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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.11.22 Fri
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2006.07.03 Mon
なんというか、私は勝手にヒデとくるちゃんて大きくわけたら同じ人種だなーと思っていて、
ますますそう思った。
プロということに対する考え方であるとか、周りからストイックに見えても
本人からしたら至って普通のことで、なのに凄いと言われたり冷たいとけなされたりする。
まさか、という思いもあるけど、やはりな、という気がした。
ヒデのプレイから伝わってきた気迫はこういう決意もこみだったんだなと思った。
自分で決めたことだからと言って、引退はヒデにとってもどんなにか寂しいことかと思う。
だからこそ、ピッチに倒れこんでプロとしての最後の芝生の匂い、広がる空を見ていたんだと思う。

やはり辛いなと思う。失礼な言い方をすれば、可哀想だ。
決勝Tくらい進ませてあげたかった。クロアチア戦のあの弾丸シュート、決めさせてあげたかった。

くるちゃんが昔どこかで、プロについて語ったとき、プロをやめてもギターは自分の側にあるものだといっていた。
ギターとか歌とか、音楽。
それは嬉しいことだ。自分の好きな人が、自分の好きなことを、一生続けるというのは幸せなことだ。
でも、そうなってしまえばくるちゃんの曲は私たち一般人の耳には届かなくなってしまう。
それでも、くるちゃんが作る音楽の素晴らしさは変わらない。
だけど、寂しい。
だけど、もしそうなったら応援してあげなくては。

その思いと、今全く同じ気持ちでいる。
プロであること。試合に勝つ責任がある。
勝つことに対して、勝ちたい、勝てたらいいなと思っていた
選手やサポーターはたくさんいたかもしれないが、
勝つことが当たり前、勝たなくてはいけないと考えていた人は少なかっただろう。
ヒデだけだったと言ってもいいかもしれない。
プロであるということ。それはとてもシビアだ。
プロだから、好きな音楽を好きなように好きなときにやっているだけではなくて
ライブをしたり販促活動に出たり、事務所の以降や写真集の売上…いろんなことを加味しなくてはならない。
グラハーで朱音ちゃんも言ってた。もったいないって。
BAKUの頃、くるちゃんも言ってた。
だけど、それがプロっていうこと。それをこなして、音楽を広く伝えることができる。

好きなときにボールを蹴るだけなら、アマチュアでも、子供でもできる。
でも大切な試合に供えて体調を整え、体を鍛え、怪我を克服して、合間にCMやTVの仕事
マスメディアのインタビュー。
それでもプロだから、こなさなくてはならない。こなして当然。そして試合には勝って当然。

ヒデがこの先どんな旅を始めるのかは分からない。
場合によっては、メディアから姿を消すかもしれない。サッカーをしている姿を目にすることは、もうできないかもしれない。
それはとても残念だ。
しかし、やはり応援してあげたい。ファンとして。人として。
早すぎるとか言うことは簡単だし、正直次のワールドカップを目指して欲しかった。
日の丸を背負ってピッチに立つ姿をもっともっと見ていたかった。
でも。だけど。
サッカーはヒデと一生共にあるものだろう。
だから、サッカーとヒデ両方を愛する者として。サッカーを好きにさせてくれたヒデを尊敬する者として。
これからもヒデには、ヒデの思うように生きて欲しいし、遠く離れた立場でも応援してる。
本当にありがとう。お疲れ様。

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