ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2005.10.12 Wed
大政奉還―徳川慶喜の2000日
童門 冬二
今まで小説・資料関係を読んでみて、自分の中に残ったイメージ。
徳川慶喜は卑怯で弱虫。
結構小説なんかでも、まあ主戦派の容保や新選組サイドから書かれているので
致し方ないと言えば致し方ないんだけども、
そういう描かれ方ばかりなんですよね。
で、「本当にそうなのか?」と疑問に思ったわけです。
これを読んで、そこまで慶喜ってすごい人だったのかなあという疑問も
沸き起こりつつはありますけども、ちょっと、ああ良かった、みたいな。
しっかり慶喜サイドから描かれているので、今までの悪いイメージを払拭してくれました。
榎本武揚の蝦夷共和国もそうだけれど、公武合体とか
慶喜の思い描いていた『第三の道』が実現していたら、面白かったのにな。
現代日本に至るまでにそれが残っているかは別としても。
もしと言っても仕方ないのは分かっているけど、つい考える。
もし実現していたらなあ。
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