ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2008.09.18 Thu
一糸まとわぬ杉本彩が毛皮反対アピール
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すみません、またニュース引用で。
気になるニュースなもので。
杉本彩さん。元から好きな人ではありますが。
そのプロポーションもさることながら、この姿勢。
恰好良いの一言です。
一応自分も活動家の端くれなので、PETAは当然知ってます。
>「(反毛皮へ)目を向けてもらうためなら、これぐらいのことなら平気。
>リアルファーをまとわなくてもゴージャスにいられることを
>若い人たちに知ってもらいたい」
>杉本は、今回のヌードでの広告出演を無償で引き受けたという。
いやご立派です。
こういうのがプロっていうんじゃないですかね。
毛皮に関する知識もない癖に毛皮は可愛いから良いとアピールして
動物愛護団体から批判を受けて
「だってあたしが殺してるんじゃないから知らない」
とのたまった神田うの氏とは、同じ芸能人として、女として、人として
器が違いますね。
私は毛皮は反対です。
賛成って言う人は、毛皮がどういう工程で作られているかを知らないで
言っている人が多いです。
知らないなら仕方ないんで、まず知って欲しいです。
知った上でも賛成だと言えるのなら、その意見を言えばいい。
「あたしが殺してるんじゃないから」なんて浅墓なことではなく
どう毛皮が素晴らしく必要なのかを語ればいい。
ならば意見としてこちらも尊重しますけども。
そうではない、無知な上知ろうともしない、自分の手が汚れなければ
陰で誰がどうなろうがどうでもいいっていう自分勝手さは嫌い。
毛皮について知らないって人。
ググるとショッキングな情報や映像なんかもヒットすると思います。
毛皮って昔のように、死んだ(食べる為に殺した)動物の毛皮を
捨てずに使っているだけだと思っている人も結構いるんですよ。
あと、表面の毛を刈っているだけだと思っている人も何気に多いです。
(これは聞いた時、魚に骨が入ってる発言と同じくらいびびった)
簡単に言うと、毛皮は生きたまま剥ぎます。
死んだ動物だけじゃ生産量が間に合わないし、
いちいち麻酔かけたり殺してたら効率が悪いので。
生きたまま押さえつけて剥ぎます。
生皮剥がれたくらいじゃ死なないことも、どれだけの苦痛があるかも
想像力さえあればある程度わかりますよね?
剥いだあとは、死のうが苦しもうが、イラナイブブンなので、
血塗れで鳴きながらもがいているのをゴミ箱にポイです。
そうやって大抵の毛皮は取られています。
よく、毛皮だけ反対するのはおかしい、って反論があります。
それは確かにその通り。
でも全部のおかしいことに声をあげてはいられません。
宮沢賢治じゃないので、世界全体は荷が重過ぎます。
だから、自分の手が届くところから、できることからやっていったって良いと思う。
偽善だの売名だのって言う意見も聞きます。
まず、『やらない善よりやる偽善』。
売名だとして、それによる効果と、毛皮反対と公言することのリスク
本当に前者の方が大きいでしょうか?
毛皮反対って言えば、毛皮推しのメーカーが衣装提供してくれない
スポンサーについてくれない、CMの話がこない など
諸々の不利益が生じる可能性があります。
それを考えて、芸能人本人がやりたがっても事務所やらが反対することもあります。
そんなリスクを背負ってまで人気商売の芸能人が公言するんだから
名前くらい売れたって罰は当たらないと思いますが。
毛皮(動物殺し)に反対するなら、肉を食うな、ゴキブリ殺すな、植物だって命だろう
って反論も必ず、動物愛護関連の活動しているといわれるんですが。
ひとつひとつ書いていくときりがないので自重しますけど
これもやれることからやればいいのでは、ってことでもありますし。
生皮剥ぐのと銃で殺すのと薬で殺すのと、どうせ殺すことは同じなのだから
残酷な殺し方を反対するのは偽善 って意見もありますが
それはそうかもしれませんが
じゃあ人間の殺人犯が、殺した人数や殺害方法の残忍さで求刑が変わるのは何故でしょう?
動物愛護法も、たとえ殺すための命でも、粗末に扱ったり
無駄な苦痛を与えないように、というのは定められてるんですよね。一応。
毛皮って本来人間が営んできた云々って意見。
まずこういう毛皮反対運動って、アイヌとかエスキモーとか
本来の生活をしてきている人たちには言ってないです。
で、本来の生活ってのは、生きるために、やるかやられるかのリスクを負って
自ら立ち向かって倒して、肉を食べるわけです。
命のありがたみを知っているから、食べた後の皮や骨も無駄にせず利用する。
(それとファッションのための毛皮を一緒にするほどアホな団体の活動は
私も賛成しかねます。当然。)
現代の毛皮って、そのどこにも当てはまらないでしょう。
手が汚れることは人任せ。知識無し。金さえ出せばいい。
必要なのでなく、自己顕示のために利用しているだけ。
肉のための毛皮を有効利用、じゃなく、毛皮のために肉はポイ捨てですよ?
まして毛皮以外に着る物はたくさんあります。
どうしてもふわふわしたのがよければ、フェイクファーでいいじゃない?
と言いつつ、フェイクファーも実は突っ込みどころのあるものなんですがね。
これも話が逸れるのでやめておきます。
毛皮は、残忍な方法で、どうしても必要ではないもののために
動物を犠牲にしているので自分は反対なわけです。
要は、いろんな意味で『無駄』なものはやめようって
それだけの話。
毎度長い文ですみません。
これでもかなり端折ったって言う。(苦笑)
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