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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.11.21 Thu
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2006.05.24 Wed
ふう。読み終わった。
ラストがちょっと肩透かしというか、さくさくあっさりでさしたるどんでん返しもないけど
感動したりほっとしたりもしたので良かったなと思う。

読んでいる最中に思ったし、解説でも似たようなことが書いてあったけど、
私みたいな信者ではないがキリスト教の知識はそこそこある、というポジションの人が
一番この小説を楽しく読めるのではないかと思う。
楽しくというのはhappyではなくてinterestingだけど。

そして聖杯伝説を信じる者にとって、『ここ』が新たな巡礼の聖なる地になるのではないだろうか。
本当かどうかは兎も角として私は行って見たいし、行ったらきっと脆いて祈ると思う。

私が聖書に抱いている播りの部分が、後から作られたもので
本当の『キリスト教』がこんな感じなら、私は純粋に洗礼を受けてもいいと思う。
中学生の頃、一時期本当に洗礼を受けようと思ったこともあるし。
人として偉い人で、頑張って、そして最愛の妻と娘を残して死んでいった人
ならば、父の子で処女から生まれた人
よりも親しみがわくし、信じるというか、素直に称えられるなと私は思うのだ。


BAMから、真保さんのミステリーとどっちが面白いかと訊かれて、
どっちも真実に基づいているという意味では同じだからどちらも面白いと答えたけど、
ただ真保さんにミステリーは人が死なない、死んでも少数、とかな点が私にとってカルチャーショックだった。
ミステリーといったら不可解な殺人事件が起きる、次々連続殺人が起きる、それを解決。
っていうパターンしかないと思っていた私にはショッキングだった。
それを思えば、ダンのこの本も人がたくさん死ぬ典型ミステリーであるとは思うな。

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