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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.11.23 Sat
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2008.04.09 Wed
AIRさんの『Only Just』という曲に

これから先はもう これ以上悲しみに溢れる
ことは一生ない それを既に経験すれば

っていう歌詞があったんですよね。
なんて後ろ向きに前向きな。と思ったんですけど。
この逆もあるんだなって思ったりもして。
『冬色ガール』の歌詞まんまじゃんって言ったらそれまでなんですけど
すごく幸せなことを経験してしまうと、それより幸せなことってもうないっていうか
幸せと感じる基準レベルが上がってしまって
まぁ目が肥えちゃうっていうか
そこに戻れないと凄く焦ったり、不幸な気がしてしまうっていうことも、あるんだろうなと。


ここだけはずれたくないなってところがずれちゃうと
全てが色褪せて見えて、特別不幸せでもないはずなのに
なんだかとてつもなく辛い気がしたり、先が見えないような気持ちになったり

多分ね、悔しいんですよ。
自分のこと、語彙力が無い方だとは思わないんだけど。
言葉を尽くしても伝えたい人に伝わらなかったら意味がないし
相手に届かなかったり、向こうが聞く気が無ければそれまでだし。
うまく伝えたかったことが伝えられなくて
できなかったことをこなしている人がいて
同じ人間なのにな。どうしたんだよ。やればできるだろ。
でも今はうまくやれる自信がないよ。 そんな感じ。

悔しいなって、思うことないですか?
そうは言っても、そのときの自分の選択肢が間違っていたとは思わない。
結果が自分の良しとするものとは違って、すごく悔しいんだけど
じゃああのときどうしたら良かったんだろうって思ったら、分からない。
分からないというより、やっぱり間違えてはなかったなって思うんだ。
だから、戻りたいと思う『時間』は無い、のかもしれない。
戻ってもきっと同じだから。自分の選ぶ道は変わらないのだと思う。
それでもいろんな何かの作用で、未来は変わるかもしれないけど。

この先一生このままなら、もう生きていかなくたっていいんじゃないかとか
変な意味じゃないですよ?
でもよく思う。
そうじゃない可能性があると思ってるからここにいるだけで
事実として変わらないって知ってしまったら、もういいかなって思う。
それが事実かどうか、実際に見ないと納得いかない性分だから
占いは嫌いだし、まだここにいるだけ。

ここかな探し、さ。
探しても探しても見つからないなら、あたしたちで作っちゃえばいいんじゃないの?
そんな夢物語を考えることもある。
年甲斐もなく夢見がちかな?
実際に現実にやりだしたら、うまくいかないことなんて
きっと山ほど出てくるだろうけどさ。
でも、探してる時間もったいないし、無いんなら作っちゃえばよくない?
私の創作意欲って、多分いつもこの辺りから出てくる気がする。


高校生のとき友達で、小説を書いている子がいて。
本当は一番好きなのは詩なんだって。
じゃあ詩を書けばいいじゃない?って言ったら、
彼女はランボーを病的に敬愛していて、詩はランボーがいるから
絶対にあの人を越えられるものは私には書けないし、書きたくもないから
だから小説を書くんだって言ってたの。
私には無い発想だったけど、面白いなって思った。
そういう考え方もあるんだなって。

私の場合は、絶対勝てない。
でもいつか、なんとかして勝ってやる!!
て感じかな。
くじけることもあるけどね。


信用しちゃうとぼろぼろ色んなこと話しちゃって
話し過ぎたかなとか
裏切られてへこんだり
いい加減多少学習してはきたけど

『誰にでもある 永遠に誰にも明かさないことも』
ってくるちゃんも言ってるけどね。
私にもあるし。
でも苦しいのじゃないかな。明かしたら楽になることもあるのじゃないかな。
とひとに対しては思うし。

気にしすぎちゃうし
素直になれないし
なりすぎてもまずいし


ホールで会った社員さんに昨日、
「今日もAIR聴いてるの?飽きない?」
って言われました。
AIRだけ聴いてるわけじゃないけど。好きなのはくるだけだから。
「飽きませんよ~☆」
って答えたけど。
ほんとは飽きるとか全然わかんない。
好きなものにはすごく執着するし、大事に思うし、好きな気持ちはやっぱり変わらないから
飽きるってなに?
質問の意味がほんとはわからない。


なんかそんなことをつらつらと。
考えている今日この頃。


桜はすっかり散っちゃったけど。
線路脇の菜の花がとても綺麗です。
そうそう。NEROにも菜の花って出てきましたよね。

あの歌はくるちゃん本人が、土砂降りの雨の中でギターを弾いてるイメージって言っていて
そのイメージばかりが残ってましたよ。

ふんわりした桜色も綺麗だけど
緑の中に鮮やかな黄色を放つ菜の花も綺麗。
たんぽぽもそろそろ咲きますね。

春なんだな。
 

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2008.04.08 Tue
昨日帰りついてから滝のような雨で。
今日も横殴りの雨な関東です。
傘差しづらい…
通勤通学気を付けて下さいね。特に車やバイクとかの人。

電車で隣の女のコたち。多分中2。教科の先生誰になった?とか話してる。
なんか懐かしいですね。
手の甲にボールペンでメモしちゃったりとかさ。
おばちゃんにもそんな時代がありましたよ。(笑)

でも戻りたいかと言われたら、そうでもない。

先日見たお芝居『きみのいた時間 ぼくのいく時間』のパンフで、行きたい時間は?と言うアンケートに、役者二人が無いと答えていた。今が一番大事だから、行きたい時間なんて無い。

やり直したい、もっとうまくやれたかも、そう思う過去はいくつかあるけど
やっぱり今が大事だから、選びとってきて今があるから、私も今がいいな。
過去の自分を否定したくない。



きみ時間、原作のストーリーは
彼女が事故で死んだので、39年前にしか行けないタイムマシンで過去へ行き、30余年を過去で過ごし、事故を防ぐ。事故は起きず、男は過去へ飛ぶ必要もなくなり、飛んだ事実もなくなり何事も無かったことになりめでたしめでたし。
タイムパラドクスとか完無視のストーリーです。

