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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.11.22 Fri
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2008.04.11 Fri
橋田さんの本だと認識はしていたが、
ご本人が亡くなられた後奥様が編集されたものだとは思わずに
図書館から借りてきた。

橋田さんの文章は歯切れがよくてとても痛快だ。
戦場と戦争は違うというのは、本当に名言だと思う。
戦場が悲惨なのは当たり前なのだ。
人が殺しあうのが戦場という場なのだから。
ここまで分かりやすくはっきりと、
しかもいっそ明るく語ってくれる『大人』は中々いない。
特に今日の日本で、戦争を語るだけで右思想という偏見があるほどの中、
ここまで痛快に事実を言える人はそうそういないだろう。

クラスター弾が、具体的にパチンコ玉のような鉄の弾が飛び散って
肉に食い込むようになっているというのは、不勉強ながら知らなかった。
高校生の頃、地雷が人を殺すことが目的なのではなく、
怪我を負わせて戦闘要員として役に立たないようにする上、
その介抱で更に人員が削がれることが目的なのだと知ったときと、
同じ衝撃を受けた。
人はとても賢い生き物なのだ。
方向を間違えば、そんなにも悪魔のような兵器を開発し、
使用することに躊躇がなくなる。

奥様が香田さんのことを少し言及されていた。
本質を見ていないというご指摘、真にごもっともだと思う。
フリーだから大手の会社マンが行けない戦場でも、
『自己責任』ということで入ることができる。
その時点で自己責任を負っているのに、
勝手に助けようとしたり勝手に文句を言う政府、マスコミ、
それに踊らされる馬鹿な国民。
当時私もうんざりすると同時に怒りを抑えられなかった。
そもそも何故そこが、自己責任だなだとと
いちいち馬鹿な念押しをされなければ
行ってはいけない地域になってしまったのか。
その問題は語られない。
日本は平和主義だから?戦争については語らない?
しかし金は出すし、戦場を肌で知ろうと決意し
不幸にして亡くなった青年を扱き下ろすことだけはする。

言葉遊びはもうたくさんだ。

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