忍者ブログ
Admin / Write
ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2025.04.20 Sun
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2006.01.18 Wed
新撰組の謎 徹底検証
新撰組の謎 徹底検証
加来 耕三

私個人としては、半分を過ぎたあたりからは
目新しいこともなく、徹底検証という割には筆者の意見も多く
微妙な感じだなあと思った。
前半部分はなかなか面白く読んだ部分もあったのだけれど。

小説は飽く迄小説なので、ノンフィクションとは違う。
歴史上の人物を取り扱っていたとしても。
だから、小説を取り上げて、史実と違うとか、
何故この史実を書かなかったのかと言うのはナンセンスだと思う。

検証の見解が、私の抱いているものと大きく違う部分も多く、
『根拠が無い』という言葉はよく見受けたものの
筆者が拠っているものが何なのか、ということが私にはいまいち
よく分からない部分もあった。

ただ夏目漱石が大好きな私にとって、斎藤一もとい藤田五郎と
学校で言葉を交わしていたかも?などというのは
なかなか興味深いというか、妄想を掻き立てられた。

筆者はどちらかと言えば永倉さんなどの語り残したことを
信じているように思う。
子母澤さんや司馬さんの書いたものについては細かく否定している割に。
隊土本人だという理由からなのか。
近藤・土方の非をあげて、新撰組研究家や作家が
新選組が好きな故それを避けている
というような記述がいくつかあったけれど、
結局史料がいくつも残っていても、どれを信ずるかによって
『史実』は変わって来る。
多くの史料や証言で同じことが書かれていれば史実と断定もできるけれど、
それが割れた場合、判断はより難しくなる。
隊士本人だからと言って、時間がたてば記憶が薄れる部分もあるだろうし、
立場や事情を重んじて敢えて事実と違うことを書き残したり証言することもあるだろう。

何を根拠とするかというのは、結局は解釈の違いになって、
だからこそそれぞれが事実を知ろうと解釈することに
歴史の面白さがあるのだろうと思う。
 

拍手

PR
2006.01.17 Tue
今まで全然興味も無かったんでやっていなかったのですが、
先日のくるちやんのストアイベントでiTunesのカードが配られてから
ダウンロードしていたんで、
今日キャラメルのポッドキャスティングを聴いてみた。
まだ一番最新の、16日更新分で菅野さんがゲストのやつしか聴いてないけど
なかなか楽しかった。


いやあ、今の世の中便利だねえ。(笑)

因みに、『あのミュージシャンが』って絶対石田さんなんじゃと思って
さわりだけちらっと聴いたら、やっぱり石田さんだった。(笑)
石田さんの喋り声滅茶苦茶久しぶりに聞いたー。
ちょっと幸せ気分☆

明日また帰ったら続きを聞こうっと。

拍手

2006.01.17 Tue
スノードーム
スノードーム
アレックス シアラー, Alex Shearer, 石田 文子

フリーペーパーで紹介されていて、あまりどんな本なのか把握していないままに
手にとった。
装丁が美しかった。
なまじ紙の値段や種類を知っているだけに、手が込んでいるなと。
締麗なページに並んでいるのでなかなか気付きにくいけれど、
どことなく不穏な言葉たち。

私にとってのスノードームは、多分ハチクロのあゆみたいな良いイメージ。
なんだけど、そういう楽しい綺麗なイメージからはほど遠い。
結構初期の段階で、展開の予測がついてしまった。
あとはもう、どう裏切ってくれるかと期待するしか無い、と言う。
そしてその期待は結局裏切られることのないまま物語は終わってしまう。

物悲しい。
理解はできる。
けど、また読みたいと思う物語ではないな、私にとって。


いろんな愛の形がある。
エツクマンは間違っているけれど、理解はできる。
一番貧乏くじはチャーリーじゃないだろうか。
私だったら、負担に思うだろう。『生き物の世話』なんて。
金魚を預かるのとわけが違うのだ。
世話の仕方だって、費用だって年数だって桁違いだ。


しかし、金魚となぜ違うと思うのか?
と突き詰めると、クリスの言うように、人はサイズで命の重さを
推し量っているのかもしれない、とは思う。
本当はサイズだけでは無いと思うけれど。
私個人は、意思の疎通が出来るか出来ないか、だと思う。
どの時点、どの状況を「出来た」と感じるかが人それぞれなので
うまくいかないけれど。
そして、意思の疎通に必要な言葉や目が合う、ということが、
サイズが著しく違うと難しいという側面は確かにあると思っている。


余談だけれど、こういう話を読んでいて自分の知っている
映画や本のタイトルが出てくると、ふっと我に返ってしまう。
トイ・ストーリーなんて言われると急に魔法がとけたような気になってしまう。
そしてまた、その映画や本を知っていないとわからない記述が結構多かった。
聖書など、日本人のほとんどの人は知らないのではないだろうか。
サマリア人としていくら一応の注釈がつけてくれてあっても、分からないと思う。

正直期待はずれというか、自分の思っていたもの、
欲しい話ではなかった。

拍手

2006.01.16 Mon
もう駅に着く頃なので、ユイとBAMのお迎え準備をしていたら、
ちっともメールが来ないと思っていたら寝ていて、
降りる駅を5つも過ぎていたと
さっきメールが来た。

すっごいやる気無くなった。
30分以上遅くなってるんですけど…。
BAMって時間を効率よく、とか、時間を無駄にしたくない、とか
時間が大事な物なんだっていう概念が無いので本当に苛々します。
だから時間が過ぎて取り返しがつかないっていう概念も無いんだよね。

そりゃあ過ぎたことは仕方ない、という前向きな概念も必要だけど、
そんなのばかりじゃ駄目だと思うんだけど、
周囲に迷惑をかけていることを自覚していないから、
今までの人生それで駄目じゃなかったと思い込んでいるもんで、
ほんと駄目人間です。
むかつき。