でも舞台は、まず主人公の妹が出てくる。妹は兄を心配するし、兄も自分が内緒で過去へ行く=現代で行方不明になる ことで妹や両親に迷惑をかけてしまうことを気遣う。
過去へ行くのを手伝う同僚も、止める上司もいるし、何より助けられる彼女が
「ごめんなさい、私の為に」
と泣く。
原作は闇雲な男の自己中さが際立つけれど、人間らしい感情、男だけじゃない、周りは周りで思うことがあるのに、という部分をきちんとくみとってくれてる。

原作で過去であっさり戸籍を手に入れるの見て、そんな簡単に手に入るなら私だって別人になって逃げたいわーと思った非現実的な設定も
やくざ屋さんと繋がりのある同僚が出てきて不自然さが緩和されてたし。

主演の上川隆也さんは勿論、他の役者さんもみんな凄いんだけど。
オリジナルキャラの純子を演じた、「行きたい時間は無い」と言った坂口さんの演技は相変わらず素晴らしい。
若い娘から39年を経て段々と歳を取っていく演技も当然凄いけど。

彼女は上川さん演じる、過去にやってきた里志に恋をしてしまう役どころ。
全ての真実を知り、それでも好きな人の為に尽くす。好きな人の悲願が叶い、里志の妻紘未が事故に遭わないのは、即ち自分の恋愛が永遠に絶対に叶わないことになるのに。
好きな人の傍で、
心の中に揺るがない好きな人がいて自分を振り返りもしてくれない好きな人の横顔を見ているしかない。
彼の心に在る好きな人は永遠で、自分は絶対この場にいない紘未には勝てないし、愛しては貰えない。
ずるいよね。
紘未は里志の心の中で色褪せないし、どんどん美化されてさえいくのに。里志の中の紘未は里志だけの幻想で、里志を嫌いにも絶対ならない。里志が嫌がることを言ったりしたりもしない。だって里志の幻想だから。だから里志は紘未を嫌いにならないし、なるきっかけも無い。
けど純子は。里志の中の紘未と違って自分は歳を取るし、現実にここにいるから時には里志と言い争うこともあって、どんなに相手を思って言った言葉でも相手の意に沿わなければ嫌われるかもしれない。

やっぱり男はずるい。女はいつも振り回されて。でも好きだから仕方ない。それでも傍にいたいと思ってしまう。


いよいよ里志が紘未に再会する。
好きな人の悲願が叶う。
それはとても嬉しいこと。
でも…

微妙な複雑な心境。
若い里志が紘未にプロポーズするのを見て、
「羨ましい」
と涙ぐむ純子。

40歳近く年下だろう紘未に
「安心して。私と里志さんは何も無かったから」
と話す純子。

同じ女として羨ましいとか、里志と結婚出来て羨ましいとか…
里志にこんなにも思われて羨ましい
でもそこまでして叶えたかったことを叶える為に
ずっと傍にいて彼に尽くしてきたのはあなたじゃない、私なのよ
という気持ち…。


グッチーすげぇよ。あんた凄い女優だよ。
なんでそういう感情を限られた時間で、限られたスペースで、限られた台詞で表現出来るの?

若木さんの言い草じゃないけど
どうやって生きてきたらあんな演技ができるの?
で、あんな脚本書けるの成井さん?


好きだけど恋とは違う。
抱き締めてあげたいし傍にいたい。
でも、普通の恋人のように付き合って、結婚したいとは思わない。
ただ続けていきたい。
一緒に生きたい。
あなたの笑顔が見たいだけ。


昨日の日記にも書いたけど、こういう感情って女にしかないものなのかな。
男の人には理解は出来ないものかな?
現実には続けていくのは無理かもしれない。小説だから、舞台だから表現出来ることかもしれないけど
女にはこういう気持ちってやっぱあるよね?
母性本能で片付けられそうだけど。
誰にでも発動するものじゃないでしょ。
この人はあたしだ
って思うくらい芯が似てるとか
圧倒的な影響力があるとか
やっぱり尊敬がまずあるから。
相手のこと可愛いと思うだけじゃ、愛したり自分をさらけだしたりなんて出来ない。

純子だって、最初は里志のこと不審に思ってたし
仕事ぶりとか話を聞いて、尊敬して惹かれていったんだし。


きみ時間はDVD出たら絶対買いです。
きみ時間見たあとたまたま読んだのが、昨日書いたみずうみだったので…
なんというかがーんと。
ショックというか衝撃と言いますか。


幸せってなんだろうね?(苦笑)
宮沢先生、やっぱりこれだけ色んな人がいる世の中で
あなたと私二人だけの間でもすれ違うことがあるのに
世界全体が幸福であることなんて
無理じゃないでしょうか?
理想かもしれないけど、無理じゃないでしょうか?と。


うまく生きてくのは難しい。
でも楽しいから、まだやめないけど。

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2008.04.07 Mon
手も痛くてなんだか疲れていて
兎に角早く真っ直ぐ帰ろうと思っていたのに
何故だか勝手にいつの間にか駅と逆方向に足が向いていて、
だから図書館へ寄りました。

時間をかけてなんとなく書架の間を見て回って、
なんとなく手に取った3冊を借りて
その中の一冊をなんとなく読み出して。


好きな人。
自分に決定的な影響力を持っている人。
でも恋愛とは違う。
好きだから知りたい。でも知らずにライトな関係でもいたい。
頼られたい。守ってあげたい。可愛くていとおしい。

相手が自分より強い男の人なのにそう思うのは、母性本能ってやつ?
恋愛じゃない。人間愛じゃない。男の人として好き。
続いていくとも、まして結婚なんて現実的なことになるとも思わない。
だけどなんでもしてあげたい。好き。
真剣に生きている人だから、真剣に向き合っていたい。少し怖い。だけど大事な人。

こういう微妙な気持ちを、どうして汚れなく綺麗な言葉で淡々と書き記していけるんだろう?
浮気とか遊びとか汚いものじゃなくて、もっと綺麗なものだって、どうして伝えられるんだろう。

