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