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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.11.22 Fri
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2006.08.22 Tue

すんごいタイトルと表紙だし、どうしよう…とちょっと思ったのだけど、
中をぱらぱらと読んでみたら面白そうだったので読んでみた。
ちょっとこう、勘違いされそうでお昼ご飯食べながら読んでいて
表紙が見えないようにすごく気を遣った。(笑)

なんというか、勉強になったなあ…。
バラバラ死体の鋸を使うのは素人とか、確かに言われてみればその通りなのに
目から鱗だった。
あと、青鬼、赤鬼、などという件(死体の腐乱状況が進み色が変わるのを
それぞれに合わせてこう呼ぶのだそうです)で、
ふと思い出したのが碧血脾。
碧血碑自体は、義に殉じて流した血は三年経つと青くなるという中国の故事から
命名されてるんだけども、じゃあその故事はどうしてそうなったのかは
まだ調べていないので分からない。
でも、こんな科学的な知識が無かった時代、死体が青くなるのを見て
この人は義士だから、赤い血が青く変わったという奇跡が起きたんだ!
って思ったのが、三年たったらとかいう逸話になったとしても不思議は無い。

第二部の映画や漫画へのつっこみも、なかなか面白かった。
こういうのは腐るほどあるだろうからなあ。
タイタニツクでローズが乗ってたのは扉じゃなかったっけ。
とか色々つっこみどころはあったけども。
日本刀で首が切れないという話だけど、歴史モノの小説や資料なんかによれば、
確かに切り辛いものだったし、下手な人なら介錯なのに何度も切りつけて
余計しんどい目に合わせてしまったって話も聞く。
でも、上手い人は一刀両断、しかも首が転げ落ちないよう皮一枚残したっていうし
腕があればある程度できたんじゃないのかなぁと思うのですが…。
石を両断してしまった豪腕剣士の逸話とかもあるしね。真偽はさておき。

心臓の鼓動に合わせずぷしゃーって血が噴出すとか、ありえないけど
セブンみたいにわかってるけどここはさ、っていうフィクションならまあいいと思います。
見る側がそこを分かった上で見てあげるのが良いと思う。
にしてもセブンのあの死体って、本物使ってるんじゃ?ってくらいだったんだ…。
一番個人的にショッキングだった怠惰の人が、
ありえないと知ってちょっとほっとしました。(笑)

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2006.08.18 Fri
有楽町にレイトショーで見に行ってきました。
感想。あおいちゃんが可愛い。以上。(苦笑)


以下普通にネタバレありです。
オープニングで白バイ警官の後姿。ヘルメットを取ると流れる黒髪。
これは確かに、おおっと思った。良い演出でした。意表をついていました。
が、本編を見て行くと、あおいちゃんの可愛さが際立ちすぎるのですよ。良く言うと。
バイクに乗りなれてきたところなんかはかっこよかったんだけど。
強奪の練習をしているとき、台詞回しを喋っていても、いくら襟で隠していても
あの舌足らずとでもいいましょうか、あの甘い喋り方、細い体、
どう見ても白バイ警官には見えないだろう。百歩譲って女警官だよね。
それにしても子供子供していてちょんバレだと思うんですけど…。
「よし、いいだろう」って岸、いいのかよこれで?!と思わずつっこんだ。(苦笑)
いくら切迫感があったとしても、白バイ警官がシートずるずる引き摺って来て、
甘ったるい声で「とまりなさい」って言って、女の子もろバレな可愛い仕草で
走ってしゃがみこんでたら、その場では分からなくても後から
「女子高生みたいでした」って証言が出てきてもおかしくないでしょう。

事前に素人の映画評価をざっと見ていて、悪くないけど謎はとけないし、っていうのを
ちらっと見たんだけど、本当にそんな感じ。
あおいちゃんは可愛いし、昭和のあの雰囲気もなんか良かったけど、細かい設定が
ちょっと気になった。(この時代、ブーツはファスナーがついてなかったんじゃないの、とか)
みすずはどうやってあんな遊びほうけてたのか、お金もそうだし、門限だってそう。
その上大学合格しちゃってるわけだよね?お金もどっからでてるのかわからんし、
一人暮らししますって言われて厄介払いできるにしろ、あの保護者たちはあっさり
手放したんだろうか?家賃も誰が払ってるんだろう…。
やたらみんな死んだり不幸な感じだしさあ。
アイディアとしては面白いし、確かに岸の言う通り疑われにくいとは思うけど
それにしたってねぇ。
盗んだお札を使って犯行声明を出すっていうのも面白いけど。
イマイチ岸のやりたかったことが分からなかったな。あとおひょいさんと。
原作を読んだら分かるのかな。原作を映画化にあたってカットしまくった結果
こうなってしまったのかもしれないが。
しかし原作者の名前が、主人公の名前と同じみすずだったのが気になり。
どういう人がどういうつもりで書いたお話なんだろうか…。

その気になったら読んでみます。
取り敢えず、三億円事件自体をちょっと調べてみようかな?

