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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.05.20 Mon
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2005.10.03 Mon
群青の夜の羽毛布
群青の夜の羽毛布
山本 文緒

前に知人に借りて読んだはずのタイトルなのに、
全然中身が思い出せないなあと思い、読み直してみました。

…うーん。
これって、これがこう、単純に不思議だとか面白いとか思えないのは
この家族の歪みが私にとってすごく身近で、
人ごとに思えないからでしょうか?
これが面白い人っていうのは、どういう点が面白いんだろう。
ミステリー調のところですか?
解説を読んでもちっとも良さが分からない…。
申し訳ないんだけど…。
だから記憶に残ってないのかなあ。
後味の悪~い感じだけ残って、今回も小説の内容、
しばらくしたら忘れてしまいそうな気がします。

私はどっちかと言うとさとるよりみつるだけど、
逃げられなかったという意味ではさとるで
こんな家燃やしてやる、という衝動も殺してやる、
という思いも確かにあったけど
実際やるほどの根性はないというか、どこか子どもで、
どこか自分の家だって普通だって思っていたいものなんだよね。
だからきっといつか大丈夫なんじや、そこまでやらなくても
平気なんじゃって思ってしまうものなんだよ。
そういうとき恋愛ってものすごく大事になってきて、
もうそれだけが生きていく支えで
そういうのって若い男の子にはちょっと面白くて神秘的かもしれないけど
年数がたつと重いだけで、けしてうまくいかない恋愛の形なんだよね。
人の家の業まで背負って生きていくのは、愛情や同情だけでは
なかなか難しいものです。

筆者は、わかっていて敢えてこれを書くのか?つまるところ自虐の一種?
それとも、知らないで憧れでこれを書くの?
後者だったらちょっと許せないけどなぁ。
私は物語は必ずしもハッピーエンドじゃなくてもいいと思っているけど
で、これは結局?どうなったの?どういう意味?
疑問だけでなにも残らない。
なにが訴えたいのか、私には残らないのはやっぱり私には身近な問題すぎるから?

ちょっと本当に分かりません。
筆者が、「男が欲しかったんだ」といわれた体験を持っているのかな。
結構びっくりしますけどね、子どもとしては。ショックですけども。
私の場合は男の名前はつけられなかったけど、
こうつけたかったんだ、とは言われましたけど。
本当に経験した人が書くのと、経験してない人がある種の興味で書くのと
結構読み手に伝わる部分も違ってくると思うので。

この筆者はどっちなんだろう…と思ったりします。

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