ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2006.02.03 Fri
カスピアン王子のつのぶえ ナルニア国ものがたり (2)
C.S.ルイス, 瀬田 貞二
あまり面白くない。期待していたのに意外に面白くない。
というのは1巻を読んだ時点で書いたと思いますが、
一応全部押さえておかないとと
2巻に挑戦しているわけなのですが。
やっぱり面白くないなあ。
全然こう、血湧き肉踊らないのです。
ふと思ったのが、聖書に似ているな、と。
なんというか、
「できるなら恩に着せずとも最初からやってくれたらいいじやん」
「なんでそう回りくどいこと言うの。なんでそう意地悪なわけ?」
「ってゆーかそれ、可笑しくない?なんでそれが正義なの?」
と、聖書を読んでいて抱く神様に対する違和感みたいなもの。
特に旧約聖書の。
そういうのに似ているなあと思うんですね。
だから全然ライオン王アスランが、恰好良いのかもしれないけど
なんだかいまいち不親切に思えるし、
どうしてこの四人が選ばれているのかもいまいち分からないわけ。
指輪物語では、ホビットほど、フロドほどこの役に相応しい人はいないと思ったし、
ガンダルフやアラゴルンのように勇ましく知恵が豊かで頼れる人はいないと思ったけど
そういう説得力や魅力のようなものが、何も感じられないんだよな。
薄っぺらいというか。
けして悪くはない。駄作ではないんだろうけど、
面白くないなあ。
と言いつつ、シリーズは全部読んでみるつもりなんですけどね。
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