拍手

2006.01.16 Mon
でポイント交換しました。
3000円の図書カードです。




拍手

2006.01.16 Mon
竜馬がゆく〈4〉
竜馬がゆく〈4〉
司馬 遼太郎

う~ん…。
どうなんだろうねえ。
いやちょっとねえ…。

坂本竜馬という人は、多分私は好きなのだと思うのです。
が、司馬さんの描く竜馬は微妙かもしれない…。
いくらだらしないと具体的に描いていても、それでも私には、
そんなに凄い人だったんですか、という疑問が湧いてきてしまう。
って、これは坂本さんが実は凄くなかったのでは、
という意味ではけして無くて、
この書き草は馴染めないな、ということです。
文章としてね。
司馬さんの書く小説って、確かに面白いなと思う部分も多いんだけど、
疑問を抱いてしまうところもあったりで。
単純に、新選組が大嫌いというところからスタートしてるから、
この中の書き草ではただの敵って感じだし、燃えよ剣にしたって、どうも可笑しい。
私個人の感覚としては、新選組のファンで、土方さんが好きで、
燃えよ剣が好き、っていうのがどうも分からない。ピンとこない。
司馬さんの新選組の描き方が、はっきり言って好きじゃないので。
司馬さんが新選組が嫌いだったっていうのが、正直に透けて見えるから。

それなりに新選組について勉強してきて、このあたりの時代のことも
なんとなく分かってきた今、読んでいて「これは史実じゃないな」ってのは
もういい加減ぴんときたりします。
ぴんとこなくても、「これは違うのでは?」とか思う。
今回もそれでそう思って、いくつかの真偽をネットで調べていて思ったんだけど、
世の中にはなんて誤解しながら本を読んでいる人が多いんだろう。
作家だからって頭が良い人ばかりではないし、間違ったことを下調べもせず
平気で書く人だっているし、
飽く迄小説なんだから創作なので、史実に拠っていても見てきていないから
台詞とかやっぱり創作なわけで、そこから派生して
事実には全くない出来事や人を登場させることもある。
っていうのが、分かってない人って意外に多いんだなあ、とびっくりした。
嘘を、調べずに怠慢で書いてしまうのは許せないけれど、
作家だって人間だし間違いを書くこともあるし、何より創作なんだから
それは読み手が面白いように、
若しくは作家の良いように、作り事を書き綴るのは当然。
だからこそ面白かったりするんだけど、読み手としては
それと史実をごっちやにしちゃいけないと思うんだよね。
もちろん史実だって、隣で見てきましたって人はもういないわけだから
調べるしかないんで、じゃあ調べられてないけどこうだったかもよ?
って思うのは自由。

なんだけど、あの小説に書いてあったから、
例えば土方はこういう人なんだよ。
っていう判断は違うと思うんだよね…。

まぁ司馬さんの書き方って、
すごくこう私見とか余談を普通に文中に差し挟んで、
視点が当時ではなくて司馬さんのいる現代から見て
書かれる文章が突然割り込んでくるから、
如何にも事実を作家が調べて書いたって感じに読めるので
全て本当だと誤解してしまう読み手が出てくるのも
わからないではないのですが…。

小説を入り口にして歴史上の人物に興味を持つのは
とても良いことだと思うけれど、
調べもせず小説のその人を好きになるのは、例えば土方であれば、
土方歳三が好きなんじゃなくて、
『燃えよ剣』の中の『土方歳三』というキャラクターが
好きなだけなんだよ。
そのキャラを勝手に押し付けて、
例えば新選組のお墓参りに行くとかっていうのは
ちょっと違うんじゃないのかなあ…。
調べていて、
「漫画のキャラの絵を書いた絵馬を納めてくるファンがどうかと思う」
という意見に当って、確かにそれはちょっとなあ、と思ったのでした。

司馬さんの本というのは、燃えよ剣に続いてこれが二冊目なんで
なんとも言えないんだけど、結構好き嫌いのはっきりした人
っていう感じがする。
作者の好きな人は恰好よく書かれるけど、
そうじゃない人は結構そうでもない
というかむしろズタポロに書かれている気がしたなあ…。

これはちっとも史実に詳しくないのでなんとも言えませんが、
岡田以蔵の書き方が今納得いってないので、
そのうち調べようと思っています。
人斬りって言われていても、それは今の世の中で言ったら
シリアルキラーかもしれないけど、
当時の感覚の中で言えば、今みたいなそんな犯罪者で異常者
では無いのではと思うのです。
そんなにもなんの信念も無くて、人を殺すことをなんとも思っていなくて、
殺しすぎて可笑しくなって滅茶苦茶やってた、ものなのでしょうか?
必ずしもなんにも考えてなくて言われるままに、
若しくは殺すことがただ楽しくて人を殺し続けてきたものなのでしょうか?
それは飽く迄今の観点じゃないのかなぁ。
冷血漢のように言われていても、
本当にそうだった人ってそんなにいないと思う。
人を殺した後で、野良犬に餌をやるような、そういう部分ってあると思うし
人間はそういうものじゃないのだろうか。

血も涙もどころか信念も根性も無い、なんていうのより、
個人的にはキャラメルの『我が名は虹』みたいに、
人を殺し続けていて、そのときは恐怖を感じなかったのに、
ふとした瞬間に自分が斬っていたのは命で、
死んだらそれで終わりだということに
気付いてしまって、急に怖くなってしまう。
っていう方がなんだか、納得がいくんだけどな。
必死で走ってるときは周りに目がいかなくて、
だから自分も死んだら終わりなんてそんなこと気付いても無い。
そう、正に嵐なのだと。
思うわけなのです。


まあ、好みの問題なんですけどね…。
このあたりはもう、飽く迄創作に対しての。
しかしこれでまた、自分的宿題が増えてしまった…。
まだ新選組も調べきってないのに…。
(調べきれるものでもないだろうけど)
いやでも、興味もっちゃったんで調べますけどね。

どうもこの、司馬さん版竜馬に今興味がいまいちもてきれないでいるので、
なかなか段々読み進めるのが辛くなってきました…。
やっと半分なんだよね。全八巻らしいので。

まあ、碩張ります。
読みきってからジャッジしましょう。
あと、調べること調べて。

拍手

2006.01.15 Sun
今年はというか去年はなんだか全然時間がとれなくて、
何時の間にか年も変わっていて、年賀状はちゃんと
買って準備しておいた割に出せなくて、
もうこうなったらくれた人に返事出すので済ませよう、と妥協したのに
ちっとも郵便局が転送してくれなくて。
もう半月もたってやっと5枚くらい転送されてきた。
いくら忙しい年賀シーズンとは言え、どうなの?
友達が少ないのではなくて(いや少ないのもあるけど)
前の住所に出しちゃった、と言ってくれた友達からのもまだこないんで、
まだ転送されていないのでしょう。


