ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2009.12.16 Wed
満員の地下鉄を降りて、地上に出て冷たい空気を吸い込むと
生き返るような気になる。
弱冷房車があるんだから、弱暖房車も作って欲しい
なんて言っていた人がいたけれど
やっぱり冬はある程度寒い方がいい。
寒いのは苦手だけど。
やっぱり凛冽とした空気に触れると目が覚める。
いろんな意味で。
先日見たお芝居の台詞にあったんだけど
ロシアで氷点下50度を下回る寒さの中で
吐く息が凍るんだって。
そのときの凍る音を、『星の囁き』と呼ぶんだそうです。
流石に-50度は経験したことがないけれど
北海道出身の私としてはやっぱり
冬は雪が積もって寒くなっていて欲しい。
そんな環境だからこそ、星の囁きや樹氷や
オーロラといった素敵なものが見つかる気がする。
素敵なものは、日々の中に溢れている。
見過ごさないで目を見開いていたいなと思う。
でもそんな吉兆を、信じすぎるのも良くないと思う。
信じられる側だって辛いじゃない。
あれもこれも決めつけてしまったらさ。
だから、いろんな人の見方を知ることができるように
耳を澄ませていたいとも思う。
人の見方に流されて思考を止めることがないように
気をつけていたいと思う。
私は苦境をメシアに救って欲しいとは思わないし
メシアの有難いお説教も、頭から信じようとは思わない。
知識を得て、己で考えて、正しいと思うことを掴み取る。
その結果救世主の奇跡を信じたとしても
いつも奇跡を起こしてくれると期待なんてしない。
だって、救世主だって同じ人間だもの。
頼られて辛いことだってある。
だったら私は、自分の足で立っていたいんだ。
血反吐を吐くような辛い思いをしても。
信じることと依存することは違うから。
まぁ、こんな思考回路だから
6年間ミッションスクールに通おうとも
洗礼を受けようとは思わなかったわけですけども。
自分が救世主になる、なんて大それたことも思わない。
ただ、青い鳥を探すんじゃない
青い鳥になりたいだけ。
飛び回る姿を見て、救われる人がいて
囀る声を聞いて幸せになれる人がいて
そんなことが一瞬でも起こせるなら
それが私の起こす奇跡だし
この世に生まれた価値だと思う。
クリスマスまであと9日。
小さくてもいい。みんなに奇跡が起きるといいね。
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