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ふと思いついては消えていく戯れ言の中にも大事なことや本気なことはあるよな、と思い極力書き留めよう、という、日々いろんなことに対する思いを綴っています。
2024.11.21 Thu
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2011.08.05 Fri
迷ったのだが、27歳のとき成井さんが書いた脚本を、27歳の柿喰う客の演出家が演出する、という文言に興味を惹かれて観に行ってみた。
ナツヤスミ語辞典は初見ではないので、ある意味余裕を持てたとは言える。
が、どうしても前に見たキャラメルの同作と比較してしまい、純粋に楽しめたとは言い難い。

単純に好みの問題ではあるのだが、のっけから舞台でリズムを刻み出されたときに、これはまずいなと思った。
苦手なタイプの演出だなと。
柿喰う客については名前は聞いたことがあったものの、芝居を見たこともなければ予備知識も殆どなかったのだが、こうしたタイプの劇団だとは思わなかった。
客層もいつもと随分違う印象で、芝居が終わればさーっと帰ってしまうし
隣の客は独り言が多く気になって舞台に集中できなかった。
何より、演劇初心者の友人を連れて行ったため、ひいているのではないかと終始気が気ではなかった。
実際、終演後恐る恐る訊いてみるとびっくりしていたし
『ナツヤスミ語辞典』だ、と思わずに、きちんと下調べをしてから誘うかどうか判断すべきだった。

逆に言えば、同じ脚本でも役者と演出が違えばこうまで違うかといった感じで
その違いは面白かったし、キャラメルのいつもの公演だけではできないような演技をキャラメルの役者がしているのは面白かったと思う。

それでも、先生はやっぱり二日酔いで授業をすることがあっても好かれるどこか爽やかな先生であって欲しかったし
ヤンマの一人の戦いがただの我が儘にしか見えずとても残念だった。
ムロマチはこの役者さんも中々恰好良く演じてくれてはいたが、強く見えてもどこかに弱さがあるような坂口さんの演技の方が自分としては好みだった。

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