仕方ないので今来てる分だけでも返事を、と思い
慌ててユイの写真を撮って、モデル料にささみガムを一本お支払いし(笑)
作って出しました。
遅っ。
もう年賀状のお年玉当選番号だって今日発表されてるっていうのにさ。

あ~あ。こんなはずじゃなかったのになあ。
こういう不義理をするのって、私すっごい嫌いなんだけどなあ。
どうもBAMがこういうこと全然気にしない人だから、ちゃんとするなら
全部ひとりでしないといけなくなるからなかなか辛い。
今回は手が回らなかったよお。
来年の年賀状こそは、クリスマスまでに出したい。
いや出そう。
出すぞ!(ほんとかよ)

拍手

2006.01.15 Sun
コーヒーを入れたら、視界にちらちらと。
叫んで逃げた。そしてうちの真山を投入。(笑)
うちの真山はホームステイさんが真山くん以上に嫌いですが、
それ故家ごと焼き払いたい勢いで退治したい人なので、
取り敢えずもうお任せ。
ユイと廊下に退避。
ああ、結婚して良かった。(そこかい!)
いやだってやっぱり、りかさんの言う通り、
「だって北海道にはこんな虫いなかったよ?」
って感じなのです。
なんにせよ虫苦手なんだけどさ。別にたとえ蝦夷紋白蝶でも。

レンジフードの隙間に逃げ込まれて持久戦になり、
うちは『泡でかためるやつ』はあるけどゴキジェットはないので、
コンバットも無いし、今からドンキ行ってたら間に合わないので、(笑)
キッチンドメストを隙間にしゅっしゅして(いやBAMがやったんだけど)
弱って落ちてきたところを泡で固めてBAMが焼却しました。

にしても、こないだまで住んでいた鉄筋コンクート八階建ての
五階なら兎も角、
鉄筋三階建ての1R二階で一人暮らししていたときよりも、今の方が
断然イニG出現率が高いのはどうなのよ。
そりゃあ木造二階だけどさあ。
1R一人暮らしばっかのアパートの方が、不潔な生活してる人率は
高かったのでは?と思うんだけど。
二階とは名ばかりの一階の部屋だったんだしさ。

BAMと言ってたんだけど、最近なんだよね。出始めたの。
これは引っ越してきた世帯がホームステイを
連れてきたんじゃないのだろうか。

頼むから私とユイだけ、もしくはユイひとりのときに出てこないで欲しいと
思うのでした。

拍手

2006.01.14 Sat
バグズ・ライフ
バグズ・ライフ

全然お話の内容とかを知らなくて、ただディズニーランドにいったとき
フロートの上で踊っているフリックが凄く恰好良かったんでなんだか好きだった。
当時フリックという名前のキャラだとも知らなかった。
もう今バグズ・ライフのフロートってないよね?寂しいなあ。


まあ、それはさておき。
機会があったら是非見てみたかったので、
テレビでやっていたので嬉しく見ました。
なんていうか、如何にもディズニーアニメだよね。
それにしてもCG綺麗です。
画像とかキャラデザインとかストーリーとか、如何にも如何にもだなあ。
結局なんだかんだ言って心温まるラストでした。

関係ないけど、バッタ対アリの構図を見ていて、
昔NHKかなんかでやっていた蜂の番組を思い出した。
スズメバチが襲ってきて、ミツバチたちがざくざく
あの顎で首を噛み切られたりして凄い凄惨な場面なんだけど、
ミツバチたちは個を捨てて、一は全、みたいな世界で
前列のハチが噛み切られても噛み切られても、
みんなで兎に角スズメバチに覆い被さるの。
そしてその熱でスズメバチを殺すんだって。
スズメバチはもちろん、その回りの仲間だって、
当然温度が上がってスズメバチと一緒に熱で死んでしまう。
それでもミツバチたちの巣は守られるんだよね。
(かなり前に見たので、スズメバチとミツバチじゃなかったかも…)

死んでしまったミツバチはでも、きっとそれを
自己犠牲だとは思っていないんだろうなあ。
死なば諸共の武器を持つハチの人生観?みたいなものを感じました。

って、このバグズライフに蜂って出てこないんだけどさ。
巣を作って共同生活している虫たちってそうやって生きてるんだなーって。
みんなで協力しあっているんだな、という。
この映画ではそんな自己犠牲で死んじやう虫っていないんだけどね。
いろいろと楽しんで見られました。

拍手

2006.01.14 Sat
駄目だ…。
豆乳を摂取してないとこんなにも駄目なんだ…。
恐ろしいぞ、自然の力。
一応起きてはいたんだけど、ソファからほとんど動かずに
一日を過ごしてしまいました…。
まあでも、しょうがないよね……。

今日はキャラメルボックスTVで、『我が名は虹』をやっていた。
嬉しかった。喜び勇んで録画した。(笑)
このリクエスト、私も応募したんだよねー。
しかもこの、虹で。
でも私は、ほんとにこの畑中くんが見たかったんだってば!
というのも、畑中くんの演技を初めて私が見たのがこれだったので。
そしてこれで、
ああ、私がキャラメルに欣るきっかけを作ってくれた役者さんは
もう大御所さんになって主役とかから退いていってしまうけれど、
キャラメルの遺伝子はしかと引き継がれてるんだ、
ってすごい思ったので。
この先もまだ大分長いこと、キャラメルのファンでいられそうだなーって。