作家さんて凄いな。
私はこういう淡々とした言葉たちって持ってないな。
だからこそ染み渡るのかもしれないけど。


装丁がね、とても綺麗だったんです。だから手に取ったの。
あんまり幻想的に綺麗だからイラストだと思ってた表紙、
写真だった。

流れていく水。
綺麗で冷たくて、光輝いていて
手元に置いておけないもの。
綺麗な写真。
この小説に合ってる。

聞いたことのない出版社から出てる本でした。
でも良い本。
エネルギーを貰えました。

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2008.04.05 Sat

5日土曜日の14時の回、見てきました。
上川さんが帰ってくるから見に行ったようなもので、
原作は面白いけれど私の好みではなく、成井さんがどう脚本に直すのかに期待していました。
結果、流石としか言いようの無いアレンジと
役者さんたちの演技力で、素晴らしい物に仕上がっており、大満足でした。
以下ネタバレ含みます。


原作は、39年前へ行けるタイムマシン『クロノス・スパイラル』の開発をしていた主人公の男の彼女が事故で亡くなり、
男はパソコンと退職金を持って過去へ飛び、
株で稼ぎながら生活をする。
事故が起きる直前自分自身を呼んで彼女を事故から守るよう忠告する。
と、きちんと彼女を守った→過去に飛ぶ必要がなくなった→年老いた男の存在自体が消え、何事もなくなりハッピーエンド。
短編であることも手伝って、ただそれだけのお話です。
過去へ飛ばないなら彼女は助からないのではとか、そういったパラドクスは無視されています。

舞台のきみ時間は、主人公秋沢里志が海外勤務から戻り、それを妹と、海外に行く前に別れた彼女の梨田紘未が迎えに来るところから始まります。
この時点で、舞台上はすっかり隆也ワールド。
ぶっきらぼうに「おう」としか挨拶をせず、理屈っぽい理系の不器用な男。
紘未のことがまだ好きだけれど、彼女を幸せに出来ない。
研究が一番大事である自分。数分で観客に全て伝わってくる。
脱いだコートを畳むだけでまだ温まってもいない会場を笑わせるなんて、上川さんだから出来る事だと思う。

妹の暗躍で二人は馬車道ホテル(クロノスの舞台でシック・ブーケのお得意様だったホテル)
の最上階のレストランで食事をし、里志がプロポーズ。
見知らぬ誰かから贈られたシャンパンで乾杯をする二人。
式を挙げ、新婚旅行はイタリアへ。
紘未はジュゼッペ作のカメオが欲しかった。
婚約した時、母が父から贈られて、大事にしていたのに無くしてしまったと聞いていたので、
母と自分に一つずつ欲しかったのだ。だがみつからなかった。

里志は生き生きと仕事に打ち込むようになり、自分の理論を応用してクロノス・スパイラルを完成させる。
スパイラルは39年前のこの場所にしか飛べない。
しかも片道切符。戻って来ることが出来ない。
いよいよ明日は実験の日。そして紘未の誕生日。
その夜紘未は、妊娠したらしいと里志に打ち明ける。
喜ぶ里志。でも明日はどうしても仕事が休めない。
紘未は一人で病院に行けるから大丈夫、と笑う。
翌日、実験は失敗。出力が足りなかったらしい。
そこへかかってきたのは紘未がトラックにはねられたという電話。

ここまでを詳しく、幸せな日々を丁寧に描くことで、観客は感情移入をする。
原作を読んでいた私には、やがてくる悲劇が恐ろしく大きなものになるし、
読んでいない人にはあまりに唐突で無慈悲なものになる。
あれだけ幸せそうだった里志が取り乱し、医師にくってかかろうとして妹に止められる。
クロノスで感情的な頼人が医師に叫ぶのとは、また違った痛々しさがある。
やっぱり自分が仕事を休んで病院に付き添っていればこんなことには。この設定が里志の悔恨の念をより観客に伝える。

紘未が亡くなり、冷静に喪主を勤めて葬儀を行った後、里志は失踪する。
後を追うのではないかと心配してメールを打つ妹。
一月後、里志は戻ってくる。
結婚する前の、ぶっきらぼうで感情を表さない里志に戻っていて、妹にこう言う。
「幸せだったこの一年は、神様がくれた休暇だと思うことにしたんだ。
休暇は終わり、俺は研究だけの生活に戻る。ただそれだけのことだ」
何度も茶化して妹が語るモノローグで強調された『理系の人間』。
一ヶ月の間に納得出来る答えを考え、無理矢理思い込み、以前の自分に戻ろうとする里志の危うさ。潜む狂気。
そこに立っているだけで痛々しい。
これもまた、クロノスで小さい体で必死に走り回っていた菅野さんとは対照的に、自分の体を持て余すような上川さんの芝居が素晴らしい。
里志は実は紘未に内緒でカメオを買っていた。
あの朝、渡すつもりだった。
彼は幻想の紘未と会話をする。
「いつでも側にいるわ」「でも、触れないじゃないか」
研究が一番、君は二番とうそぶいてつよがっていた自分。失って気付く彼女の存在の大きさ。
触れない、と言った後ステージに取り残される上川さんから漂う孤独感に、見ているこっちまで取り込まれそうだった。

失踪していた間に設計図を書き直していた里志。
今度こそスパイラルは完成する。里志は会社を辞めて、退職金を全て39年前の金に変える。
誰にも言わずに過去へ飛び、38年を過ごし、紘未の事故を防ごう。
荷物はデイバッグに詰めた、800万とノートパソコン。
そして、紘未に渡す為のカメオ。

同僚たちは里志が過去へ飛ぶつもりだろうと気付き、駆け付けて手伝ってくれる。
野方は一人反対するが、聞き入れられない。
このシーンを見て、何人も何度も人を過去へ送ってきた、いつも聞いて貰えず、知っている人と会えなくなる野方さんの切なさを強く感じた。
彼は彼で、理性的なだけで、過去へ飛びたい気持ちだって理解はしているのだ。
いつまでもボールペンを大事にしているくらいなのだから。

