ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2008.10.07 Tue
嫌いではない。が、理解できない。
ラストまで読んで『で?』というのが感想。
だからなに?
淡々と続く文は嫌いではないが、なんの”結末”も無い結末。
勿論これでハツとにな川が付き合いだしたら興醒めなのだが、筆者の言いたいことが伝わらない。寧ろなにか伝えたいことがあったのかどうかがわからない。
誰もが似たような感情を抱いたことがある、青春の最中の生きていく痛みのようなもの。
その記述は共感出来る。比喩表現も面白い。だが、くどいと感じた。全編をそれで書かれても、どうなのだろう。
解りづらいこと=芸術 の図式なのだろうか。
筆者の他作品も読んだが、厨二病の痛さをありのままに描き、ただそれだけというパターン。
受賞するほどの魅力は感じられなかった。
生きることの痛みなら、文体や内容込みでもっと秀逸なものは他にいくらでもあると思う。
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