ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2009.01.13 Tue
結論から言うと、さして面白くもないし
目新しい記述も見つけられなかった。
子孫の方が執筆と言うと、我々の知らないような
身内ならではの話が聞けるのかとつい期待してしまうが、
作家や、一体誰だ? と思ってしまうような人の寄稿
インタビューなどが本の大半。
しかも、今日日史実ではないと言われていることを
史実として話したり、小説というフィクション作家なのに
子孫の方を目の前にして、あんたの先祖はこうだった
とまるで見てきたかのように断言するというのは
ある意味よくできるもんだと尊敬する。
この中に渡辺多恵子氏のインタビューもあり、
歴史家には一番馬鹿にされそうな少女漫画家の渡辺氏が
一番史実を調べ時代考証をしている上
謙虚に「私は~だと思います」と飽く迄自分の意見、
自分の思う永倉新八はこうだったと思う、という語り方をしている。
至極真っ当な態度だと思う。
自分はこれが普通の態度であると考える。
特に、子孫の方を目の前にして答えるのであれば尚更。
子孫だからと言ってそれに誇りも持たず
祖先に興味がない人も当然いるのだし
ネームバリューで金稼ぎや個人の売名に使うだけの人もいる。
剣術をしている人で、段だら羽織で演武することに疑問を持たない人も
それは違うだろうと考える人もいてピンキリなのだから、
致し方なしと言えば言えるのだが。
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