思えば、同い年とか自分より若い人を見ると悔しいなって思う性質の私が、
こんなに普通に同い年だーと思って応援して好きになってるのって珍しいです。

この週末はのんびりと…しているしかないみたいです。
体力的に。
ああ、いやだなあ、こんなの。
貧乏性だから辛いですよ、じっとしているのは。

拍手

2006.01.14 Sat
日経新聞を見て応募した、ドッグフード。
どっさり届き、ユイも喜んで食べてくれるので取り敢えず満足。




拍手

2006.01.14 Sat
フリーペーパー(なんのやつだったかもう忘れてしまった…)
で当選した歯磨き粉です。
この前当った奴、また使い始めてもいないのになー。




拍手

2006.01.13 Fri
黄金の島
黄金の島
真保 裕一

中々ハードボイルドな、血腥い感じでした。
読む本読む本、いろんな職業の人がいて、いろんな世界観があるのが凄いなあ。
結構作家さんて、自分の考えが入ってどのシリーズを読んでも
似ている世界観や人間が出てきたりするものなのですが。
大体、ぶっちゃけ自分の経験していない職業の人を書こうと思ったら、
その職業のことからまず調べないといけないわけで。面倒くさいじゃん。
それをよくこの人はするなと、本当に真保さんにはびっくりです。

ラストの方はちょっと悲しかったけど、いや、大分悲しかったけど。
でも安易なハッピーエンドじゃない分、これが真実という気もした。
読んだ後もなんとなく、海上で浴びた雨みたいに肌に残る感じの小説でした。
 

拍手

2006.01.13 Fri
私は文房具おたくで、凄い好きだし、我ながら詳しい方だと思う。
で、中でも手帳とか筆記具ってのが好きだし、そこそこに拘っていたりする。

私がずーっと学生時代愛用していたのが、パイロットのHI-TEC-C。
最初はサクラのボールサイン。安かったし。書きやすかったし。
次がペンテルのハイブリットが好きだったのね。水性ボールペン、
ゲルインクってのが当時の私には衝撃的だった。替え芯もあったし。
それが、ハイテックが出てからもうこればっかり。
細いペン先が好きなんです。字が汚いので、太いペン先の使ってると
余計字が見づらくなるし。字が小さくて、手帳の小さいスペースにちまちま書くから。
細いのがお気に入りで。
一時期、百円ショップに売っているか売っていないかで
uniのシグノに浮気をした時期もあったんですが、結局戻ってます。
かなりのヘビーユーザー。

とは言え、学生でもなくなり、板書する必要もなくなって、
仕事も文具を離れたから情報にも疎くなったし、黒とか青とかしか使わなくなったけどね。
昔みたいに何色も使ったりはしてない。

ただこないだフリーペーパーで、コレトの紹介があって。
自分で好きな色のリフィルを選んで、二色ボールペンにできる、という。
しかも細いペン先のハイテック。
ずーっと探していて、リフィルだけ売ってるとことかばっかりで、
今日のお昼休みについに見つけて購入しました。
取り敢えず、青と赤の二色にして手帳用にしてあります。

ハイテック好きなんだけど、仕事とかで使うのはやっぱノック式がいいし、
手帳はカラフルとまではいかなくても、ある程度色分けして書き込みたいので
とっても助かります。
普通の三色ボールペンじゃ、書き心地悪いし発色悪いしね。
嬉しいです☆




拍手

2006.01.12 Thu
前電車の中で、キヤバクラかソープで働けよって
携帯電話で友人の女の子を勧誘していた
銀髪、顔黒に腕輪とピアスの光物、携帯ストラップはグッチで、
ズボンは腰より下で穿いてる
そんな男子高校生がいてずっと感じ悪かったんだけど、
そいつが今日私の座っている目の前に立っていて、
網棚に鞄載せようとしておっことして、私に大激突したわけよ。

いや、一応謝ってくれたんだけどね。
彼がどういう人物かを知っている私は、心が狭くて
いつものように「大丈夫ですよー」って笑顔で返す、とかができなかった。

昼は地下鉄で移動して、定期券が自動改札でエラーになっただけなのに、
茅場町の職員にキセル犯扱いされるし。
茅場町の職員って、定期買ったときもパスネットBAMが無くした時も
ほんと感じ悪い。むかつく。
で、エラーになったデータ解除してくれず、
そのまま出ろって言うから出たら、
帰りやっぱり定期入れたらエラーになって。
また窓口行ったらエラーになってないとか冷たくあしらわれるけど、
改札に二度通しても『出場記録がありません』って出たから
わざわざ言いに来てるんでしょ?
激むかつく。
おかげさまで電車一本乗り遅れたから、
池袋でも急行乗れないんだよこっちは。
したら座れ無かったり30分くらい帰宅時間がずれるんだっつーの。

結局BAMが今日は全解消になってお休みでうちにいたので
池袋で待ち合わせて西武のリブロ見ていて、別行動で本探してたんだけど、
レジ前に行列が出てきていて、ちょっとの列なら一番後ろまでまわるけど、
列長かったら人と人の隙間通るじゃん。普通。
大体通路塞いで列作ってる客と、そう並ばせてる側が悪いんだから。
で、BAMが隙間通ったら、オヤジがなんか言ってたっぽいんだけど。
多分なんか、前通るなとかいちゃもんつけてんじゃん?
でもよく聞こえないし無視してたら、会計終わってから後つけてきて、
全然すいてる通路で体押し付けるようにBAMにぶつかってきて
BAMが転びそうになったらさっさと逃げて行ったらしい。
珍しくBAMが物凄い怒ってたけど、当然と思う…。
「関東ってそういう街やねんや。陰湿やなあ…」
ってしみじみ怒っていた。
こうしてどんどんBAMの関東イメージが悪くなっていく。
でも私としても、「関東ってそういう街だよ?」としか言えませんけど。
田舎者の癖に都会人ぶって調子にのってる奴が実際多いからさ。
ひもじいよねほんと心が。
桐哉じゃないけど、忙しいって心を亡くすって書くんだよね。
忙しいふりしているだけだから、もうその時点で自分で心捨ててんだよね。


はぁ。くだらな。

拍手

2006.01.12 Thu
の一環で、手帳を積極的に導入に加えて導入されているのがピルケース。
昔は大嫌いだったんだけど、こうもサプリメントが流行ってきて、
自分でも買ったり、懸賞でもらったりしてたまってきて、
結構飲み忘れるんだよね、これ。
なのでせめて錠剤形のだけでも飲み忘れないように、と。
本当はステイッチ柄(最近激はまりです)とか
可愛げなのを探してたんだけど、見つからないのと、
曜日別に小分けされてるのが便利そうだったので、これに。
なかなかこうやってあると、今日の分のスペースを空にしなくちゃ!
と思って忘れずに飲むものなのですね。

