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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.05.20 Mon
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2006.03.07 Tue
こういう系統の本は、言われんでも話せるわ!!
っていう人間なんであまり手に取らないんだけど、たまにはと思い読んでみることに。
読んでみて、頭にくることも間違っている!と思うこともほぼ無くて、
逆に、そうなの知らなかった、と思うこともほぼ無かったんで
普通に納得してかつやっぱ私間違ってないじゃん、と自信を深めてみたり。


イルカは様々な声を出して、人間の可聴領域を判断してから
相手に聞こえる高さの声で声を出してくれる、ってすごいなあ。
この前の真保さんの『真夜中の神話』でもイルカってやっぱりすごいと思ったけど
本当に凄いな。


私は動物が人間より下だとは思ってないのは当然のこと
というかそもそも人間だって動物なんだし
人間は動物の中でも下等生物だと思っている。
ゲド戦記じゃないけど、言葉を話せるから、だからって言葉が通じない人(生き物)を
差別するし、侮ったり嘘をついたりもする。
これはやっぱり、最低じゃない?
オオカミのような同朋意識もない。


ゴー宣で、キリスト教について書いていたことがあるんだけど
キリスト教をけして否定しない。私はミッションスクールの出身だし。
だけど、聖書には動物たちは人間のために作られたと書いてある。
そしてキリスト教の浸透している欧米では、動物は人の支配化に置くことが多い。
羊は飽く迄家畜。犬は人の部下。
日本のように家畜を家の中に買って、人と同じような名前をつけて
仲間のように話し掛けているという感覚とは結構違う。
狩猟民族と農耕民族の違いかなと思う。


だから欧米が駄目だというのではなくて、だからあちらの方が
犬などペットへのしつけはしっかりしている。
日本はまだまだ、ペットは家族より飽く迄動物で、
しつけもきちんとできない飼い主が多いせいで肩身が狭い。
ペットを飼える物件が少ない時点で可笑しい。
近年のペットブームでだいぶ増えてきたとはいえ、未だにペットの連れ込みを
禁止する店の多いこと多いこと。
食料品店なら匂いがどうのという言い訳もなりたつが
オートバックスやカラオケで断られるのは結構不愉快だったりする。
それもしつけをちゃんとして、トイレも我慢できる子で、かつ鞄の中にしまっているのに
鳴かないし毛も飛ばないのに、何が駄目なんだろう?
食料品店でも盲導犬はOKというのが、偽善だなと思う。
ならしつけができてればいいんじやないのか。
そんなにうるさく言うなら検定試験でも設けて、許可証でも発行したらいいのだ。
その許可証を持っている飼い主とペットはどんな店でもフリーパス、とでも。

しつけがされていない馬鹿親が自覚もなく親になって放置している馬鹿ガキの方が
レストランで土足で椅子やテーブルに乗ったり
走ったりぶつかったり騒いだり転がったり
犬より余程迷惑だと思うんだが。


飼い主のマナーやしつけがなっていないこともあるのは認める。
でも、ペットを飼っていない側だって過敏になりすぎてないか。
以前公園を散歩させていたら、まあリードをつけておけとか糞はとれという看板は
よく見るけど、『犬の散歩は迷惑なのでやめてください』という看板があった。
しかもこれは公園ではなくて、普通の道路に掲げてあるのだ。
ただ歩いているだけで迷惑などと言う人間の方こそ迷惑だ。
マーキングだって外猫だって、そういう生き物の習性なのに迷惑だと言う。
歩き煙草やいたらんガキの排掴の方が普通に迷惑なのに、そういうおっさんやガキには
注意できないで、ペットと飼い主に大義名分振りかざ
る。
日本はいつからそんなに人情の薄い狭苦しい国になったんだか。


店に入れても駄目、散歩も駄目、リード無しで走り回ることもできず
狭い家の中で飼われている大の気持ちには無頓着なのだ。
最近ドッグランが少しずつ出来てきているとは言え、有料だったり
まともな整備もされていなかったりする。

登山ひとつとったって、犬と登るのが駄目だと言う。
もともと山は自然で、犬もオオカミが祖先の肉食野生動物で
人間が後から邪魔してるくせに、よく言うわ。

熊が出たから撃ち殺したの、猪に餌をやったら指を食いちぎられただの
あほかと思う。
あほならあほで構わないけど、それで相手の命を奪うなんておまえが死んでしまえって話だ。
だって熊は出たんじゃない。熊のいるところに人間が住んでるんだ。
熊にしたら、つるつるの小さい肌色の変な動物が一杯出ているのだ。
野生の猪に餌なんてやるのがまずどうなのって話なわけで。
私はうちの犬に肉をやるとき、よくそれをつまんでる私の指は食わないなと感心する。
指の方が新鮮な生肉なのに、ちゃんと加減してくれてるのにありがたいと思いこそすれ
うっかり噛まれても怒りはしないがな。
(殺傷目的で噛んだら主人としてそりやあもうしっかり怒りますけど)
餌をくれるっていうから近づいて食べたら、どうも餌じゃないのも混じっていたらしい
そしたら突然叫んでどうしたんだろうと思っているうちに
銃を持った人が来て撃ち殺された、じゃ猪も死んでも死に切れまい。

日本で動物と対等に暮らそうと思ったら、抜本的な改革が必要だ。
改革というかむしろ、戻せばいいだけとも言えるかもしれない。
家、庭、近所づきあい。
犬を放しても吠えていても管理人を通してクレームをつけてきて
その癖そいつのガキは夜中まで家の中で走り回っていてうるさい
なんてことのない環境が必要だ。
今でも、所謂『都会』ではなく『田舎』にはそれがあるとは思う。

仕事がサラリーマンでさえなければ、自営業だったなら、
北海道の道東とか神戸の山奥なんかで住みたいなあ。
犬を放し飼いにしてさ。
まあこういう考えの人間なんで、大部分同意でした。本の内容に対して。
ただ、犬は人間のいうことは普通に理解してると思う。
イントネーションやアクセントだの、手振りで判断しているとは思えない。
ご飯をお預けにしていて、BAMが意地悪をして「よし」というのを遅らせて、
「よい」「おし」「かし」「よみ」とか適当に似たような言葉を言っても、
絶対「よし」っていうまで食べないし、そのときBAMはなにも動いてないし
ひどいときはBAMは食卓にいてユイから見えていないことだってあるから。

今はこの本が書かれてから十年近くたっているから
内容もえ?っていうこともあるけれど、
動物に対しての理解の無さはあまり変わっていないと思うし、
ペットブームなんぞのせいで余計に可笑しくなってきているような気もする。
 

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