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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.05.20 Mon
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2010.02.20 Sat
やまざき 貴子
白泉社
発売日:2010-02-05

『ラストゲーム』
バスケの試合描写の迫力としては
やや物足りないかもしれないけれど、心情がとてもいい。
試合をしている男の子たちは勿論、
「自分も男に生まれたかった」と羨む女の子たちの気持ちもとてもよく分かる。
鷹丘は志望校云々言っていたときはどうなることかと思ったけれど
そういうオチなのかと笑った。本人的には報われないのだろうけど(笑)
ハッピーエンドで良かった。

『あおげばとうとし』
当初こんなに良いキャラになってくるとは思っていなかった
二下教諭。回を追うごとに良いキャラが見えてくる。
こんな先生が本当にいたらいいなぁと素直に思う。
『話のわかる』教師になんてなりたくない、というのが尤もで
殴って愛して先生として先に立ってくれる理想の先生。

『桜』
基本的にこの人の伏線の張り方が好きなのだが
これもまたそう。

作者が北海道出身なので、
『春に咲く桜』というものに対する思い入れや描き方に
並並ならぬものがあると思う。
自分自身同じ北海道出身者なので、
初夏ではなく『春』に咲きぼんやりとすべてを桜色に染める
桜という花に、本州に来てから持つ印象が変わったので
桜の描き方にとても共感する。


ところどころに、平の成長をうかがわせる短いシーンが差し挟まれ
それが頼もしく思う反面、あと2巻で終わってしまうと思うと
とても寂しい。
このまま高校生になった平たちを見続けたい気もするけれど
中学時代を描いたお話なので、潔くここで終わって
この後も彼らの”人生”は続いていくのだな、と思うのが正解とも思う。

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