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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
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2005.10.04 Tue
眠れるラプンツェル
眠れるラプンツェル
山本 文緒

駄目だ…。
何がいいのか分からない…。
私は怖いのが嫌いだ。ジェットコースターを好む人を、
なぜ金を払っで怖い思いをするんだろうと不思議に思う。
私にとってこの筆者の書く文章というのはそういうものかもしれない。
世の大部分の女性にとっては楽しくて興味を惹かれるものだけれど
私にとってはそうじゃない。むしろその逆。
やっと読み終えた。
苦痛だった。
群青~よりもラストがまだしも分かりやすく前向きっぽかったのが救われるとしても。

私は集中して本を読む。
本だけじゃないけれど。
自覚したのはわりと最近だけれど、想像力がかなり豊なので
本を読んでいると登場人物やその環境にかなり深くシンクロしてしまう。

だから今もう、ものすごい倦怠感。
今夜北海道に帰らないといけない感じ。(笑)
まあ私は離婚する気はないし、猫も飼っていないし、年下の少年をかどわかそうという気もない。

異常っていうのは誰の中にもあって、結構身近で、異常なことに気付いてないこともあったりする。
それは分かる。
でも、なんだかなあ。
まだこの筆者の作品を読むのはこれで二冊日だけれど、
やたらとエッチするんだな。
それも恋人の母親とか、片思いの子の父親とか。
女ってそんなにメス?動物?
そして恋ってそんなに煩悩?
エッチってただ衝動だけのもの?
納得いかないんだけどなあ。
こういう筆者とか、これが好きな人には、
私の話なんて幻想で現実が見えてないと思うのかもしれないけど
幸せって毎日に溢れているし、結婚ってとってもいいと思うけどな。
好きな人と、今日も明日も一緒にいるっていう約束。
法律的にもきちんと社会的に認められて、一緒にいられる。
必ずここへ、帰って来るっていう約束。
約束が守られると、信じるための約束。
だけどな。私にとって結婚って。

私の性格上、まあ香水はつけるけど二個目からやんわりと、
違うのにしろよ~と言うだろうし
そもそもBAMはお土産を買ってくるほど気のきかない男だ。
そういう私は、主人公にとっては眩しく見える異世界の人なのかもしれない。

なんか今、とんでもないことをやらかして、泣きたくて
なにもやる気がしなくて、辛くて悲しいのに泣くこともできない感じ。
どうしよう、と思って、いやあれは小説の主人公で、
私はなんにもしてないんだからと思わないとずぶずぶ落ち込んでいく。
沼みたいな感じ。
ああだるい。

浮気ねぇ…。
してみたいのが女の本性?ですか?必ずしもみんな憧れるもの?
専業主婦とか夫が相手してくれない女は特に?
そういう話がしたいんでしょうか。

そういう考えって、AV見て、女はみんな襲われたいんだって思って
痴漢する虫けら以下男となにが違うんだろう?
なんて書いたら筆者のファンにおまえはなにも分かってないって
怒られそうですが。ほんと、分かりませんわ。(苦笑)
専業主婦なんてもよよんとしてたらはまりそうな罠、かもしれないけど
別に専業主婦は退屈なわけじゃないし、
私は専業主婦してたとき確かに楽だったけど
料理に手間隙かけられたし、それは夫のため、ひいては自分のためだった。
自分のやりたいことができたし。
専業主婦かどうかというより、旦那がどういう人かとかいうより、
自分で自分を分かっているか。自分というものを持っているか。
やりたいことがきちんとあるか。
ってとこの問題なんじゃないのかなあ。

先日ばななさんの『こんにちわ!赤ちゃん』の感想で書いたけれど、
私は自分が頑張っているつもりで、
頑張らなきゃいけない呪いに小さい頃かけられてる感じで
だから自分のやりたいことが無い、って人のことはよく分からない。
折角時間がたくさんあるのに、ただぼーっとしたり寝たりゲームだけして
過ごす人を軽蔑さえする。
「そう思う君も君だよ」、と昔言われてよく分からなかったんだけど、
ばななさんの文章を読んで、ああ、こういうことだったんだなーって
分かったんだけど。
まあそれはおいといて、そんな私には、強いつもりで、
強いふりするために頑張ってる自分には弱い人が鬱陶しい。
正確に言うと、弱いのをさらけ出して同情を買おうとする人が鬱陶しい。
弱さなんて誰にでもあるし、私だって別に強いわけじゃない、と言ってやりたくなる。

だから主人公の気持ちはちっとも分からない。
子どもを虐待して後から後悔する、というのはよく聞くけれど
自分の子どもでもない、言葉を喋れない動物を虐待する方がよっぽど卑怯だ。
自分の弱さを猫に押し付けるなんて、人に迷惑をかける弱さなんて最悪だ。
私が柳田さんだったら、タビを助けた後きっと
「死にたいならあんたが自分で死になさいよ」
と怒鳴りつけるだろう。
きっとタビを主人公の手には返さないだろう。
だから私には無理だ。
自分の弱さをひけらかして帰る実家がある女の気持ちなんか、どうしたって分からない。

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