ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2005.12.30 Fri
アルジャーノン、チャーリイ、そして私
ダニエル キイス, Daniel Keyes, 小尾 芙佐
書店で文庫本になって平積みされていたので、手にとって数ページ見て、
面白そうだったので図書館にリクエストをしてみた。
で、読んでみたわけです。
アルジャーノンを読んだとき、もうもの凄い衝撃だったんですが、
ああ、この人がこうやって書いたものなんだ、とどこか納得がいった。
そして作家というものはみんなこうなんだな、と安心?もした。
兎に角なんだか、とっても納得がいった。
読めて良かった。
アニーのTOMORROWという歌が、実はチャーリィの歌だったなんて
全然知らなかった…。
この歌は、私が演劇をしていて、初めてというか
最初で最後の、オーディションを受けて本当にしたい役をもらえて
必死で役作りをして、大好きな尊敬している先輩に褒められて
最高のミュージカル。
そのカーテンコールで歌った歌だったから、とっても思い入れがあって。
チャーリィの歌だったんだと思ったら、尚更感慨深く思える。
それと、私は原作というのはどこまでも作者のものだと思う。
映画や漫画や別のメディアになって、いくら別物になっても、
キイス氏の言われるように一貫性は大切だ。
だから、ネバーエンディングストーリーの2以降は
一貫性がなくて原作をぶち壊しにしているし、
指輪物語の2もそうだ。
作者がOKを出している変更なら兎も角として、
原作を壊すのは作者はもちろんそのファンや、
何より原作の登場人物に対する冒涜だと思う。
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