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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.11.23 Sat
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2008.03.03 Mon
前半に様々な事象や感情が描かれ、後半に見せ場がある展開は1巻と同じ。
ただ今回は、女性陣のキャラが前面に出ているようだ。
この巻を読んで、フェリが前より可愛く思えた。


以降ネタバレ。

少なくともキスをしたことのある女性からの手紙が、
レイフォンを取り巻く女性陣に回し読みされてしまうというのは
如何にもではあるが面白い。
リーリンの存在に嫉妬する反面、
今傍にいてご飯を作ってあげられるのは自分だ
と思うメイの気持ちは同じ女としてとてもよく分かる。

恋愛感情はさておいて、ニーナの焦りの気持ちも共感できた。
レイフォンが自分の身近にいる、かつ普通の人間と同じだと思えば
彼より年上の自分は彼を越えなければ。
少なくとも、彼に吊り合うようでいなければ、と考えるのは
普通の向上心がある人間ならば当然のことだ。
その為には多少の無理も厭わず
自分を追い込みたくなる気持ちはとてもよく分かる。

汚染獣との戦いの際、動けない体で駆けつけることも
浅墓かもしれないが、のうのうと病室で寝ているわけにはいかないだろう。
隊長として、そして人として。

彼女の戦術によりレイフォンも戦いやすくなり、面目躍如とも言える。
が、何より、レイフォンがというよりは強い人は、男というものは、
自分ひとりで背負いこみ、
人には無理をするなと言えても自分は平気で無理をしてしまうものだから。
それを止められて、この先こういうことがあっても
自分が止めてやればいい、とニーナが思えたことをとても嬉しく感じた。

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