里志がデイバッグを抱えてスパイラルに乗り込み過去へ飛ぶ。
ここで一幕が終わり、15分の休憩を挟む。
ハーフシアターでもないのに今までは有り得ないことだったのだが
この幕間で1枚100円で売られる新聞がまた心憎い演出。
表で一幕を振り返り、裏で二幕から始まる1970年の紹介をする。
観客は、万博最終日である39年前の世界に思いをはせる。

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2008.03.21 Fri
映画の番宣が面白そうだったので、読んでみた。この作者のものはクローズド・ノートしか読んだ事がなく、こういったテイストのものを読むのはこれが初めてだ。

以降ネタバレ含む。


誘拐事件でなくとも、自分が深刻な状況を抱えて平和な光景にまざっていることへの違和感は、誰しも一度くらいは抱いたことがあるだろう。共感のできる記述だ。
時間に遅れて犯人を逆撫でするのでは、という気持ちはわかりすぎるほどわかるので、この点は被害者の両親の気持ちがよくわかった。新宿にしろ横浜にしろ、多少の土地勘があるので読んでいても臨場感がある。
巻島さんがパンやカップ麺ではなく、目に付いたスライスチーズを食べるところがリアルに感じた。
彼のマスコミの前での失態は、いくら娘のことがあったからと言ってもちょっとやりすぎではないかと感じた。いくらなんでももう少し自制心が働くのではないか。

川崎も多少知っている場所なので、やはり読んでいて位置関係など色々なことを想像して読んでしまった。川崎男児連続殺人事件に事件がうつって、巻島が劇場型捜査のために呼び戻されるというのは面白かった。
ただ、個人的に植草が気に食わない。あまりに私情で動きすぎている。実際にここまで私情で動いてしまう者が警察にいるなら、かなり恐ろしい現実だ。下巻で彼の私情がどう事件の展開に絡んで行くのだろうか。

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2008.03.21 Fri
起承転結、エピソードの強弱がはっきりしている。初代版の良さを失わず、現代向きにより劇的にアレンジされていてとても好感がもてる。劇場公開時良い噂しか聞かなかったが、なるほど頷けた。

以降ネタバレ含む。



冒頭に満月牧師と美夜子らのシーンや、中途に悪役のシーンを挿入し、不安を煽る構成。
ドラえもんの石像も屋根をぶちやぶって落ちてくるとはかなりインパクト大。のび太くんの石像が空き地にあることをしずかちゃんがいいにくるのは一見不自然だが、それにより問題なく主要キャラ5人の紹介にもなっているところが心憎い。
この石像については、形が変わっていることについて「柔らかい石なんだ」とか初代版ではあまりに不自然だった台詞が変更されている。雨の中庭に出すよりもドラえもんのポケットの中に入れる方が自然だし、腹痛を起こして未来へ一度帰ることで後々ドラミちゃんが心配する伏線にもなっている。
魔法世界になってから喧嘩したふたりが、「石になれ」とかかりもしない魔法をかけ合おうとするのはシャレが効いている。
美夜子のママのエピソードはオリジナル設定だが、より感動的にしあがり面白い設定だったと思う。
満月博士が満月牧師と呼ばれるのは少し慣れなかったが、無理がある設定ではない。
五人がのび太くんの家に揃ったときはつい感動してしまった。
偽物の美夜子とのやりとりも冒険活劇らしいシーンで思わず引き込まれてしまう。
本物の美夜子がねずみの姿にされているというのも、初めから猫なのよりも、ドラえもんが嫌がって気付くのが遅くなるというのも不自然さがなくなるし、中々魔法を使う出番がないしずかちゃんたちの腕のみせどころにもなる。魔法世界の小学生らしく、遊び心があって良い。
悪役の手下の正体が美夜子の母、とすることで、物語はより感動的になるし、魔王の心臓のありかも母の口から語られることになる。美夜子がしずかちゃんに、髪をのばしてみる、と話すシーンも、しずちゃんと絨毯の中で話していたシーンとつながり、女同士の会話として心温まるつくりになっている。
個人的には、やはり違う世界から来たのね、とのび太くんと会話するシーンが好きだったのでそれが無いのは残念だったが、この展開も非常にあり。
最後に夢だったのかも、として、魔法が使えたのも「まさかね」とのび太に言わせながら、駄目押しで箒が樹上にあるのも良い演出。
若干残念だったのは、テーマソングが中途半端なところで切られていたことぐらいか。

初代版が好きな人間でも満足のいくリメイクだろう。

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2008.03.21 Fri
よくテレビやなんかで、人のファッションやメイクに
駄目出しをする番組ってありますよね。
このブランドのバッグにこのブランドの靴を合わせるのはよくないとか、
アイシャドウをこう塗るのにこのブラシを使っちゃいけないだとか。
基本的に批評家というものは嫌いなので、
この手の番組は虫唾が走るほど嫌いです。
ただ、その手の番組でひとつだけ好きで
シリーズ全部見たものがありまして。
その理由は、駄目出し役のメイクさんの言い方。
「こんなやり方じゃ駄目」「こうしなきゃ駄目」ではなく、
「こういうやり方もあるけれど、こうする方法もある」
「このやり方だとこういう問題が起きることがあるから
こうすると問題は解消される」。

メイクに限らず、人にはそれぞれやり方や考え方があって、
好みもあれば理由も様々。
プロは確かに知識も技術もあるし、その見地から
されたアドバイスは当然聞くに値する。
が、押し付けられる道理はない。
何事も、抽斗を増やすことが必要なだけだ。
その中で自分に合った方法を
ケースバイケースで選んでいけばいいだけの話だ。

これは絆においても全く同じだ。
手が痛かった、熱があった、気分が乗らなかった、
成績不振について何か理由があろうと言

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2008.03.20 Thu
TD 66

HBに遠征。
諸事情により車で来てみたので、初めてラゾの閉店までいました。
砂漠なので、ジオンもぼちぼち。
戦績は思わしくないですね。
砂漠が始まった頃は、この単純なマップも楽しかったんですけど
今は特に連邦で出るとしんどいばかりです。