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2006.08.17 Thu
子供向けファンタジーの金字塔というには血腥い事件が多すぎる。
血が流れること自体がファンタジーらしからぬ、と言うつもりはない。
『はてしない物語』ではバスチアンがアトレーユを刺したし、
『ゲド』でもテナーは血腥い儀式をしていた。
『指輪物語』でもフドロの指は食い千切られるし、
FFXだってシンに多くの人が殺される。
でも、例えば今上げた四つの物語は、それでもファンタジーだ、と思う。
幻界に現界のものを持ち込んではいけない、なんて言いつつ、
一番持ち込んでいるのはこのストーリーの組み立て方じゃないんだろうか。
まぁそこは、幻界と現界つながってて似て非なる物、なんて言い分けが設定としてあるわけだけども。
宗教戦争、殺人事件、汚職、差別…現実のことが、単純にファンタジーの形を借りて
違う形でただあるだけで、「どこもそんなもん」ってもっともらしくまとめているけど
幻界には幻界という世界があり、幻界の日常がある。そこに厚みを持たせてくれないと。
いや、設定はちゃんとしてあるっちゃしてあるんだけどねぇ…
例えばFFXのティーダなんて、ある意味旅人だったけど、
彼が語るザナルカンドはワタルやミツルの持ち出す現界ほど嫌味じゃなかった。
ああ、そう言えばってこれいろいろネタバレですけど。

そう言えばティーダも、旅をするうちスピラに魅せられて、スピラの仲間に魅せられて、
自分がザナルカンドへ帰ることよりスピラを守ることに傾いて、
それが自分がザナルカンドへ帰ることに結局はつながるんだよね。
まあ平和に穏当に「帰れた」わけじゃないけど。
旅と言ったら、はてしない物語のアトレーユの初期の旅だって、
バスチアンを連れてくるため=ファンタージェンを救うため の旅だったなぁ。

ところどころじんとくるところが無いわけじゃないんだけど、
それを忘れるほどにえ?と思うことがある。
父とその不倫相手にそっくりな人を殺してしまうとか、(幻覚らしいけど)
司教を殺してしまうとか(間接的にだけど)
小学生がだよ?それもワタルという所謂いい子が。
で、気に病んでる描写はあるもののそれだけだ。
更にミツルなんて…だし。いくら現代の子供が、人は死んでも生き返る
と思っているとしても、いくらなんでもこれはなあ…と思う私は性善説なのか?
真っ当な人間なら、人の大量な血を見ただけでもっと動揺してもいいと思うんだけど…。
コナンくんや少年探偵団が、毎回死体を見つけても冷静なのと同じか?(笑)
でもだとしたら、やっぱりファンタジーじゃなくミステリーじゃないのか。
いやそういう区分けにこだわるわけじゃないけど、ファンタジーというものに
自分が思い入れがあるせいか、宮部さんがというかこれを持ち上げてる周りに
不快感を感じるなあ。
ファンタジー要素は全て借り物で、現実世界のことを、ファンタジーの設定で
いろんなゲームとかお話の切り貼りで、出来ているような気がしてしまう。

それに、ミツルに先を越されそうだからってあっさり旅を諦めるってのが
は???って思って、あまりには?って呆れてしまったので
三人の落ち込みもカッツの語りにも感情移入が出来なかった。
先越されそうだからって、どっちが人柱か関係なく、宝玉捜さない?
探せばお母さんにまた会えるんだし。人柱になるなら尚更でしょう。

カッツを殺してロンメルさんが人柱なのも意外だったし、
(ロンメルのカッツが生まれ変わって云々って言い草は感動したけど)
ミツルもだし、なんで幻界にミツルの妹が迎えに来るんだろうって疑問。
それにワタルのお願いも、あれでよかったのかな…。

