ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2005.09.28 Wed
江戸っ子武士道―海舟と南洲
城 昌幸
勝海舟が主人公のお話。
読んでいて、歯切れもよくて面白いけれど、ちょっと時代背景が頭に入っていないと展開についていきにくいのでは、という気がしました。
期待していたほど、新選組や長州勢などの背景もかかれておらず、勝万歳のお詣です。正直、これはどこまで史実に沿っているのだろう。本当にこんなにも勝さんひとりだけが先見の明があって、あとは馬鹿ばっかりだったのかと疑問に思いました。
ラストも、明治維新あたりまである程度書くのかと思っていたのにあっさりさくっと終わってしまい、物足りなさを感じました。
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