本当に効くんだかねえと思う方ですが、
なんにせよやってみなくちゃわからないんで
こつこつ飲み続けてみます。

問題は、持ち歩くのも忘れる(つーか持ち歩きにくい)ゼリータイプ
(この前当選した)サプリと、
飲むのが苦手の粉末タイプサプリ。(去年サンプルで貰った)
どうしたものだろう…。

拍手

2006.01.12 Thu
体調が悪くて帰ったら寝てしまってなんにもしなかった。
ユイとちょっとじゃれたくらいで。
散歩とかいろいろしたいことあったのになあ。
でも体調が悪いから仕方ないということで、と自分を慰めてみる。

寝ていてふっと起きたらユイが私の顔を舐めていたからで、
すっごい可愛かった…。
「起きて!入れて!」って言いたかったらしい。
登り易いようにちょっと避けて布団を持ち上げたら、
ぴょんと飛び乗って布団の中に入ってきて、
ずぶずぶ潜って丸くなって、私の腕にちょんと顎を置いて寝ていた。
めっさ可愛い----!!!
なんて可愛いんだろう…。

火曜日は発作的に髪が切りたくなって、
昨日はBAMが突然早上がりになったんで
朝出がけに定時で帰るね、ってユイに言ってるのに
約束破りまくりなので、今日は定時で帰ろうっと。
 

拍手

2006.01.11 Wed
BAMの仕事が早く終わったので、
っていうか
正確に言うとどろ焼きなるものを食べてきた。
店員さんふたりが超感じ良い!と思ってたら、
最後にレジ打ちした店長が超感じ悪かったんで二度と行かないと思います。
喃風 東池袋店でした。


帰りは特急で帰ったら、酒飲んでるおじさんに囲まれて
かえって最悪でした。超臭かった!>_<
大迷惑だ。

拍手

2006.01.11 Wed

ずっと愛用しているのは、システム手帳。
学生時代は毎年千円程度の安いもので買い換えていましたが、四年前に
セールでサザビーのものを買って以来ずっとこれを使っています。
ノートタイプのものは、自分でカスタマイズが出来ないので苦手。

リフィルはmidoriのものを使っています。
犬の写真が可愛いのと、マンスリーとウィークリーがついているのが便利なので。

私の手帳は主に記録用。
マンスリーにはその日の予定、したことなどを記録しています。
届いた物、出した郵便、誰と電話、とか事細かに。
意外に役に立つんです。いつ出した通信講座が二週間たつのにまだ来てないなとか。
仕事やプライベートでの締め切りなどももちろん、ショップの割引券の使用期限も。
これを参考に、お財布の中を整理しています。
メモ欄には、ちょっと書き付けておきたいこととか、
見たい映画、読みたい本のタイトルをメモしています。
無理せず、でもできるときに見たり読んだりして、そしたら二重線で削除
感想文はブログにあげています。

ウィークリーは日記代わり。
昔はちゃんと日記帳をつけていたのですが、たくさんきちんと書く時間が無くなって来てからは専らこれ。
手帳ならいつも持ち歩いているし、小さいスペースに文章をまとめて書けるからちゃんと続けて書き付けられます。

今年から導入したのがデイリー。
本当は時間で割りふって予定を書きたかったのですが、
良いリフィルが無かったので百円ショップで。
左側はタスクリスト。
更に時間が限られているタスクリストは、携帯電話のタスクリストに登録して
アラームを鳴らします。鳴ったらそれを始める。
忘れないし、次のアラームが鳴るまでに今のことを片付ける、みたいに
時間を区切って片付けていけます。
携帯のスケジュールには、どうでもいいから忘れがちな
テレビでやってる見たい番組なんかも登録していて、五分前にアラームを鳴らすと
見忘れない、という。
友達の誕生日や結婚記念日も一応登録してあるんだけど、これは見る以前に
覚えているからアラームは設定していません。

右側は、だらしない主人のためのタスクリストや
読んでいた本で知らない単語、疑問に思ったこと歴史物を読むと、この一件が史実が創作か
気になったりするので)を書いて後で調べたりしています。
ふと思いついたけど、日記に書くようなことでもないし、タスクでもないこともここに書いています。

今年から同じく導入したのがもう一冊の小型の手帳。
仕事が今自分しか出来ない仕事っていうのばかりを抱えているので、
突発で休める目かそうでないかを判断したり(笑)するために
仕事の予定と、それプラス会社にいる問にしないといけない予定を書いています。
お昼休みに銀行へ行く、図書館へ行く、とか。
主人の仕事のシフトもこっちに書いておいて、
相手の帰る時間と合いそうなら一緒に帰れるように算段したり。
栞がわりの紐やペンホルダーを自分で作ってカスタマイズしたんで
大分使い易くなりました。
会社のことは家に持ち帰らないし、当然覚えていられるし
っていう考えは今も変わらないし実際そうなんだけど、今年一杯は
お試しで会社用の手帳も持ち歩いてみようと思っています。


 

拍手

2006.01.11 Wed
ハゴロモ
ハゴロモ
よしもと ばなな

人の気持ちをハゴロモって表現するのは、
とてもいい言い方だな、と思った。

ばななさんの小説では、きちんと何かが好きな人っていうのが
出てくるなと思った。
洗濯が好きとか。食器がきちんと揃っているとか。
それと、キーワードみたいに出てくるものがある。これでいうと、川とか。

リハビリって、『海が聞こえる』の中でも読んだな。
あれは、スポーツ選手の友達だから出てきた言葉、ってなっていたけど。
不倫の恋から立ち直るのに、リハビリって言葉はやっぱり適当なのかも。
もちろんそれ以外にも、本当の怪我や病気じゃないときでも、
人間ってリハビリが必要だ。
だからこういう言い方は、正解なんだと思う。

