ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2010.08.05 Thu
エンジンと聞いて思いだすのは、伊坂氏の『重力ピエロ』。春が描いた壁画のタイトル。
円陣でもいいし、猿人でもいい。なにか、動き出すもの。エンジン。
*
鞍と愛馬を手に入れて、先月末で一月が経過した。
週末に近場にしか出掛けていないので、跨った回数は10回以下。
総走行距離も100kmをやっと越えたところ。
公道をひとりで巡航速度で走行するのは骨が折れるし
あまり長い時間連続しての運転はまだ無理。
それでも、教習所に通いだしたときは一時間もたすことがやっとで
40km出すのもがくぶるしていたわけだから
些細ながらもそれなりの進歩ではある。
機械は好きだけれど全く詳しくない自分が
近頃エンジン音に反応するようになったのもまた進歩。
愛馬はYAMAHAのSR400なわけなのだけど
選んだのは全くの一目惚れ。
単気筒だとかキックスタートだとか
そういうことはちんぷんかんぷんのまま、
ホンダかカワサキのバイクを探すつもりで
教習所に通いだした頃に見かけた、ただそれだけ。
このバイクは、マイチェンは多少あるものの
基本設計が生まれたときからずっと変わっていない。
そこがまた、気に入ったのである。
何を隠そう、SRは自分と同い年なのだ。
成長し変化しつつも、根底にある信念と魂は変わらず
押し流されることなく流れを作り走り続けるSR。
多少取扱が面倒でも、多少ぐずろうとも
共にこれから歩んでいきたいと思う。
*
購入当初はあたふたしている間にエンスト
復帰に時間がかかっていたけれど
もういい加減、余程渋滞に巻き込まれて
抜くことも出来ない状況でもなければエンストもしなくなった。
たとえしたとしても、流石にまだその場でかけなおすほど
自信がないにしろ
路肩に寄せてほぼ一発でエンジンも始動させられるようになった。
今週末は車で出かける予定なので恐らくお預けだけれど
また次の休みにはどこかへ出かけよう。
時の流れは、いつだって今が一番新しい。
遅すぎるということはない。
本当は、学生時代の内にやっておきたかったと思うけれど。
今より早い時間はどこにもないのだから
少しでも取り返そうと思う。
いろんなところへ行って、いろんなものを見ようと思う。
折角やっと、手に入れたのだから。
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