簡単なマップだからこそタンクの練習したかったですが、
3回くらいしか乗せてもらえませんでした。

あとはまぁ、いいことがあったり、不愉快なことが何点かあったりなかったり。

軍資金も底をついたし、今月はこれが最後の出撃にするかもしれません。
と言いつつ、廃人なんでわかりませんけどねー。


絆と1200勝超えたので
勝利へ導く者

戦いを統べる者
の称号を貰いました。

…まぁぶっちゃけあんまりいらないんですがw

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2008.03.13 Thu
プロの書いた小説にこう言うのもなんだけれど、
相も変わらず文章が上手い。
早々と最愛の姉という言葉を出し、
姉の生活を語り色々な形での最愛を見せた上で
最終的に『最愛』を語る。
それ以外にも例えば、
『事が起こってからでないと警察は動いてくれない』
と同じ文章を間を置いて二度繰り返し、
三度目にして
『動かないのは何も警察だけではなかった』
とすることで、事態の重みが強調され
ずっしりと心に響く。
この重み、その時点で読者に分かっている以上に
重みがあったことが、最後まで読んで
初めて分かるところがまた心憎い。

以降ネタバレ。


男子高校生との二十代前半の女性恋愛は
そんなにいけないことなのだろうか?
そんなにも後ろ指刺されなければ
ならないことなのだろうか。
高校生が17歳でなく18歳だったなら問題なかったのだろうか?
そんなのくだらない。
当人同士が真剣だったなら
それで十分だと思う私は甘いのだろうか。
たとえ二十歳を過ぎていたって、
若い側の親は心配するし、年上側は気に病む。
人の恋愛を犯罪呼ばわりする同僚の男の方が、よほどくだらない。
四の五の言わずにそんな暇があるなら金を返せばいいのに。

主人公が姉を何度も強いと言うし、それを否定はしないけれど
そこまで強いとは正直思わなかったのは、
千賀子さんが私と似た人間に思えたからかもしれない。
私は男同士の、しかも知らない人間同士の揉め事を止める勇気はない。
ただそれでも、人の愛し方が似ている気がするのだ。
伊吹に自分の過去の傷や罪を洗い浚い話してみたり、
相手が殺人犯でも、今現在償っていない罪を背負っていても愛することができたり
罪を償って戻ってくるまで待っているという
意思表示のために、
敢えて本人が渋っている入籍をしてみたり。
この種の真っ直ぐさ、というよりも強引さだろうか。
これは私の中にもあるものだ。
好きな人には恥と思うことでも曝け出すし、
それで相手が少しでも気が楽になってくれたらと思う。

相手がどんな間違いを犯していても嫌いにはならないし、
相手を思いこそすれその間違いを正そうとするけれど
絶対に見捨てることはない。
全身全霊をかけて好きになる。
全力で、真剣だ。

だからなのか、彼女が実の弟と関係を持ったと聞いても、
正直なにもマイナスの感情は抱かなかった。
『世間』の人間はやはり違うのだろうか。
汚らわしく思うのだろうか。
親戚や、真尋のように、言葉を失って距離をとってしまうのだろうか。

いつも真保さんの本を読んでいると、
どんでん返しに継ぐどんでん返しに騙されるのだが
今回初めてそれが無かった。
悟郎が真尋に、
愛する女性の子供をこの世に迎えることが出来なかった
と語った台詞、相手は姉ではないのかと思っていたので。
傍から見ていたら、近親相姦で許されない恋なのだろう。
汚らわしく非常識に思われても仕方ないのかもしれない。
でも、本人たちにとってはそんな汚い気持ちではないはずだ。
もっと崇高で透明な気持ちだ。純粋なのだ。
この目の前の人を好きだという気持ち。
どう大切にしたらいいのか、愛したらいいのか、
それを伝えたらいいのか。

理屈ではないのだ。

哺乳類である限り、触れることで愛情を確かめ合うのは本能でもあるのだし、
なんの不自然もないように思えてしまう。
ただ好きなだけなのだ。
ただ、愛しているだけなのだ。
大切なだけなのだ。
魂の結びつきとでもいえばいいのだろうか。

悟郎が姉を抱いたことはごく自然なことで、
どうしても間違っていたとは思えないのだ。
悟郎と千賀子それぞれの気持ちが、
分かりすぎるほど分かってしまう。
私が千賀子の立場でも、悟郎を受け入れるだろうし
子供を宿したとしたら生みたいと思うだろう。
大切な人の血を分けた大切な命なのだから。

互いの存在を確かめ合い、赦す為に寝ることだって当然あるだろう。
子孫を残す以外に性行為に目的を見出したのが人間なのだから、
快楽のためでなく確かめ合うために
互いを大切に思ってことに及んでなんの不自然があろうか。


『一瞬の感情が人を永遠に縛る』。
この言葉にはドキッとした。
一瞬が永遠になる。
忘れられない人をいつまでも心に抱くことも
逆上して人を傷つけることも
その一瞬がいつまでも自分を縛ることになる。
たとえ一瞬の気持ちでも、たとえそれに縛られても、それは一時の気の迷いとは違うものだ。紛れも無く自分の気持ちだから、迷っても後悔はしない。
迷っても進むから結局は迷わない。続いていくから永遠になる。


ラストは衝撃だった。
いくらもう長くはないと言っても、安楽死させてしまうとは思わなかった。

ただ、自分の手で最愛の人を殺す。
これもまた最愛であり永遠だ。永遠に千賀子は悟郎のものになり、
誰にも穢されることがない。
そしてその罪も愛も背負って生きていくこともまた、
一瞬の感情に縛られた永遠なのだろうと思う。

拍手

2008.03.12 Wed
家から駅までの道すがら、梅の木が植えてある空き地?畑?がある。
昨日随分暖かかったせいか、今日見たら随分と花が傷んで
花びらもだいぶ散ってしまっていた。

梅が咲いて、散り、桜が咲いて散り、葉桜になり、
今度は梅の実が生っては収穫されずに地面にごろごろ落ちていたりする。

梅雨が過ぎればもう夏だ。

そんな季節がまたやってくるのだ。

夏が好きな私としては、春にふわふわと浮かれるのは、
夏が楽しみで仕方が無いから、なような気もする。


ところで葉桜と言えば、最近友達に勧められて読んだ
『葉桜の季節に君を思うという事』という本。
今朝電車で斜向かいに立っていた、
真山風の背の高いおしゃれ眼鏡に品の良いスーツのお兄さんが読んでいた。
まだ読み始めらしく最初の数ページだったけど、なんとなくびっくり。
勝手な親近感を抱いてしまう。

