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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
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2005.09.12 Mon
パピーウォーカー―盲導犬のたまごとくらす幸せ
パピーウォーカー―盲導犬のたまごとくらす幸せ
石黒 謙吾

元々犬が大好きで、ボランティアにも興味がある自分には、
かなり前からやってみたいと思っているパピーウォーカー。
しかし実家ではできず、一人暮らしではできず(留守が多い家ではトイレ等のしつけが不十分になるのでできないのだ)、
結婚した今村動きなのでやはりできない。
まだまだ先になりそうな、それでもやれば実現する身近な夢のひとつだ。
私にとって。
実際、実家で専業主婦の母と小学生の自分のいたとき飼っていた犬は、
トイレを覚えるのがとても早かった。付きっきりで見ていられたからだ。が、結婚してから飼い出した子は随分とかかった。
夕方から朝までの時間しか見ていられないのだから仕方ない。
パピーウォーカーは言わば、自分の家でよその子を預かるようなものだ。
自分の家の子のトイレのしつけに時間をかけても、
自分と大本人が迷惑するだけだけれど、よその子にそんな失敗を
押し付けるわけにはいかない。
家にいられるようになったときの楽しみにとっておこう。

そんなこんなで興味のある分野の本だったし、手にとって見た。
写真が多く字も大きめで、ページ数に比べてあっという問に読めてしまう。
内容は筆者があとがきで語っているように、80%ノンフィクション。
まったくのノンフィクションではない。
ブリーディングウォーカーからパピーウォーカーに手渡され、育てて
盲導犬としての適正を見るまでの各家庭での様子が書かれている。
好みもあるとは思うが、個人的にはちょっと文体がクサすぎた。
不必要に感情を盛り立てていくのが逆に気持ちが引いてしまい、
嘘臭いな、という印象があったので、あとがきで
まったくのノンフィクションではないというのを読んで却って安心した。
ならばやらせではなく、これはフィクションだと捉えられるからだ。
これを読んでやってみたい!と思うというよりは、
やってみたい人が様子見で手に取る本ではないかと思える。

内容は予想外な部分というのは一切ないと言っていい。
各家庭が楽しみに子犬を待ち受け、
育て、たくさんのものを貰って涙ながらに別れる。
ただその別れは前向きなもので、死によっての別れよりよほど気が楽だ。
きっとどこかで頑張っている。
そう思える、ボランティアの中でも得るものの大きいボランティアなのではないだろうか。

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