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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.12.04 Wed
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2010.01.15 Fri
真保 裕一
講談社
発売日:2009-08-26

読んでいて、『奪取』を連想した。
スピード感と、ちょっとアニメ的というかフィクション感が強く
こんなことあるわけないと思いつつも
テンポ良く読み進めてしまう感じ。
読んでいる最中は、これだけ広げてしまって
あとこのページ数でどうやって集約させるのか
などと思っていたが
結局あっさりとうまくまとまり
(現実的に考えればあっさりでもまとまってもいないかもしれないが)
それぞれがちょっとずつ前を向けるようになっている。

自分が百貨店勤務の経験があるせいか
真夜中の誰もいないデパートというシチュエーション、
接客へのあり方、百貨店への愛着などの気持ちに感情移入しやすく
世代的にはややずれるのだろうが
それでも幼かった頃両親と行った百貨店には思い入れもある。
懐かしき、古き良き時代。
しかしそれは失われたものではなく、現代にも遺っているはずのもの。


登場人物も多く、終盤で突然登場する人もいて
少々とっ散らかった印象を感じなくもないが
感動出来るいい話になっていて
非常に面白かった。

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