ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2008.10.01 Wed
久しぶりに寝坊しました…。
メルトを歌う余裕すらないほどに。(笑)
結局間に合ったんだけどね。
セーフティーロックがかかりつつあるみたいです。(苦笑)
いい加減眠くて吐きそうだ。
昨日会社帰りにてくてく京橋の文具屋さんまで行って入手したブツが
うまくいかなくて無駄になりました。
投資額200円ほどだからどーでもいいっちゃどうでもいいんだけどね。
他に使い道が無いから純粋に100%無駄になりましたよ。
そんなことはどうでもいいや。
あのですね。
podcastで、伊集院さんのJUNKを今聴いてるんです。
DLできた二年前から順番に。
私、伊集院さんかなり好きなんですよ。あの人頭いいでしょ。
下ネタ言ってても、知的で周囲への心配りが底辺にある。
昔BAKUの聞こえるかーを聞くついでに聞き出して、「面白いなこの人」
って思ったのが始まりで、OHデカナイトを聞いてたんだけど
その後TBSでやってるのは知ってたけど、中々ラジオを腰据えて聞くことがなくて。
久しぶりにpodcastのお蔭で伊集院さんのトークを堪能してます。
でね。
今朝聞いてた、2006年の今頃の番組で、高田馬場の自転車屋さんの話をしていて。
リスナーから教えてもらったとても良いという自転車屋さんへ
伊集院さんが行ったのだそうなのですよ。
面白おかしく、世界の偉人第三位にランクインしました☆なんて喋ってるけど
すごく良いお話でした。
その自転車屋さんは小さくて、夫婦でやってるようなところで
本当に自転車が好きでツーリングへ行ったり、
自転車の良さを広めるための講習会なんかもしている人で
本当に自転車が好きな、リスナーみたいな人がカスタマイズを頼んでいて
そういう預かりの自転車でお店は足の踏み場もないほどなんだって。
自転車を買い換えようとしたら、
「このパーツ直せばまだ乗れますよ」って直してくれたり
今回下調べをして「こんな自転車にしようかと思う」と伊集院さんが言ったら
「その自転車の殆どは名義代のようなものなので、
ブランドに拘りがないのなら機能的にはこの自転車と変わりません」
と、18万の予算だったのに6万くらいで良い自転車をおすすめしてくれたんだそうです。
しかも、
「うちは大手のチェーン店さんと違って、ライトと防犯登録くらいしかサービスができないので、大手さんに行かれた方がお安くご購入いただけるかと」
と説明をした上、自分のツーリングの予定を返上してでも
伊集院さんの自転車を納品しようとするような店主さんだったんだって。
で、伊集院さんは、全然予算内だし、今月中だったらいいですから
とそこの自転車屋さんで自転車を買ったというお話。
「今の日本でこういう方たちは生き辛いのではと心配になる反面
この人たちはとても正しい。本物だと思う」
とお話されてました。
なんかいいなぁと。
こういう姿勢と、それを理解してくれる、本物を知っている常連客さん。
折角高いもん客が買うって言ってるのだから、これ幸い売ってしまうのが
よくあることだと思うのに。
でも、
『本当に自転車が好き』
『自転車を売るのではなくて、良い自転車をみんなに広めたい』
そのために、嘘はつかないで真摯な対応をしてくれる。
確かに商売気が無さ過ぎるかもしれないし
そんな人には生き辛い世の中かもしれないけど
それがそもそもの本当の『プロ』じゃないのかなと。
良いものを提供する。
提案して広げ高めていく。
そこに誇りを持っているのが、『プロ』じゃないかな。
初めはそこだったはずじゃない?
それこそ物々交換だった時代とかさ。
自分は不器用で織れない織物と交換するために、海で一生懸命採った貝を持っていくとか。
良いものを手に入れるために、真摯に良いものを持っていったはず。
そして互いに満足したはず。
ニュアンスとしては、ばななさんの王国シリーズの、雫石たちが作るお茶みたいな。
続けていくためには先立つものも勿論必要なんだけど
本末転倒にはなりたくないよねと思ったのでした。
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