ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2005.09.16 Fri
雪の文様
高橋 喜平, 高橋 雪人
北海道生まれのせいか、雪にはやはり親しみがある。
北海道は寒いし、雪がよく降る。降った雪がなかなか溶けずにいる。
手に積もった雪は、肉眼で結晶が確認できるほどだった。
雪の結晶がこんなにも給麗だと知ったとき、自然の神秘に驚いたものだった。
なぜこんなにも複雑で美しい模様になるのか。
なぜひとつひとつが違うのか。
不思議で仕方なかった。
それを思い出して、手に取ってみた本。
幼い頃の自分の驚きを、もう何百年も前に感じて
雪輪や雪花という模様としてデザインしていた当時の日本人の
美的センスには驚いた。
写真付きで色々な当時の絵や食器などが載っているが、
やはりこれを美しいと思うのは日本人ならではなのだろうか。
雪花文様の着物が欲しい…とかなり本気で思ってしまった。
模様としての雪の結晶についてはこれで初めて知ったが
勉強になってとても良かったと思う。
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