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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.05.20 Mon
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2006.03.03 Fri
あのこれ…誰か映画化しません?アニメ化でもいいから…。
今の技術で描いたら、絶対もの凄いことになると思うんですけど…。
ヒッチコックの鳥とか、エイリアン2とか、
いろんなもので感じたものがこの一冊には全部詰まってます。

なんていうか、これを書いたのが同じ日本人だということに
誇りを覚えるよ。

真保さん、あなた変だよ…
コウモリやイルカの本を読んでこれを思いついたの??
どういうきっかけでこの話のプロットを思いついたのでしょうか。
あなたの脳をMRIで調べたいッス。


優しさも積もれば雪崩を起こすっていう言葉が、ぐさっときました。

イルカに声帯が無いっていうのも全然知らなかった…。
あちこちで書いてると思うんですが、
高校生の頃国語の模試で出たきた文章問題で
イルカを取り上げたノンフィクションがあったんだけど、
それでイルカのその超音波を録音して、速度を下げて再生すると、
直前に人間が言った言葉を真似して発音していた、とかいうのがあって
物凄く心に残ってるんだけど…
(誰かソース知ってたら教えて下さい。全然なんの本か
作者が誰だったかも覚えてないんです)
脳の半分ずつ寝ているとか、イルカってなんか、人間には遠く及ぶことのできない
すごい生き物だ…と改めて思う。


呪いってきくと、黒いねっとりしたものを感じるのはなんでだろう。
どことなく野蛮というか、原始的なイメージがあったりする。
呪師のイメージのせいなんだろうか。
ヤドクガエルについて調べていた時に興味深い例を読んだことがある。
単純に説明すれば、医療ではなおらなくて、現地の呪師に頼んだら
得体の知れないものを塗ったり飲ませたりして呪いを唱えて
数日して解毒されて完治した、っていうような。
そのソースは、飽く迄ヤドクガエルについてのものなので
この呪いがどうしてきいたか、とかそういう説明はなにもなくて、
単にカエルがらみの記事として載っていたんだけど。

聖書は多少心得があるので、なんか色々と思うことがありました。
まあ聖書に限らず、宗教というものについて。
私は無神論者なので、晃子さんの説にはすごく驚いたし、だとしたら納得もいくと思った。
宗教を否定するつもりはないけれど、
信者の都合良くは現れてくれない救世主と、その理由をつけるために
色々と納得いくよう説を考える信徒たち。
その理由も分かってくる。
そしてそんなこといいっつも、神の采配や運命を感じてしまうこともある私には
本当になんだか、よく分かるというか。そんな気がした。
科学的に解明もできる。
でも、やっぱり神秘は残されている。

神秘を取り上げない描き方がとても良かった。


以降ネタバレ。





桐生さんがまさかそんな!普通にちょっと野心に溢れてるけどいい人、
だと思ってたのに!
いや、いい人には変わりないんだろうけど。
晃子さんを心配して、両親の相手だってしてくれたんだから。
でも…。
怪しげなプレスの記者や刑事さんが実は怪しくない、ってのは
まあ予想できる範囲内だけど、それは予想できなかった。
だって晃子さんの知り合いなんだもの。微塵も疑ってなかったよ。
やられました。

なんて思ってたら神父さんですよ。

ああもう。

ああ驚いた。

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