ばななさんの小説は、どんなにアプローチが不思議でも、
ああ、分かるな、つっていうことがたくさん散りばめてあるのが
魅力なのかもしれない。
彼がなんでもしてくれることが、
逆にいつもそうやって奥さんにしてあげている、
奥さんが本当に体が弱いんだと生生しく分かってしまう切なさとか。
ずっと点けているテレビの虚しさとか。
普段忘れてしまいそうなさりげない、でも本当のこと。
それに不思議なようでも、人間には第六感っていうものがあって、
そういう精神的な力って実はオカルトじゃなくて普通にあるもので
ただ忘れてしまっていることが多いというだけのことなんだって気がする。
世界は実はちゃんとつながっていて、単純だったりもするものなんだと。
るみちやんが言っているみたいに、ほたるは戻るために戻ってきて、
子どもを産んで、るみちやんの保育園に入れる。
そんな出来すぎみたいに、世の中実はちゃんと、なるようになっていくのだ。

育ちが動作に表れる。
そういうことは、初めてばななさんの作品、N・Pを
読んだ時にも思ったけれど、非常に丁寧に素直に書かれているのが
なんだか好きだ。

心と体の関係についてみつるくんが言っている言葉は
ちょっとどきっとした。
結構自分がそういう考えだから。
精神力に頼って、体をほったらかしていて、
若いうちはそれでうまくいっていたけど、最近気持ちだけじゃ駄目で、
やっぱり体がついてこれなくて、心が焦ってるから。

一人暮らしの頃、やっぱりテレビに頼ったことがある。
でも、何かしながらテレビをつけているのと、
ただテレビをつけているのとでは雲泥の差があって、
ただつけていると本当に時間がただ過ぎていってしまう。
そういうある種の病気に、私もかかったことがあるから、
なんだか思い出してぞっとした。

鳩のエピソードは、さらりと書いてあったけどすごかったなあ。
世界が違う。うん。その通り。
小学生の時学校で見せられた映画を思い出した。
雀を飼っていた小学生が、焼鳥屋のメニューでスズメを見るんだっけ。
食べられちゃうんだっけ。
兎に角そんなような話。世界が違うっていうようなことだったと思う。
ひどい!っていう子どもに、お父さんが諭すようなんじゃなかったかなあ。

土地の夢っていう言葉、なんか凄いな。
全然違うけど、FF-Ⅹを連想してしまった。
みんなの思いが作ったティーダという人格、
みたいな。

気の毒じゃない感じで、母親の看病を続けているみつるくんが、
凄いなと思った。
でもみつるくんはきっと、すっごい頑張って
そうやってるわけじやないんだよね。

所謂幽霊を見ることが、『境がうすくなる』っていう表現も綺麗だなと
思った。
隣り合わせというか、同じものって日頃感じているので。
そういう、現世と死後の世界ってやつ。

「後を追ってももう追いつかない」つていう
みつるくんのお母さんの台詞には、ぐっときたなあ。
すごくなんだか、納得がいってしまった。
もう今からでは、追いつかない。
そうかもしれない。
事故死した人と自殺者の霊は、同じ階層には行けないから後を追っても
一緒になれないとか、そんないじわるで残酷なことじゃなくて、
もう運命が分かれてしまったから、そこから大分経ってしまったから、
追いつけない。
そっちの方が、納得がいく。


あとがきを読んで思ったけれど、この小説自体が、ハゴロモなんだな。
ハゴロモを感じて癒されていくほたるちゃんを見て、
ほわっとした感じになる自分がいるから。

模倣犯を読んでひっぱられたマイナスのところから立ち直りたくて、
必死で一気に読んだんで頭痛くなったけど、良かったです。
良かった。ちょっと癒された。

拍手

2006.01.11 Wed
のひとつに、手帳をきちんと活用しよう、というのがあって。
去年の後半忙しくて、手帳に書き留める暇もなくて、
そのへんのメモ帳に書き留めてそれがあちこち散らばっていて、
今それをクリアフォルダに分類してちょっとずる処理してるけど
まだ全部処理しきれてないのね。
で、そんなんじゃ駄目だ、と思い、なんでも手帳に書いて、
タスクリストとか作る以前に思ったらすぐやる、ことを心がけようと。
すぐやれることばかりじゃないけれど、なんとかそこそこやれています。
今のところ。
なんとか三日坊主ではありません。

それと、手帳は絶対一冊!の主義だった私が、二冊持ち始めました。
手帳活用術みたいな雑誌の記事で、結構複数持ってる人が多かったのも
後押しの理由だったりするけど。
試してみようかなーって言う。
そもそも、仕事とプライベート、っていうか、仕事のことくらい
手帳に書かなくても覚えてるでしょう、普通。
っていうのが私の考えなんで、それは今でも変わってないんだけど、
そして実際覚えてるんだけど、
でもそれでも仕事用の手帳を作ってみようかなっていう。
いや、会社には、今は事務なんで、手帳はおいてあるんだけど。
それは会社におきっぱなんで。
それを小さい手帳にも書き写して、家にも持ち帰るっていうのは初の試み。
まあやっぱり、覚えてるし、
家で持ち帰ってやれる仕事内容でもないんだけどおためしですわ。

そうそう、手帳と言えば、
ずっとバインダー式のシステム手帳を使っていて、
中のリフィルはmidoriの犬の写真のついているのを使っているんだけど、
2006年バージョンから写真に一言がついているように
なってしまったので残念です。
犬はそれだけで可愛いのに、
写真に人間が勝手につけた犬の台詞としてのと
邪魔だなぁって思う。いらないのにな。
去年もなんか同じ写真ばっかり、って思ってたけど、今年は台詞ですよ。
残念だなあ。
でも一番可愛いと思うし、使い易いから多分来年も使うけどね。

