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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.11.21 Thu
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2009.04.21 Tue


『荀子』勧学編
「君子居 必擇郷 遊必就士」
( 君子は居るに必ず郷を択び、遊ぶに必ず士に就く )
から二字を取り、高潔な人物に就いて交わり学ぶという意味を込めた。

はい。調べましたよ?(笑)

と言うわけで、先週の金曜日は会社を休んで
ちゃっちゃんさんとデートしてきました。
桜の散った千鳥が淵を歩き(笑)
靖国神社へお参り。
そして、遊就館へ。

正直に言えば、不安でした。
受け止められるのかと。
辛い気持ちに圧倒されて、出た後も笑顔ではいられないんじゃないかと。
見る前から憂鬱な気持ちに。

でもいつかは行きたいし行かなきゃ駄目だと思っていた場所だったし
中々こういう所に一緒に行こうって言ってくれる人っていないと思う。

不勉強なもので
大東亜戦争関連の、見ていて辛い資料だけが
これでもかと展示してあるのかと思っていたんですが
戊辰戦争などからの色々な資料が展示してあり
(まぁそれにしても政府側だけなのですが。
日本という国の為に亡くなったという意味では
内乱の場合『敵』も祀るべきな気もしつつ
軍属の人のみで一般人も祀られてないのですしね)

有栖川さんの軍服が間に合わず、普通の服屋さんに
仕立てさせたとか初めて知ってびっくりでした。

正直見る前は、入館料800円ってちょっと高いな
と思っていたのですが
思っていた以上に中は広くて展示も豊富で
途中端折って見たけど3時間位かかるほど
物凄く見応えがありました。
行ったことが無い人にはとてもお勧めです。

特に、靖国神社というとA級戦犯云々しか連想しないとか
パール判事って誰? 聞いたことない
って人は本当にお勧めします。
立ち位置がどこであれ、興味深い資料は多いと思いました。

話が逸れるのでここで分祀だのアジア諸国の感情問題について
論述する気は無いのですが
靖国神社はお墓はなく、魂を祀ってあるもので
それはこの国を守る為に戦った政府関係者
を等しく祀っているので、太平洋戦争に限った話じゃないのですよ。
ってことだけは、書いておこうと思います。


実は ってほど大袈裟な話じゃないのだけど
先日お花見に行った帰りにちょっと立ち寄ってみた場所に
たまたま戦没者慰霊碑の案内板があったので、
キリと見に行きました。
その近辺の村々から、日清戦争~大東亜戦争に
出兵して亡くなった方々の名前が書き連ねてあり
単純に言うと、
ありがとう、お疲れ様でした。忘れませんから。
という慰霊碑だったんです。

とても良い文章だね、とキリが言っていて。


桜が洗脳だとか死の美学だとか
色んな話もあるけど
そういう小難しいことは置いといて

日本人って花鳥風月とか富士山とか花火とか雪とか
儚いその一瞬の美しさを大切にするところがあると思うから

咲き誇り潔く散る桜を見ると
やっぱり綺麗だなと感じます。

日本人であることの美しさを、
展示された刃紋に浮いた富士山と満月を見ながら
思いました。

       ***

展示を見ながら、ずっと考えていたこと。

私は何を遺せるのだろうか。


辞世の句や遺書に限らず
美しい刀や細工の素晴らしい鎧

言葉

気持ち


こんなにも後世の人間の心に響き
涙を拭い前を向いて
立ち上がらせる力をくれるものを

私は何か遺せるだろうか?


"ここ"に。
 

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