ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2009.05.04 Mon
学校で習うような所謂本能寺の変や明智光秀像に
私はかねてから疑問があった。
真保さんなら必ずや
そいういった疑念を消化し、人心に沿い
史実にも沿った上でロマン溢れるミステリーに仕立ててくれるだろう
と期待して読んだ。
覇王(織田信長)のl番人
というタイトルからしてそそられるが、内容は期待以上。
さしもの真保さんでも、歴史小説となると説明が多くなるが
致し方ないだろう。
描かれる明智光秀は勿論
織田信長
小平太という少年
魅力ある登場人物たちと、ふたつの視点と
幕間とした”現在”の回想という手法で
生き生きと描かれている。
登場人物の心意気に思わず涙したり
心震える歴史小説。
下巻にも非常に期待がもてる。
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