話が逸れるようだけど、私は宮沢賢治が大好きだ。
でも一点相容れないなと思うのは、「世界全体が幸福でないうちは…」ってやつ。
だって、すべての人がみんな幸せな状態って、理想だけれどありえないもの。
田中理香子と三谷明と、ワタルとワタルのお母さんの幸せは
両立しないよね?自分の幸せが誰かの不幸と表裏一山一体になってることってあるじゃない。
実はそんなのばっかりかもしれない。
そしたら、この四人が少なくとも同時に幸せになることはないよね。
少なくとも、平穏無事に家庭生活を、ということが四人の幸せなら。
お母さんか理香子と三谷明が諦める、譲歩する、ということが必要になってくる。
だから単純に女神様の前で、みんなの幸せを、僕に力を、とは確かに
ワタルは願えないのかもしれない。
だけど、未来を、というのも同じ位抽象的にも思える。

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2006.08.15 Tue
ソウル・ミュージックに詳しくないので、タイトルに使われているのが
全て実存する曲のタイトルであるとか、そういうことは全然知らない。
が、前編にたゆたうゆったりとした他の流れ、心の動き、それに従わざるを得ない体
えもいわれぬ雰囲気があった。
よしもとばななさんがよく、エロい文章と表現していたけど、
まったくそのとおりだなと思う。そういう意味が、よく分かってきた。
なんだろう。単純に、恋っていいかもって思えるような。
下世話な意味でなく、恋とセックスは切り離せないものだと
普通に思えてしまう。

解説がまた、趣向が面白かった。翻訳家ならではの視点である。

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2006.08.14 Mon
はすっばで、目の前にいたら絶対ついていけないけど、
ゆりがすごく可愛いな。
それにしてもロバちゃんみたいな面倒見のいい男、欲しいなあ。(笑)
なんだろうこの、甘ったるい幸せ。
においたってくるような、バニラとかストロベリーとか
しつこい系統の甘さ。でも、やっぱりいい匂いな幸せ。
うーん。いいなあ。

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2006.08.10 Thu
ひとりっこは我慢というけど、親の顔色の見張り、防衛をひとりでやらなくてはならない。
共同戦線をはれる仲間のいないひとりっこは、却って敏感になることもある。
これはすごくよくわかるなぁと思う。
兎に角分厚くて、2/3 読んだところでやっと第一部が終わった。
で、ファンタジーの世界に入ったと思ったんだけど、どうも設定が甘いっていうか…
現実世界の政治とか戦争と、現実世界のロープレ関係のゲームの話とを借りてきて
それで物語が構成されているような?
ぶっちゃけ模倣犯だってつまんないと思ってたくらいないなのに、これでは
ファンタジーなんて向いてないんじゃないの?とつい思ってしまう…。
私の思うファンタジーって、指輪やゲドだから、これはちょっとねぇ。
ファンタジーの世界を借りてきても、やりたいことはミステリーと同じだし
これ映画化ってどう映画化してるのか知らないけど、原作に忠実にしたら
ミツルの過去だって画像にしたらかなりエグイし、子供向けファンタジー、には
到底思えない。
ん~…。どうなんでしょう。
駄作とまでは言いませんし、面白くないわけではないんだけど。
ファンタジーの金字塔という煽り文句は如何なものかと思い真す。
どう考えてもファンタジーじゃないでしょ、これは。

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2006.08.08 Tue
確かに中学生か高校生の頃、読んだはずなのだ。なのに、一切記憶が残っていない。
嫌悪感を感じて、それでも読み通したはずなのに。
それは、私が子供だったというよりも、主人公に近くて、
杏ほど強さもなく、瞳美ほどの楔も受け入れ難く、怖くて嫌だ、という思いしか
残らなかったのだろうと思う。

転校して、先生に贔屓されて、虐めに遭うという基本を私も経験しているせいか
風葬の教室がより好きだ。
ただその頃の私はあまりにも優等生で、飛んで行く蚊を握りつぶすことは
してはいけないと思っていたから、黙って血を吸われることしかなかった。
幸い同じクラスの子は男女みんなアッコみたいな感じだったんで、
18年間の学生生活の中で一番小学校高学年の二年間が楽しかったけど。
中学にあがってから、今の気持ちで小学生に戻りたいなあと思うことは何度かあった。
今の自分なら、血を吸われながら薄ら笑いをし、叩き潰すときを
楽しみに陰惨に待つことができるだろうと。

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2006.08.04 Fri
ハッピーエンドばっかりってわけじやないけど、まあ面白かった。
憂鬱じゃなくさくさくっと読めた。
ありえない!とかいろいろ思うこともあったけど。
ま、派遣と普通のOLじゃ違うところもあるだろうけどね。