電車の中で人が読んでいる本が面白そうなので
同じのを読んでみたりも結構よくする人なので、
人の持っている本にはよく目がいきます。
だからブックカバーがついてると、何を読んでいるのか
覗き込まないとわからないので、つまりそれって失礼だから
やらないからわからないので、痛し痒しですよね。

まぁそんなこと言って自分はブックカバーをつけることが多いんですけど。

文庫本は必ずシリーズごとに色分けして紙でカバーをかけます。
これは、整理する都合上と本が傷まないため。
外に持ち出すときはその上から布製のカバーをかけることが多いです。
これは、図書館から借りた紙のカバーなしにもかけるんだけど、
表紙が分からないようにする意味でやることもあるけど
傷まないようにと、栞が必要だから。
だからカバーは紐の栞付きで、
読まない時はページが開かないように止められるのを愛用してます。
もうかなりガタがきちゃってるんだよね。
自分で作り直そうと思いながら、中々時間が取れずに放置しています…。

やらなきゃな。




拍手

2008.03.11 Tue
今回も、セオリー通りの展開で安心して読める。
1・2巻と比べればややアプローチが変わり、面白かった。
リーリンもやっと人となりが分かるように描かれたし
メイシェンやニーナ、フェリの気持ちも
随分とストレートに描かれてきているように思う。

以降ネタバレ。

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2008.03.11 Tue
恐らくこの本の定義で言えば、まず間違いなく
犬人間の部類である私としては、
全体的に小気味良く面白く読めた。
命好きと言い切るには、知識も足りないし
虫は恐くて触れない。
意思の疎通ができそうかできなさそうかで
判断しているので、
山羊ですら眼が合わない気がすると
もう自信がなくなってしまう。

それはさておき。
豊富な知識と経験に基く物語はかなり面白かった。
蠍の親としての愛情や、
リーラやソロモンの件など、読んでいて涙がでてしまいそうになるほど
動物たちの純粋さが余すところなく
語られていると思う。

同種同士で傷つけ合うおろかなことをするのは人間くらい。
そうなのだろうなぁと悲しいが納得した。

動物が好きだと真面目に言い出すと、
アンチ動物好きたちから屁理屈としか思えない攻撃を
受けることはよくある。
例えば、飼っている蛇に生き餌である鼠を与える記述が出てくるが、
動物が好きならそれがなぜ残酷ではないのか。
という突っ込みは必ずと言っていいほどくる。
下手をすれば、同胞であるはずの
ハムスターの飼い主から残酷だなんて
いわれてしまうことすらある。

家畜を飼うことと野生動物を飼うことの違い、
野生動物を飼うことの意義、意味、罪について、
野村先生は当然ながらしっかり把握し思考し、
ご自分なりの結論をはっきりと持っておられるので、読んでいて気分がいい。
続刊の『ダーツよ~』では、崇高なことを並べた後で、
これは建前で欲しいから、かっこいいから飼いたいんだ!
なんてぶっちゃけていたりして面白い。

知識も経験も不十分な分、
そこまではっきりと言い切る自信はないものの、
犬人間としては愛犬への愛情は誰にも負けない自信があるし、
愛犬が暮らしやすい世の中にするための努力は
実際惜しまずにできるところは
やっているつもりでいるので、
私もこのまま継続していきたいと思う。

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2008.03.10 Mon
相変わらず切なく心温まるストーリー。
コハルちゃんがどうにも可愛くてたまらない。
以降ネタバレ含む。


コハルちゃんが出かけてしまって、一人じゃやる気が起きない
とだらだらしてしまう正宗くんの気持ちは、とてもよくわかる。
過ぎる時間をそれなりに過ごせばいいものを、
喪失感とまではいかないまでも、何か欠けた様な感覚で
どうにもやる気が出てくれないものだ。

正宗くんのプロポーズの思い出も切なかった。
「僕と結婚してくれませんか?」。
私はストレートにこういわれるのが一番嬉しいけど。

大事な人に心配をかけたくない気持ちは分かる。
でもやはり、何も知らないのは悔しい。
そう正宗くんが言うことで、どれだけ陽子さんが
何も言わずにいってしまって、自分は何も知らずにいたことを
悔やんでいるかがわかってとても切ない。

辛いのと不幸なのとは同じではないというのは、
綺麗事かもしれないが、そうだと思うし、そうだといいなと思った。

新キャラのカンナとアンナは良い味を出していた。
特にアンナちゃんは、それくらいの年頃の女の子を出すことで、
陽子さんのお母さんの心情も吐露されて綺麗な展開だと思う。
冗談でしょう、と卑怯だわしか言ってやれなかったと
アンナちゃんのお母さんに陽子さんのお母さんが話すシーンはしみじみじんとくる。
親という立場といえどひとりの人間であって、未熟で後悔することも勿論あるものだ。

アンナちゃんとシローくんを前にして、 選択肢の話をする正宗くんも切なかった。
正宗くんだってやはり、選択肢は欲しかったはずだ。
陽子さんが心配をかけたくなくてした優しさは勿論わかっていても、やはり。
アンナちゃんに、高校生の頃に陽子さんに打ち明けられていたらどうしたかと訊かれて、
厳しい質問でもあっただろうけど、年下の女子高生にきちんと、
同じ答えを出せていたらいいなと思う、と答えた正宗くんの真摯さには胸を打たれた。
陽子さんが健在で、3人で温かい家庭を築いている様子を想像して、じんとしてしまった。

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2008.03.10 Mon
うっかり忘れ物をしたことに気付く

がっかりしながらひとり来た道を引き返す

でも忘れ物はちゃんとあったし
戻ったお陰で小さな戦利品も手に入れられた

だから、忘れ物をした意味はあったみたい
 

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2008.03.10 Mon
機会があったら見てみようと思っていた映画。
正直、映画館に見に行くほどのものではなかったなというのが
個人的な感想。

