ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2007.03.08 Thu
単純に、知らなければならないと思い読んでみました。
自分の予想と違って、連綿と当時の体験を並べているのではなくて
基本的に回想で、思ったほど残虐で辛くなるシーンが山ほど、というわけではなかったです。
筆者が詩を書く人だということが作用しているのかもしれませんが。
もちろん虐待の実態であるとか、それでも誇らしく思った気持ちとか
そういうことは書いてあるのですが、自分的にちょっと驚いたのが
冒頭の詩。
内容は、靖国に祀られた戦友が筆者に語りかけており、ここではなく故郷に帰りたい、
自分たちは死なせて天皇陛下は長生きをして・・・
という感じ。
ここまでストレートに、戦争に行った人の口から天皇批判を聞くことがなかったのもあり、
靖国神社の意義というかあり方というか、中国から言われるから、ではなくて
本当に遺族の意思を尊重してもっときちんと考えられないのかなと思いました。
分祀や法人化で片付く問題ではない気がしますが・・・
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