頑張ってこなしていかなくちゃ。何事も。
今年こそはきちんと!
頑張らないと。

拍手

2006.01.11 Wed
模倣犯〈下〉
模倣犯〈下〉
宮部 みゆき

読んでない時間も、他の本を読んでいる時間も、
ずっと心の片隅に引っかかって気持ち悪かった。

私は元々本が好きだし、読み出したら読み終わるまで
止められない性質だけど、それとは違う。
ただ、気持ち悪かった。
なんだろう、言うなれば、ずっとストーカーにつけられているような
気持ち悪い気になり方だった。
あ、これはけしてこの本や著者を否定しているわけじやないですよ?
つまりは、よく書けてるってことかもね。単純に言うと。
ピースが気持ち悪くて、被害にあった女の子たちが可哀想で
もうどうにも気持ち悪くて。
下巻のかなり後半の方で、やっと事態が動き出したかなと思って
ちょっとは普通の精神状態で読めるようになったけど。

まあ、登場人物たちに同調し過ぎて、事件が終わるまですっきりしないし、
終わったところで何も失ったものは戻ってこないんだ、っていう気持ちに
漬かり過ぎていた、ということなのかもしれない。


今この人はどこにいるんだろう?とか、何を持っているんだろうとか
細かいことがふと文章の書き方から気になって、
前の方に説明してあったかなと思ってそのシーンの冒頭から読み直しても、書いてないことが結構あった。
これはわざと?それとも主語述語目的語の欠落、
つまりはこれくらい想像で補えるだろう、という作者の意図?
かなりこういうところが多かったな。
それと、事実とは違うことを事実のように言っているところ。
例えば、有料道路を通っていないからオービスにも
監視カメラにも撮られていない、とか。
別に国道にもあるし、Nシステムだろうがなんだろうが色色あるわけで、
警察を舐めるな的にも思う。
この舞台となった場所では有料道路にしか
オービスが無かったのかもしれないし、
網川が、携帯電話は逆探知されないとか、
ボイスチェンジャーなら声紋も変えられるとか
今時子どもでも思ってないことを思っていたように、
オービスは有料道路にしか無いと勘違いしていたってことなのか?

なかなか気になりました。気にしすぎ?
この文章全体の欠落ぶりが、ピースの完璧と思っている割には欠落している
不完全な人間というのを表しているのだったらすごいけど。
サブリミナル効果みたいな。
ここからかなりネタバレです。


ロッキーを連れて塚田くんがピースに会いに行くのは
ちょっと良かったというか。
実際、私にも分かる感覚だし。
散歩しながら見上げてきたりするのは本当に可愛い。
網川に対して吠えたり 唸るなんてのはできすぎな気がするけどね。
犬なんてのは、飼い主に同調するより、飼い主の雰囲気を感じて
悲しくなってしまうんじゃないかなと思うけどな。
少なくともうちの犬を見ていると、私が怒っていたら一緒に怒るより、
しゆんとした顔をするか側に来て顔を舐めるかだけどね。

あと、滋子さんの携帯に昭二さんから電話がかかってきたときは、
不覚にも泣けてきた。
ただ、それで結婚生活がやり直せるかっていうのはまた別問題だと思うな。
シビアかもしれないけれど。
ライターを続けるかどうかとか話していたけど、クビになって
どう生活を続けていくつもりなのかとも思うし、
別に網川が捕まってしまえば
滋子さんは全てを書くこともできるわけで、
ドキュメント・ジャパンをクビになる理由が
あんまりわからない。
不義理をしたからと言ってああいう職業で致し方なく
そうなることは侭あることで、
それを引き摺っているよりも「うちで書いてよ」と人情だけでなく
商売けも込みで言ってくる編集者だっていると思うな。
第一、嘘の本を持ち出して嘘を言った。
それは網川を追い詰めるためだったのか?
当然視聴者の抱く疑問に対して、滋子さんは一種の説明責任があるとも思うしね。


しかし、結末としてはとんだ茶番だ。
映画の批評で、原作は良いのに的なコメントをたくさん読んだけれど、
私には原作がそれほど良いものとは思えない。
役者さんの演技にはとても興味があるけれど。
だって、生放送で問い詰められて、プライド傷つけられて
俺が真犯人だって言って
スタジオたてこもるなんて、とんだ馬鹿じゃん。
二面性とでも言いたい?そんな子どもの部分と冷酷な部分と?
そもそも子どもは残酷なんです?


かなりがっかりした。
もちろん、上巻の感想でも書いたように、
網川をヒーローだなんて思っていないから、
とっとと捕まって欲しかったけど、こんな捕まり方は茶番だ。
しかも、塚田くんに電話をかけてくるなんて。
くだらない。
『模倣犯』のストーリーがくだらないのか、網川がくだらないのか。
どうなんだろうね?
ここも計算ずくなら、すごい作者だと思う。

由美子が死んでしまったのはとても残念だった。
死ぬ必要が本当にあったのかな?
彼女の精神状態云々、と言ってしまえばそれまでだけど。
兄の遺書があるらしい、と警察に伝えてから死んでも遅くないと思うし。
女って、そんなに弱いかな?弱いだけかな?
必死で自分から海へ飛び込んでもがいていたくせに、
浮き輪が投げられたら引き揚げてくれるまで全部お任せ?
体から浮き輪が外れそうになったら悲しい顔で見上げたら、
レスキューの人が飛び降りてはめてくれる?
女ってそんなにどうしても馬鹿かな。
兄は無実だと信じた由美ちやんはどこへ行っちゃったんだろう。

兄の和明だってそうだ。
そんなに殺人を確信していて、いくらヒロミを信じていたとしても、
共犯者は信用できない奴だって分かっていたはずなんだったら、
そんな危険なところへのこのこ、なんの準備もせずに行くか?
由美子に呼び止められてその場で正直には言えないだろう、確かに。
ヒロミの立場が悪くなるから。自分がなんとかしてやりたいから。
だけどせめて、書置きを残しておくとかしないか?
それこそよくある筋書きじゃないだろうか。
『君がこれを読んでいるということは、僕はこの世にはもういないということだ。』
ってやつ。犯人が誰かわからないけれど、そう予想しているから行く、
自分の身に何かあったらこの手紙を警察へ、とか。
そんな下地も無しに殺人犯のところへ行くなんて、まあある意味凄い勇気だ。
そんなに網川らが言うように、和明が『馬鹿』だったという意味なんだろうか?