間宮兄弟は、ほのぼのとして面白いが、ぶっちゃければキモイのと紙一重。
実際に目の前にいたら、私ならホームパーティに行くのはかなり悩むかもしれない。
同僚とかなら兎も角。
それに比べて本間姉妹はかなりリアルで、こんな姉妹いそう、という感じがする。

見当違いな間宮兄弟の反省会は、苦笑い半分で吹き出してしまう。
些細な描写が細かくて面白い。
特に取り立ててクライマックスがあるわけでも、それによって成長したり変わったり
何かが解決して終わったりというわけでもなく
坦々と日常が描かれていく。
何も考えずにのんびりと見て、ほっこりできる映画。

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2008.03.10 Mon
ミツルは圧倒的に強く、ワタルは弱いけれど可能性を秘めている感は、
原作にも通じるものがあるのだろうが…。
ミーナのキャラはちょっと可愛い。
が、やはり原作に比べてストーリーが浅くなった感は否めない。

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2008.03.10 Mon
ワタルがカオリと共に旅をしているので、単純にミツルとワタルの競争的な話とは
大きくかけ離れている。
老神教と女神教の対立も随分と強調されている。
漫画としてはアクションシーン満載で面白いのかもしれないが、
原作を知っているだけにやや微妙なストーリー展開。

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2008.03.10 Mon

今日は何件もホームセンターを回りました。
疲れたよ…。
でまた、電動糸鋸置いてないのね。
間違えられたくないからジグソーじゃなく糸鋸言ってるのに
ジグソー指して「こちらに」言われて困りましたよ?
もちょっと勉強してくらさい。
それにしても、ホームセンターで電動工具を見なくなって
久しいですが、進歩してますねぇ。
値段も安くなったなぁ…。
なんかグラインダーとか色々欲しくなりました。

で、マック寄って前から食べてみたかった
あたたかスイーツシナモンメルツ。
甘ったるいの知ってて買ってみたんですよ。
も、すっごい甘いんですけど、普通においしく食べてしまった…。
どんだけお疲れなんだろ。大丈夫か??

絆もしてきましたけど、大将とかつかえねー。
少尉とかと一緒になったときの方が楽しかったね。
わかってる癖にやらん人と組んでもいらつくだけでつまんない。
大将の癖に連撃カットしてくるとか
プロガンでタンクもいないのに突っ込むとか
3バーなのにタンク出さないとか
なんだ? っていう。
ま、勝てたし楽しかったからいいんだけどね。

閉店までやって帰宅しまして
メールチェックしてたら見つけました。

Yahoo! 動画
「これが本当のクライマックス! 仮面ライダー電王特集」
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00377/v05445/

マイミクさんで電王好きな人結構いると思うので
無料動画も結構あったから是非どうぞ。
今見てるけど腹筋切れそうww

それにしても、初めは電車がテーマって(笑)と思って
見る気なんか全くなかった仮面ライダー電王ですが
これはほんとすごい番組だったなぁ。
仮面ライダーとしても新しくて
脚本、俳優、声優、スーツアクター、いろんな要素があって
どの方面から見てもすごかった。
ほんとくだらない月9とかより俄然面白かったもの。
マジ泣きして見てました。

FFXをやっていて、モーションアクターっていうものを知り
TDLのパレードでも、ダンスキャストのファンっているわけで
特撮のスーツアクターさんにもファンっているんだよね。
ほんとなんていうか、芸術の域だよね。
声優さんは声だけで演じるし
スーツアクターさんは動きだけだからね。
それでよくもまぁこれだけキャラ付けして演じ分けられるものです。
ほんとプロってすごいです。
かっこいいなぁ。

でまた、そんなベテランさんに混じって
アフレコ頑張った健くんとかほんとすごいなぁ。

トークショー見てて思うんですけど
本当に面白いなって思うものって
やっぱりチームワークがすごいですよね。
踊るとかどうでしょうとかもそうじゃないです?
仲良し度と、作品への愛。


なんかうまく言えないけど
ほんとあたしも頑張ろう☆
 

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2008.03.10 Mon
???
cbbd

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2008.03.09 Sun
GC2 88

ヒーローズベースへ。
今日はキリと別行動。
かわるがわるタンデムして、してもらって

自分的にはかなり有意義。

キリはキリで、地元で中将なのに顔見せない中将だったから
「あなたがキリさんですかっ」ってなったり
思いがけず川崎モアーズの中将さんがたまたま来ていて
戦友話で盛り上がって
そこから地元大隊の人との絆も深まったりしたみたいで、良かった良かった。

たまにはこんな日もあっていいよね。

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2008.03.09 Sun
GC 88

夜から久しぶりにブーボスへ。
今だけ限定らしいけど、6podになっていてびっくり。
期せずして戦友さんともお会いできました。

で、カード更新しました。
最近練習に重きを置きすぎてCD連発したんで
すごい通算が下がっているのが悲しい…

ACCDCCBCBB
CBCDCBDCCB
CCCCCCCBCD
SBCCAABDBC
CDCBBCSBBB
BACCBBCCDB
BCBBBACBBC
CCCDCCCCCC
BCCDDCDBBD
BBCBDBDBBB

S 2回
A 5回
B 35回
C 44回
D 14回
E 0回

総撃墜数 2830機
1174勝
 

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2008.03.08 Sat
さっきハチクロを読み返していて、
リカさんが、事故で亡くした旦那さんのことを夢で見ていて
起きて傍にいた真山を旦那さんだと思って手を握って
今見ていた夢は夢じゃなくて現実で
最愛の人はもうここにはいない
ということに気付いてしまうシーンを読んで
リカさんと真山それぞれの辛さを考える。

先日の日記に書いたとおり、私の立場は真山で。
「原田さんじゃなくてごめんなさい。俺でごめんなさい」
目の前でもう何度目かの絶望をするリカさんに
何もしてあげられなくて、兎に角悲しくて、
自分は彼女の最愛の人じゃないのに、それでも愛おしくて触れてしまう。
それがどこか原田さんにもリカさんにも申し訳なくて…

