とても重い話だった。
暗い夜の森や海を思わせる、纏わりつくような深い闇。
正直少し怖かった。
私は、死ぬことは怖いし
普段みんな、自分の寿命がいつどうやって尽きるのか
あまり考えない。
漠然と、そんなに最近ではないと思っているだろう。
それはおかしなことではないと思うし
大好きな人と一緒にいられる時間が短かったことを
可哀想に、残念だったね、と思うことが間違いだとは思わない。
男の人と暮らしていると楽だ、というのは
とてもよく理解出来る。
重たい荷物を無理に運ばなくてもいいし
開かない瓶の蓋を四苦八苦して、湯煎したり輪ゴムをまかなくてもいい。
PR