むしろ解説の山田さんの言葉遣いに憂鬱になったくらい。
この人ってなんでこういう言い方しかできないのかなあ。
やっぱダメだなぁ、私は苦手だ。と思ってしまった。

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2006.08.03 Thu
期待していたのとちょっと違って、寓話的な面だけではなく
猟の仕方であるとか、様々な角度から見たお話が満載だった。
ちょっと多角度過ぎて私の求めていたものとは違ったけれど、面白かった。

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2006.08.01 Tue
短編集なのも手伝って、読みやすかった。
各章にそれを象徴する色のページが綴じこまれていて、不思議な小説だった。
一番怖いなと思ったのは黒子の章。不幸の種を蒔いているのは自分なのかもしれない。
でも、自分では気付いていないから、自分でもどうしたらいいか分からなくて、
黒子をとってしまったりするのだろう。それが原因だと思てしまっていて、
他にどうしていいかわからない。
だけどどうやったら彼女は、自分で不幸を招き寄せることをやめられるのだろうか?
黒子が彼女のコンプレックスで、嫌なものであることには違いない。
傍からどう見えようとも、彼女は苦しんでいる。
苦しんでいるのは彼女。

他人事ではないな、と思った。

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2006.08.01 Tue

裏表紙に書かれた「元気がでる小説集」、あんまり信用しないで読んでみた。
でも、書いてあるとおりだった。
なんだ、こんなのも書く人なんだ。
絵に描いたようなハッピーエンドじゃなくても、まいっか。頑張れるかも。
そう思えるラストだし、ひとつひとつはごくごく短く、
いろんな人の人生を垣間見ているような気分になり、面白い。

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2006.07.31 Mon
解説にある通り、割と愉快に読めたのはコメディタッチというか、
ブラックユーモアとして書かれていたからなんだろうな。
それでも浮気相手が妻を攻撃しようとほくそえんでいるところなんて
吐き気がしたもの。(苦笑)
なんで間違ってる方が偉そうで、正しい方がお願いしないといけないんだか。
両親共に若い男に手を出すなんて、もうここまできたら笑うしかないよなあ…。

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2006.07.31 Mon
そんなこと言ったって知ってることばっかりだろう、と思いつつ読んで見る。
ぶっちゃけ、ネットをやってる人なら知ってることばっかだし、
こういうありがちな文章は見飽きたし興味も惹かれないなあと思うところもあったけど、
参考になるというか、面白いな、という部分もあったし。
ブログが何か分からない初心者の人にはとても分かりやすい本なのじゃないかと思う。

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2006.07.29 Sat
MI3
実は1は見てない上、2はこないだテレビでやってたけど途中で寝ちゃって
(つまんなくってさぁ…)なのに見に行ってみた。(笑)友達が見たいってことなので。
この手の映画は好きか嫌いかっていったらあんま好きじゃないっていうか、
「ってゆ-かトム・クルーズがかっこよければそれでいいわけでしょ?」って
ずっと言い聞かせてないと見られないというか。(笑)
でもどうせ見るなら迫力ある映画館の大画面スクリーンで見るべし、な映画だよね。
つくりがやらしくて面白かったです。
オープニングでどきどきして、平和になって、一周したときに、そのピンチっぷりに
何倍もぐったりなる。
シリーズ最大のピンチにイーサンが陥るって話だったけど、本当にそうだった。
(1は知らないけどさ)
いや怖かったー。
どうなることかと思った。
つっこみどころは満載なんだけど、まいっかあ、という。
はい。普通に面白かったです。うん。

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2006.07.28 Fri
解説にあったように、私には結婚小説というよりは、ホラー小説に感じた。
ドッペルゲンガーの存在がホラーというより、
八方塞でどっちを選んでもうまくいかない人生、というのがもう恐怖だ。
もしあのときこうしていたら、というのは人間だれしも思うもので、
だからドラえもんも『もしもボックス』を持っているわけだし、
どうあがいても結局変えることはできないのだという説も出てくるわけで…。

人生を交換して、最初は真っ青に見えた隣の芝生だけど、よく考えたら
自分の家の芝生だってそれなりに綺麗じゃないか、と思って元に戻って
それぞれにうまくやっていく、という展開ならこう恐怖は覚えないと思うんだけど。

