ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2009.03.25 Wed
第二部第一巻且つ番外編との兼ね合いのせいか、
話を詰め込みすぎて展開も急だった感のある前巻に比べて
多少の落ち着きを取り戻しており読みやすい。
しかし恋愛模様が混沌としてきており
個人的にはそれをメインにされるのは正直興醒め。
女子それぞれの観点から語られた部分はうんざりしながら読んでしまった。
恋愛にまで発展してしまえば、必ず振られる者、壊れる関係が出てくるのに
ツェルニという狭い限られた空間の中で
学生という身分で
更には十七小隊の中で
となればドロドロしてくるだけ。
学園物ラノベにははずせないテイストかもしれないが
恋愛手前のあやふやな関係だったり
レイフォンの人生哲学として語られる分には良いものの
本編の展開も学園物からはみでようとしているのに
あまり可笑しな展開にはしないで欲しい気がするのだが。
余談だが、レイフォンの武芸者としての立場が
こうして書き進められて他の武芸者との戦いの中で描かれていくけれど
筆者は武芸の嗜みでもあるのだろうか。
あるなら兎も角、無いとしてどこまで真摯に取材等をしているのだろうか。
天剣授受者であるレイフォンを主軸に書く以上
いくらラノベだからとは言え真実味が無いことには
重みも深みも感じられない。
ファンタジーで事実ではない世界観としてある分誤魔化し用はあるものの
刀だの八双だの実際の武道の言葉が使われているのに
この戦闘シーンの描き方に、少々の疑問を感じる。
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