忍者ブログ
Admin / Write
ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.05.20 Mon
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2006.09.05 Tue
先日読んだ本も専門的で良かったけれど、
これはより私の知りたいことが書いてあって嬉しかった。

学者さんは、「この仕草は餌を取るためのもので、頷いてるわけじゃない」
とか言い勝ちだし、それは本当っぽく聞こえるけど、
こうやって本当にイルカと接してきた人が、
「それでもこれは分かって、分かったということを伝えるために
頷いているようにしか見えない」
と言っている方がずっと本当っぽい。

それに、人間が思っているほど人間って優れていないと思う。
動物の中の一種なだけで、人間は動物より優秀だなんて決まっていない。

最近気になっていることがある。
人間が可愛いとか好きだとか思うのって、人間ぽい、ものに対してじゃない?
例えば最近、うちのユイに買ったササミガムで、
「可愛く両手に持って食べちゃう」っていうのがキャッチコピーのがあった。
確かにサイズはちょうどそれくらいで、ユイも両手で押さえて食べてて、
確かにそれは可愛いんだけど、別に押さえないでくちゃくちゃやってても
ユイが可愛いことにかわりはない。
にもかかわらず、それがキャッチコピーとして成りたつってことは、
犬が人間みたいに手で持って食べるのが可愛い、わけでしょ?
イルカにしたって、人間みたいに賢い、からっていう言い草もよく聞くわけで。
それってかなり、人間のエゴだよなあ、単に。と思う。
日本はほんとこういうところが遅れているんだけどさ。

前にたまたま、ドッグフードのこと調べていたらこの問題について書いてある
サイトに着いて、すっごいたたかれてたのね。
「イルカを殺すなというならゴキブリも殺すな」
とか、
「マタドールの仕事をなくしてこい」
とか。
叩かれてたっていうか、大抵動物保護・愛護に反対する人って、
問題の本質を全然知らないでいる癖に偉そうに
「じゃあ人体実験しろっていうの?ならおまえがやれよ」
とか
「殺虫剤反対運動も起こせよ」
とか言ってくる人が多くて、これもそういう戯言だったんだけどさ。

この本の気分の良いところは、イルカ万歳だけど、それだけにとどまってない。
本質を見誤っていない。
訳者の方たちもそうだ。
本には再生紙を使いたい、とか、イルカだけじゃなく他の動物にも言える問題。
本当にそうだと思う。
動物園はナチスの強制収容所と一緒って、凄い強烈な言葉だけれど
本当にその通りだと思う。
動物園を全く否定するつもりはでも私は実はなくて、小さいときは動物園と
ペットショップほど好きなものはなかった。
ペットショップは兎も角として、
傷ついたりいろんな理由で、自然の中で暮らしていけない動物を、
自立できるまで保護する。
その過程を人に見せる。
っていう動物園のあり方であれば、私はいいと思っている。
こういうのはなかなか、せーのではなくせないけどさ。

以前からダイビングしてイルカやマンタを見たい。
っていうのはかなえられそうで実は全然遠い夢のひとつなんだけれど、
やっぱりしてみたいなと改めて思いました。
そのときは、商魂たくましいツアーじゃなくて、
本当にイルカが好きで仲良しな人が主催しているツアーをよく選ばなくては…。

拍手

PR
*Comment*
Name :
Title :
Color :
Mail :
URL :
Comment :
Pass :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
   HOME   
713  714  715  716  717  718  719  720  721  722  1709 
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
アーカイブ
  




忍者ブログ [PR]