という気持ちになるのが分かっていて読んでしまうあたり、
自分が本当に既に八方塞なのかも。

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2006.07.28 Fri
四条河原の『夜の力』。すごくよく分かる。
京都へ行くとすごく感じるから。
特に夏の夜。
深い歴史と、それに守られた濃い空気というか。

空気と言えば、独り暮らしは空気が動かないっていうのも
すごくぴったりくる表現だなぁ。

さっぱり読めました。

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2006.07.28 Fri
これを借りたのは、タイトル。
AIRのMY RHYMEを思い出したから、という、山田詠美さんとは
なんのかかわりもない選び方で。
彼女の本は、当時流行っていたものは一通り読んだのだけど、どうしても好きになれなかった。
多分セックスとか平気で使われて書かれるあけすけな文章に、当時の私は
嫌悪感を覚えた、というところも大きかっただろう。
でもそれとは別に、なんか合わなかった。
ただ、合わない中でも唯一好きだったのがチューインガムで、これは文庫本まで買った。
あれを読んだときと、同じような気持ちになった。
今のために未来を台無しにしてはいけないけど、未来のために今を台無しにしてはいけない
とか(大抵は前半部分しか大人は言ってくれない)心にぐっとくる言葉もたくさんあって、
全然予想とおりじゃない展開に驚いた。
全般的に読んでいて幸せになれたし、現実感がわかない悲しみとか
いろんな感情とか、なぜかすごく馴染みのある感じだった。

基本的に私はロビンに近いのかな、と思う。
ハーモニーが羨ましくて頭にくるし、愛らしいと思ってしまう。
そして現実のいろんなものを直視しすぎて受け流すことができない。
冷静であろう、強くあろうとするけれど、それが仇になってしまったりする。
だからやっぱり、ハーモニーが羨ましかったかな。

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2006.07.26 Wed
短編集なせいか、今回は面白かった。
面白かった、というには語弊がある気もするけれど。
ハッピーエンドにしろバッドエンドにしろ、なんか区切りがついて欲しい自分には、
「で?」っていう読後感が否めない部分ではあるんだけど、前読んだのより
全然共感できた。今回のが合うのか、今回荒んだ心境だから合うと感じるのか…。
取り敢えず、プラナリアは知ってました。
ん~…。
こういう報われない気持ちっていうか、気だるい感じって、みんな持ってるものなのかなぁ?
幸せそうに笑ってる人の笑顔が信じられなくなってきた今日この頃です。

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2006.07.21 Fri
ホットペッパーで探すと、結構「繁盛してないからのせてるだけの店」に
ぶちあたることが多く、失敗したなあ、特に接客面で。と思うことが多いんだけど、
ここは久しぶりに大当たり!

店内は落ち着いた雰囲気だし、間仕切りしてあってのんびりできるし、
料理も普通に美味しいし、クーポンの割引率もなかなかで、飲み放題つきだし。
でも何がって、接客です。

まず最初に、持って来てくれた枝豆のお皿のふちがかけていたのね。
こっちは何も言ってないのに、テーブルに置きながらお姉さんが
「あ、欠けてますね。すみません、替えてきます」って。
「いいですよ」ってうちら言ったんだけど、「いいえ」って笑顔で替えてきてくれた。
居酒屋関係で、欠けてようが知ったこっちゃないって感じで使う店が多い中、
とっても立派!と思った。
それと、料理で釜飯で若干の説明が必要なのがあって、それ持って来てくれて
説明してくれるとき、
「お話中すみません」って言ってから説明をはじめてくれた。
感動!
なかなかこの気遣い、出来ない人多いのよ。普通に説明しだして、客が話中断して聞く
ってパターンが多いし。
いやいや、良かったです。気に入った。また行こうっと。

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2006.07.21 Fri
さくさくっと読めたし、読み始めは気が付かなかったけど結構最近(2003牛発行)の話だった。
あんまり構えずに時間のあいたときにでも結構ちゃんと読みきってしまえる感じ。
のめりこまずに作家の考えをリアルに知れるから、小説と違ってエツセーも面白いなあと思う。

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2006.07.14 Fri
駅の構内で買って、帰りの電車の中で読みました。
涙をこらえるのが辛かった。
以下ネタバレ。





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2006.07.10 Mon
読んでみて、自分は偏見持ってない人間だったのだなあ、と。
この本に書いているようなことは全然思ったことがなかったので。サラ金嬢に対して。
むしろへ~と思って読んでしまった。
なんというかまあ、どんな仕事もぞれぞれに、楽しかったり大変だったりですな。