それを言うなら、網川に会いに行く真一や、別荘を探索する滋子もそうかもしれない。
誰にも相談しないものだろうか。
自分が感じた違和感や疑問について。
もう少し連絡を取り合ったりしないものかな。

作者に対して思うことは、水野久美が滋子に言っていることに近い。
女性である筆者の織り成す殺人劇は、女性にとってあまりにひどい。
読んでいて吐き気がするほどだ。
それを作者はどうやって書き進めていったんだろう。
まあミステリーで人が死なないというのは、
凡庸なミステリーの中ではありえないことで、
そういうミステリーを書いている人にとっては、
自分のキャラを作中で殺すことは日常茶飯事なのかもしれないけれど。
物語の要請上、どうしようもないこともあるし、
登場人物が勝手に動いているのを書き取るだけということもあるけれど。

同じ女なのに、どうしてもっと憤らないの?
結果網川が捕まっているけど、だから?それで救われる人はほとんどいない。
由美子の両親は子どもふたりを亡くしてこれからどうやって生きていくのか。
有馬義男はこの先どうしていくのか。
ヒロミの両親に至ってはほどんど書かれていない。
唯一展望が見えるのは、塚田真一と前畑滋子くらいなものだ。
あまり救いがない。
だから、ラストにも虚しさを覚えただけだった。
それとも、そもそも殺人事件とはそういうものだ、ということなのだろうか?
それが言いたいのだろうか。

読み終わっても吐き気がする。
被害者や遺族に同調し過ぎているんだろうか?私は
ある漫画家さんがこの本を読んでいて、
「『なぜ模倣犯なのか』ということに気付いてはっとなった」
って書いていたんだけど、
あんまり私ははっとしなかったって言うか、
なぜ模倣犯なのか、っていうのはいくつか思わせぶりなことが
書いてあったし、どれ、とはっきりわからないように
思えたというか…。
面白くない、とは言わないけれど、よく分からない小説だったな。
はっきりしない。何が言いたかったのか。
被害者の気持ち?加害者の気持ち?両方の家族の気持ち?
殺人を犯す人の気持ち?
元々、ハッピーエンドが好きで、
バッドエンディングでもどこかに救いがあれば
それで良いと思う自分には、どだい無理な小説だったのかもしれない。
さっきも書いたけれど、救いがあるかなと思うのは若干
塚田くんと滋子さんくらいとしか思えないから。
その救いも、安易に見えてしまうから。

いろんな意味で攻略の難しい小説でした。

宮部さんの本を読むのはこれが初めてなんで、なんともジャッジしがたいですけど。
もしかしたら自分にはこの人の文章は無理めなのかも。
宮部さんがどういう人か、というのも全然知らないし。

機会があったら、映画と見比べてみたいなと思ってます。
 

拍手

2006.01.10 Tue
今日もはずれだったー。
電話で予約した時点で、ちょっと態度おかしくて、
実際行ってみたら態度はそんな悪くなかったんだけど
なんかすごい違和感を感じ。
前髪は丁寧に切ってくれたけど、後ろは段入れないでって言ったのに
すっごい入ってるし。
切りなおしてもらおうかと思ったけど、面倒臭いからさっさと帰りたくて、やめた。
でも切ってくれた人は笑顔の可愛いお姉さんでした。
サスーンカット銀座池袋店でした。
ホットペッパーを見て行ったので、1,890円也。
あ、もし行かれる方、広告とビル名が変わってるから気をつけてねー。
すっげぇ迷ったよ。私。看板も大して出てないから分かりづらい。

う~ん。微妙…。

それこそ『ここかな探し』を、美容院に関しては物凄くしてるんですが、
どうしてもいいところが見つからない。
大阪でいいなと思うところがあって、しばらくそこに通ってたんだけど、
ちょっとミスがあって不愉快な思いをしたのと、
財布ごと会員証が盗まれたのと、
結局関東に引っ越したのとが重なって、その美容院は西側にしかないから
もう行っていないというか行けなくもなって。
それで、それ以来ホットペッパーを見てあちこち行ってみてるんだけど、
全然いいのがない。
一番良かったのが、大阪の塚口のとこなんだよねー。
良いっつーか、マシ。


そもそも、最近シャンプーをしないで切るのが普通っていう
風潮が許せない。
シャンプーしないから安い、するなら別料金っていうんじや、
安かろう悪かろうって感じ。
高くてもまともなとこ行こうと思ってるんだけど、
高いところいって高いお金払って嫌な思いして帰ってくるより、
安いところいって安いお金払って嫌な思いしてくる方が
まだ諦めもつくかなあ…みたいな後ろ向きな考え方で。

シャンプーは当然してくれて、マッサージとかもできればしてくれて、
相談にもきちんとのってくれて、
それでいて素人を馬鹿にしたところのないプロのいるお店。
なかなか無いんだよねえ。
結構悩みです。


ま、それはさておき。
折角池袋で暇を漬したので、ついでにキンカ堂を見て回った。
毛糸安くなってないかなーとか思ったんだけど、駄目でした。
欲しいのはみんな高かった。

さて、ユイちゃんも待ってるし、BLEACHのスペシャルだし★
帰りますか。
 

拍手

2006.01.08 Sun
みたいに見えるなーと思ったんだけど、
写真撮影に適した場所に行くまでに風で流れて
あんまり見えなくなっちゃいました。
がっかり。

最初に見たときは結構ちゃんと大陸がしっかりあったんだけどな。


冬は空気が綺麗だから、夕焼けが独特に太陽の色で見えるので
好きです。
夏のいつまでも沈まない太陽も大好きだけどね。
お散歩帰りの一枚でした。




拍手

2006.01.08 Sun
テレビで指あみを特集していて、挑戦してみました。
正直、どっちかというと指あみは馬鹿にしている方で、普通に編めばいいじゃん
的に思っていたのですが、30分でマフラーが!というのに絆されてつい。
毛糸一玉です。時間は30分とは行きませんでしたが、1時間かからずに編めました。
手軽に編めるっていうのはいいですね。
私は手が小さいので、大分幅が細くなっちゃったのがちょっと残念だけど、
これはこれで可愛いと思っています。時間の割には満足です。








拍手

   
89  90  91  92  93  94  95  96  97  98  99 
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
ブログ内検索
アーカイブ
  




忍者ブログ [PR]