「あたしでごめん。あの人じゃなくてごめん」
どうしようもなくて、私が悪いわけでもないのに
罪悪感を抱えてしまうこと。
今まで、何度かありました。
相手が男女問わず。
ごめんなさいって。
でも私は好きなんだよ。
そう思うのも罪悪感があるんだよ。でも悪いけど私は好き。

リカさんが原田さんのことをずっと求めるのは
永遠を求めているのなら
それを忘れてしまえとは言えない。
でも、俺のことも見て欲しい。
原田さんが呼ぶ声から、リカさんの耳を塞ぎたい。
そう思う真山の気持ちはよくわかるんだ。


永遠っていう言葉があるからには、永遠ってあるのかもしれない。
そう言っていたのはスムルースさんで。
冬色ガールという曲があるんですけど、すごく好きで。

不幸なのは昔幸せだったから
不安なのは昔君といたから
どんなに想っても君はいない 声は君に届かない
いつか忘れてしまうのでしょうか
めぐる季節をめぐる想いを
いくつ数えるのでしょう

こんな歌詞で。
忘れなくたっていいんだよ。
私はあの子とは違うよ。でも傍にいるよ。
だから私のことも、見て。
そういう風に思うんだ。


永遠とか
夢とか、希望とか、完璧とか、未来とか
そういうあやふやな 目に見えないものって
私も、そういう言葉があるからには、在るんじゃないかと思ってる。
追い求め続ける限りは、そこに在る。
無いとわかって諦めるまでは、やっぱり在るんじゃないのかな。

京極堂さんも言ってたよね。
この箱をあけて中を確認するまでは、ってやつ。


求め続けたい。

リカさんが原田さんを求め続けて一生片想いを貫くなら
真山はそのリカさんを求めて一生片想い?
それは、ちょっと辛いよね。どっちも辛い。
多分原田さんだって辛い。
だから、求める限りそこにあるって言うことは
少し矛盾が自分の中ではあるんだけど。
二律背反ってやつ?


見えないものをカタチにする。

そっか。だから私は人の文や絵や写真や
いろんな創作物を見るのが好きなのか。
だから、つくることが好きなのか。


タイトルにしたのは、やっぱりAIRの『Nayuta』に入ってる
曲のタイトル。

大胆に 勇敢に 振り返ること
恐れずに 忘れずに 寄り添う影と
途切れそうな誇り高き道をただ 進め今日も

揺るがない 焦らない 諦めもしない
流されない
誇り高く 笑い飛ばしていけ

何から何まで全部壊れても
制御不能でさすがに疲労困憊しても
振り返っても途切れそうでも
やっぱり進んでいくんだよね。
ひとりじゃないからさ。
だからあなたもひとりじゃないから。
笑っていかなくちゃ。
進んでいかなくちゃ。

何があるかわからないんだよ。
でもだから進むんだよね。

生きていくってそういうことなんだ。
目に見えないあやふやなものばかり。
きっと、絶対、そう信じることでしか掴めない。

挫けそうで、途切れそうになっても
今日も少しでもカタチにします。

迷いながらでも、進まなくちゃね。


くるちゃんの近頃の歌詞やMCって
愛を臆面もなく語ることが多いけど
昔も若気の至り的に「愛してます」って言ってたな。(笑)
とふと思う。

うん。
愛してます。

みんな愛してるよ。


よし、がんばろ。

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2008.03.07 Fri
GC 66

会社帰りに、秋葉原トライへ。
サブカで1クレ、メインで3クレ。

66も3日目ともなると、かなりカオス。
次がジャブ地下なせいか、ガンダムと中距離多すぎ。
別に乗るなとは思わないけど
表裏で譲り合うとか編制考えるぐらいしたらどうなんだ。
おまえのせいで負けたんだぞ?!
っていう戦犯ガンダムの癖に、よろしくも言わないやつとか
将官やめてしまえー。

自分がへたっぴの癖に人に教えるのは
なかなか大変です。
良心がいたむというか。
でもまぁね。こんなでも参考にして貰えるのならばって話ですよ。

まぁでもあれだね。
絆なんて
っていうか何ごともそうだけど
自分がどこまでいきたいか、によるんだよね。
別にゆとりでただ楽しい~ってたま~にやるくらいなら
うまくなろうとか戦術や技術とかどうでもよくて
ただ近距離でトリガー・ハッピーでたれながしときゃ
運が良ければ点もとれるわけで
そういう楽しみかたを悪いとは思わない。

私は絶対嫌だけどね。
 

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2008.03.06 Thu
遂に最終巻。
やっと読み終えました。
巻が進むにつれ、どんどん世界観を伝える挿話が多くなってきて。
これは好き嫌い別れるでしょうね。
で、一体なんなんだ?って思う人は思うでしょう。
私は結構こういうのも嫌いではないのですが。
それでもノルウェイの森ほどは嵌りませんでしたね。
同じ女性として、クミコやメイ、マルタ、クレタらの
言動にあまり納得がいかなかったせいでしょうか。
かなり観念的な世界観なので、
感覚的に理解できなければ意味不明で終わってしまいますよね。

結末自体は多少現実味がありますが
それに至る過程も不安定で、事実はよくわからないし、
事実は重要ではない物語という気がしました。


ネタバレですが


シナモンが書き記すねじまき鳥クロニクル、という設定は面白かったです。
一応クミコも戻ってはきているわけで、ハッピーエンドと言えなくも無い。
メイの手紙は一体どこへいったのだろう。
折角彼女が書いたのだから、遅れてもいいから届いて欲しいものですが。

いくつか心に残る言い回しはありましたが、
中でも『相手の瞳の中に自己の反映を見た』という表現は
今の自分にはとてもよくわかるものでした。
男女とか好きとかそういう感情とは全く別のところで、
兎に角この人は自分に似ている。自分自身なのだ。
という感覚をもつ相手に巡り合うということは、
人生において中々ないことではあると思うし
自分自身であるからこそ
好きで大切でどうしようもない気持ちも本当ならば、
通常の現実味い溢れた恋愛は成立しないというのもまた
本当なのではないかと思いました。

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