営業電話かけて、「本人は死にました」と言われたことは私もあるので
あの気まずさというか、すごく申し訳無い気分、私もよくわかります。(苦笑)

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2006.07.04 Tue
なんというか、すかっとする。
いや、世界は違うし、こんな人が自分の旦那だったらすっごい嫌だろうなあとか思うんだけど。(笑)
友達だったら気分いいだろうなあ。
あ、でも自分が男だったらの話で、今の状態でこういう人と友達になったら
そういう生き方って気分いいだろうなって思って応援してあげたい気持ちより
心配しちゃう気持ちの方が強いかもしれないかな。
頭脳戦でもあり、体力勝負でもあり、アウトローだったりぎりぎりだったりの世界で
面白そうってすっごく思うけど、自分にできるかっていうと自信ないなー。
でもすっごい面白い。
関西弁だしこういう考え方の人だし、さくさくちゃきちゃき話が進んでいくから読みやすいし、内容も面白い。

『死んでもないのに~』の方も是非読んでみたいな。

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2006.07.04 Tue

興味半分、そうは言ってもこういうマニュアル系・啓蒙系は馬鹿にしている私ですが
結構面白かった。
ただ、ディズニーだから絶対大丈夫っていうことも全然無い。
この人の代、この人の周りはこんな感じだったかもしれないけど、そういう率が高いかもしれないけど
みんながみんなそうじゃないという意味では、ディズニーも他の客商売も同じ。
リゾート内では愛想が良くても、制服を脱いだら態度がでかくなる。
アンバサダーに駐車場から出庫しようとしているお客様の車があるが、一向に出られない。
通行する車のせいではなく、社員通用口から舞浜の駅に向かうキャストの群れのせい。
私はこの時3時間くら張り込み(笑)していたのだが、その問立ち止まったのはスーツの男性と
女性ひとりのみ。あとは車なんか無視でおしやべりしながら駅に歩いていく。
サービスがなんたるものか、キャストとしての誇りがあったら、コスチュームを着ていなくても
当然止まって車を優先してやれるだろう。
況してやリゾートに来ている自分たちの客で、しかも一端とまったら何台も出庫して
自分たちが電車に間に合わないのならいざ知らず、一台だけなのだから、通してやればいいものを。
トレーナーバッジをつけていてもむくれて目も合わさず接客する人もいる。
そう言っても、「ああ、シーはね~」「土日っこは学生バイトが多いからね~」。
いや、ねぇじやないでしょ?直そうよ。動こうよ。シーならこ学生なら、レベルが低くていいわけ?


会社自体も、遅刻・欠席は理由問わず厳禁っていうのはちょっと行き過ぎと思う。
ま、それは別に悪いことではないとは思うんだけど、この時間働けるという契約をしたのに来ないのは
契約違反だ、という論理はわからないでもないが、そう言うのだったら
今日は雨だから、客少なそうだから、「今日はこなくていいよ」と問答無用で
キャストの家に電話してお払いばこ っていうのだって契約違反じゃないのか?
これは解消・全解消と呼ばれるもので、その代わり半額くらい支払われるんだけど、
この制度がまたいい加減で、キャストに「今日解消」って電話したSVがその届をスケジューラーに
出し忘れると、単に今日はシフト入っていなくて元から休みってことにされてしまうのが甚だしく問題。
(累計今5、6万支払ってくれない上、言っても「休みになっているものはなっているし、
解消の証拠が無いから」と相手にされないわで私は今怒っている)
夢を売ってる国で働いている癖、人の男に手を出すキャストもいるわけで、
別にこの本はけして否定しないけど
今のOLCがしかもみんながみんなこのまんまかっていったら、全然違いますよ と思う。
ディズニーじゃなくてもきちんとした接客をする人はいる。
スーパーでもホテルでも、まともな人もいれば駄目な人もいるけど、ホテルの方が
まともな接客をしてくれる人がいる率が高い。
結局そういうことでしかない。

と思うと、ディズニーで働きたいなって気分と、絶対働きたくないなって気分と両方ある。
白さんの下だったらめちゃめちゃ働いてみたいなあ。

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2006.06.30 Fri
分けて感想を書くのが面倒くさくなったらしい。(苦笑)
好みで、すごく男らしくてかっこいい★って思う人もいるのでしょうが、
私には合いませんでしたよ、という話。
ラストもだって、ねぇ。
なんかあっけないなあ。
梁山泊という言葉そのものに対するイメージまで変わってしまったよ。

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